クリスマスが近づくと、街に電飾・イルミネーションが増える。
モミの木様の常緑樹にも枝だけになった落葉樹にも無数の豆球が取り
つけられて、夜空に樹のシルエットを浮かび上がらせる。
自然の造形の見事さを生かしたイルミネーションは確かに美しく
ロマンチックでもあるが、生きている樹木に電球コードを巻きつける
心苦しさをいつも感じてしまう。
休眠中で無機質にさえ思える落葉樹の中にも脈々と樹液が流れており、
そこに電気コードを巻き付ければ、人ならずとも具合が悪くなるのではと
心配になるのだ。
かく言う私もマイホームを手に入れた頃は、庭木に電飾をするのが楽しみで、
鉢植えのゴールドクレストやベンジャミンに豆電球を掛けたこともあった。
その時、豆電球やコードの重みで枝がたわんだり、着脱の際に葉や芽を欠いて
しまったりして内心心苦しく思っていると、それを脇で見ていた当時幼稚園児の娘が、
「木が痛がってるよ、もうやめて!」
と泣き顔になって哀願した。
以来我が家では生木への電飾は、たとえクリスマスでもご法度となった。
幼な子には、親が良かれと思って結んでやったリボンやゴム髪飾りでも、
違和感があったり重かったり髪に絡み付いたり、負担になることがあったのだろう。
それで木の気持ちにも敏感になったのかもしれない。
電飾もライトアップも短い期間のお祭りを盛り上げる為なら、木たちも多少我慢
してくれるか、中には晴れがましい気持ち(笑)の木もあるやもしれない。
しかし、出来れば、電飾を眺める人達がそういう木の痛みにも思いを馳せてくれる
きっかけとなるように、
「木の負担を考えて電飾期間を○○期間に限定しております。
○○並木の木々のみなさんのご協力に感謝いたします。」
などとちょっとおとぎ話風のお知らせが、どこかに掲げられたら
嬉しいなとも思う。
2005年12月04日
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木だって縛り付けられて苦しいし、まぶしくて眠ることすら出来ない。
そんなに飾り付ける必要がどこにあるのやら?
話は少しずれますが、学校行事でクリスマスやハロウィンなどは良くて、
神道や仏教がいけないのは何故でしょう。
左巻きの先生は変です。
ブログを見た後、
樹木に電飾をつけている場面に遭遇しました。
そこは、最近オープンしたばかりのショッピングモールで、
飾り付けられていた木はまだまだ若く、細い枝に
幾重にも巻きつけられたコードが痛々しく感じられました。
とはいえ、ブルーにライトアップされると
「きれ〜い」とうっとりしてしまう自分・・・
矛盾してますね(ーーゞ。。
夜は暗くなければ、眠るものも夜行性のものも困ってしまう。
蛍光灯の下で夕暮れを感知できず、蕾を開けなかった
あのカラスウリも思い出すね・・・。
小学校に民間出身の校長先生が着任されて「おはなし会」で
日本神話の絵本を読めた時は感激だったけど、今度は
PTAの反対にあって継続できなくなった。クリスマスには
何にも反応しないくせに、本当におかしいよ。
私も見れば「キレ〜イ!」と思います^^;
光は人を魅了しますし、木は神さまの造形そのもので
間違いなく美しいのですから、無理ないです。
ただ光で幻惑されているその下には、コードでぐるぐる
巻きの気の毒な木の姿があることに気付く人が、
少しずつでも増えてくれるといいなと思います。
これからもどうぞお気軽に、何でも書いていって下さいね♪
お友達も含め、物事の本質のところを的確に捉えて、それを率直に明るく楽しく語られています。
イルミネーションの美しさの裏側の木々の痛みを忘れずに、もっと普段の緑に愛情が向かうように…僕も語りますね。
ほんとだね。。。木には負担になるからね。
夜は寝かせてあげないとかわいそう。。。
今の憲法には、日本の歴史・文化否定という背景もあると考えられてきたし、事実、神祇の分野は戦後の日本の「まつりごと」から追放されたしね。
クリスマスを否定しないのは、この前提から行けば当たり前。まぁ、一部の宗教・政治勢力がその後ろで人を操ってるのは確かなんだけどね。。。
近頃、どこでもかしこでも電気をつければ綺麗でしょってイージーな飾りが増えたなあって
思っています。
歴史のある建物にまで電飾をされると
何のために???と。
夜はそれなりに綺麗でしょうけれど・・・
昼間にみるコードには悲しくなります。
ナンにでも旨み調味料を入れちゃうっていう
考え方に近いのかなあ。。
片山さんのように実際に世の中を大きく動かすお力のある方に、
私見を聞いて戴きたくて片山さんのブログに書き込みをしてしまいました。
京都は特に電飾が似合わないと私は思っていますので・・・
生意気を言って申し訳ありませんm(_ _)m
これからも色々なお話楽しみにしております。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
まつりごと、は政治以前に「祭り事」だったのにね・・・。
都合の悪い人たちによって意識的に排除されたのに、
純朴な人たちはそれに乗せられたということもあるのかな。
クリスマスは日本人にとっては、小道具の揃った楽しい童話の世界。
さすがに聖書を語りだせば、学校もPTAも黙ってないかもね。
本当は、メジャーな宗教の概要は、一通り学校で教えるべき
だと思うんだけどね・・・。
一過性の流行かとも思いましたが、結構続いてますね。
光はやはり人々の心を明るくしますから、一定の時期限定なら
景気回復などの為にも仕方ないのかな・・・。
歴史的建造物への注目を集めるのに、他に方法ないんでしょうか。
ライトアップも似合わない。。。
どこかの住宅街のクリスマス電飾競争みたいのは、
そろそろ下火でしょうかね。あれは醜かった・・・。
ブレーカーが落ちるので、中の人はロウソクで暮らすとか。悲哀。
旨味調味料とは・・・ウマイ!
お手軽均一幸せ中毒症ですね。
本当に。感謝。。
ええっと・・・本当に癒されますか〜?(笑)
元来へそ曲がりなので、ご不快な点も多々あると思います。(^▽^;)>
拙ブログ内での放言はご容赦下さいm(_ _)m
他所へ書くときは、次からはメール等にしますね(またしても反省中。。。)