2008年07月24日

鬼百合・零余子

 食用百合根から小鬼百合の花が咲いてからと云うもの、以前は
『あぁ咲いているな』と思う位でしたオレンジ色の百合を見かける度
近寄り「小鬼」か「鬼」か、を思わず確認してしまうようになりました。

 結果、圧倒的に「鬼」百合が多いのです。 家の「小鬼」はもうテッペン
の蕾まで咲ききっておりますし、これは時期的な理由でしょうか?
それともやはり、鬼百合には、零余子(ムカゴ)が出来て繁殖しやすい
からでしょうか? 

 どうも島国育ちで進入してくるライバルも少なかった日本在来種は、
競争力が弱く、外来種に負けてしまうことが多くて悔しいです。

 鬼百合は中国からの渡来種で日本に生えているのは三倍体。
種が出来ずにムカゴをまき散らす道を選択したようです。 三倍体が
あるということは、中国には2倍体、4倍体の鬼百合が存在する筈です。
中国では鬼百合は、結実しムカゴが出来ないのでしょうか? 

 中国渡来の三倍体といえば、あの彼岸花もそうでした。 
鬼百合も彼岸花も元は一個体の三倍体から生じたクローンだと思うと
その凄まじい繁殖力に愕然とします。 

   08-07 027.jpg
08-07 028.jpg ↑「鬼」百合 
 ←葉の付け根にできる零余子(ムカゴ) 
  小鬼百合より大きいイメージですが、
  町中では 殆ど同じ位です。
 ↓条件のいい場所では、花も背丈も確かに
  とても大きくなります。
夏花 033.jpg


   gs-08-07 013.jpg
08-07.jpg ↑日本在来種の「小鬼」百合  
 ←葉の付け根にムカゴはできません。
  葉は細身ですが、個体差が
  あるようで、調査中。


 さてさて「零余子」と書いて
 何故「むかご」と読むのでしょう?
 「むかご」の語源は「肉芽・にくが」
 からの転訛とされますが、こんな難読漢字
 が当てられたのはいつからで、何故なのか? 
 こちらも目下鋭意調査中。



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posted by 山桜 at 00:00| Comment(9) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
零余子の字面から見ると、手にするとすぐにポロンと落ちるところや、妙なものがくっ付いているようなのでピッタリです。
しかしそれをどうして「むかご」と読むのか?
もともと、やまと言葉で「むかご」と呼ばれ、漢字が後から入ってきたのかしらん?
Posted by キミ at 2008年07月29日 00:06
零れるもの
余れるもの


その様態から割り当てた漢字ですかね
漢字と読みとの具体的関連性が無いのは
日本語にはときどきありますよね

Posted by 幽黙 at 2008年07月29日 07:34
零余子(ムカゴ)ですって。面白い漢字ですね。こちらではムカゴって言いますと、山芋の実のことを言うみたい。ムカゴをご飯に炊き込んだりします。鬼百合は根は毒があるとか聞いたような気がしますが、これは、マンジュシャゲとこんがらがっているのかしら???
Posted by 山口ももり at 2008年07月29日 08:22
◆キミさん、こんにちは
 仰る通り、漢字の意味的には成る程と納得なのですよね。
ムカゴと云う言葉が先にあって、当て字をしたのなら、
少しは音も気にするものだと思うのですが、不思議ですね〜

 そもそも肉芽からムカゴと云う説も、もう一つ腑に落ちない
のですが…う〜ん、朝からまたこんなこと考えずに働かないと〜^^;
Posted by 山桜 at 2008年07月29日 10:15
◆幽黙さん、こんにちは
 とても分かりやすく書いて下さってありがとうございます〜!
こうして書いておけば、親切でした。 端折ってしまい
反省です(。。;)

>漢字と読みとの具体的関連性が無いのは
>日本語にはときどきありますよね

 幽黙さんのまたの姿「案山子」もそうですね〜
中には説明されれば、あぁ!と納得するのも多いですよね。
「九十九」が 次百 で 「つくも」とか
「八月一日」が 穂摘み で 「ほづみ」とか
「四月一日」が 綿貫 で 「わたぬき」とか

 零余子も意味重視の当て字なのかな〜 
こういうことを考えているのが楽しいんですよね〜^^
Posted by 山桜 at 2008年07月29日 10:43
◆ももりさん、こんにちは
 仰るとおり、単に「ムカゴ」と云うと、山芋のムカゴを
思い浮かべますね。 零余子という漢字も元々は山芋の
ムカゴを指すものだったようです。


(朝、バタバタと書き込んだので訂正・追加します<( _ _ )>)
 オニユリの鱗茎(球根)は食用ですし、毒は無いです。
彼岸花(まんじゅしゃげ)の鱗茎はそのままでは有毒ですが、飢饉時には
水に晒して毒を抜いて食用にしていたということです。
毒があるのを利用して畦に植えてモグラ避け等にしつつ、万一の時には
食用にするなんて、昔の人の智慧は生きた使われ方をしていますね。
Posted by 山桜 at 2008年07月29日 10:48
 今日、近場の崖沿いに、コオニユリの群生を見つけました\@▽@/ 私メの日記に
UPしましたので、お暇な時にお越し下さいませ。 と言いましても、
こちらの写真と何ら変わりませんが、違いを強いて言うなら、葉の細さかなぁ?と。
コが付いた方が、若干細身の様な気がしますが・・気のせいかしら?
後は咲いてる場所? あ〜、やっぱり判りませぬ(涙) 
Posted by メダカの目 at 2008年07月29日 19:47
◆メダカの目さん、沢山のコメントありがとうございます!
 おおっ、コオニユリの自生地群落ですか!? 素晴らしい☆
この後、早速拝見に参上致しますね〜((((o゜▽゜)o))) ワクワク♪

 上記にも書きましたが、私もやはり小鬼の葉の方が、
鬼の葉よりもぐっと細身のことが多いと思います。
ただ、ムカゴなしでもオニユリのような笹葉がついている
個体もあったので(写真を撮れば良かった〜)、断言できずに
おります。 データ集めにご協力願えると助かりま〜す<( _ _ )>
Posted by 山桜 at 2008年07月30日 09:32
◆メダカの目さ〜ん!
 コオニユリの群生日記、見つかりませんでした(T^T)
一体何処に〜?
Posted by 山桜 at 2008年07月31日 14:37
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