2005年12月14日
初氷
冬になれば 氷(しが)こも張って
どじょっこだの ふなっこだの
天井(てんじょ)こ張ったと思うベナ
とうとう家の睡蓮鉢に初氷が張った。
鉢の中にはメダカが数匹いるのだが、今頃このわらべうたのように
天井がふさがってしまったと、冷え切った水底からメダカの名前どおり
目だけキョロキョロ高く見据えて、冬の訪れを嘆いているかもしれない。
この歌の1番「春になれば…」は良く知られているが、それに続く夏秋冬の
歌詞は意外と歌えないのではないだろうか?
まんず、この機会にどんぞ「秋田弁」で歌っでみてけれ。
「どじょっこ ふなっこ」 東北地方わらべうた・岡本敏明作曲
1春になれば 氷(しが)こも解(と)けて 2夏になれば 童(わらし)こ泳ぎ
どじょっこだの ふなっこだの どじょっこだの ふなっこだの
夜が明けたと思うベナ 鬼(おにっ)こ来たなと思うベナ
3秋になれば 木(こ)の葉こ落ちて 4冬になれば 氷(しが)こも張って
どじょっこだの ふなっこだの どじょっこだの ふなっこだの
舟(ふねっ)こ来たなと思うベナ 天井(てんじょ)こ張ったと思うベナ
秋田では、名詞には何でもよく「こ」がつく。
可愛い(めんけ)とか、大切とか思う気持ちがこもっているようだ。
筋子やタラコ等の魚卵のことは「たまご」ではなくて単に「こ」と
呼ぶのだが、これにもまた「こ」をつけて「こっこ」と呼ぶのが
耳慣れるまでなんとも可笑しかった。
反対に私がしょっつる鍋に入っていたハタハタの卵(ブリコ)を
「ハタハタは体は小さいのに卵の粒は随分大きいんですね。」というと、
「あえ〜っ、これはこっこだぁ。卵はおっきい鶏の卵のことだべ。」
と大笑いされてしまった。
ちなみにハタハタの卵を「ブリコ」と呼ぶ訳は、食べた人ならすぐ分かる。
一粒の直径が2〜3mmほどもあるブリコは、とても歯ごたえがあって、
噛むと「ブリブリッ」と音がするほどなのだ。
そのブリコの固さと音の響きは義兄の表現を借りれば、
「頭の中の精密機械が壊れるほど」
なのである。 初めて食する時はご用心めされ。
この記事へのトラックバック
今日は二度目の登場で〜す!
今度は、<ハタハタ> に誘われて・・・
一昨日、ハタハタをお鍋でいただきました。
実は、お鍋にしたのは初めてなの。
近所のスーパーで、めずらしく生のハタハタを見つけ、
寒かったこともあって、即、お鍋に決定!
残念ながら卵・・もとい、ブリコは入っていなかったのですが、
柔らかな身が美味しかったです。
「また食べたぁい」と子ども達にも大好評でした♪
*カラスウリの種、
>柿の種を食べちゃった時、口の中で周りの袋から
>種をツルンと出す時の感覚なんんだけど、分かります(笑)?
わかる!わかる!あーなるほどです。快感ですね(笑)。
ブリコは多分地元独占でしょうね。ハタハタ寿司にもしますし…
今度は是非、しょっつる(塩魚汁・魚醤)を醤油の代わりに使って
お鍋をしてみて下さい。ハタハタが原料ですし寒冷地の発酵食品なので、
同じ魚醤のナンプラー(タイ)やニョクナム(ベトナム)のような強い癖
はなく、ずっと上品な香りなんですよ。
我が家のお薦めは何と言っても「佐藤佐七商店」ブランドです♪
あ、あと「さしびろ」というワケギに似た青葱も山程投入して…
色んなキノコとお豆腐も入れて…
半分凍った冷た〜い鉈漬け(大根の麹漬)に熱燗も用意して…
あ〜ほっこり積もった雪に囲まれた家の中でしょっつる鍋、いいなぁ((*´▽`*))
東京は今日だったんですね。初氷。
こちらでは先月の17日だったかな?
昨日、今日と、我が家のビオトープ?
はカチカチに凍ってました。
父の郷が秋田なんです♪
秋田弁なつかしい。。
電話で話すとよくわからないんだけどね^^;
ブリコを持ったハタハタの一夜干し、
夏休みに遊びに行くと必ず食べました。
乱獲?でハタハタが食べられない時期がありましたけれど・・・
大阪でもここ数年、よく見かけるようになりました。
でも子持ちハタハタは手に入らな〜い!
久しぶりにぶりコを食べたくなりました。^^
↑
寒い?
それにしても、今週から寒いですね。。
氷が張ったことに気付いたのは昨日なのでした〜^^;
そちらでは先月の17日頃でしたか、かなり早く冷え込むんですね。
子供の頃は平気で手を突っ込んで氷を引っ張り出して
遊びましたが、流石に今は手が出ません…。さぶっ!
全然なまって無くてちょっとツマラナ〜イ(・ε・)
>久しブリにブリコ〜
たははっ! ブリのコは何て言うんでしょうね〜?
ハタハタは雷の鳴る頃良く取れるので漢字では、
「魚雷」で、
ブリコのブリブリ音も雷の音みたいと言われるそうな。
秋田の何か面白い話、父上にお聞きしたら教えて下さいね〜♪
そうそう子供の頃は、ハタハタの産卵期に浜辺にいくとブリコの塊りが
いっぱい拾えたんだって。そんな日が戻ってくるといいですね〜!
「はたはた&ブリコ」の文字に思わず見入ってしまいました!
私は山形の酒田市出身(秋田に近い)なのでブリコ知っています!大好きです!子供の頃は、バケツ?持って浜に行きブリコを拾ったものです。懐かしい〜(^^)
2年前に一時帰国した時に丁度冬だったので、ブリコを食べました。何年ぶりかで食べました。あの食感たまらないですよねー!とっても美味しい!
うちの子供達は、皿一杯のブリコを見て最初???で、これを食べろと言うの〜って顔をしていましたが、食べたらやみつきになっていました^^
冬の日本海の味覚は美味しいものばかりですよね!
あ〜!食べたくてたまらなくなって来ました!!
ごめんなさいね。初めてなのにこんなにズラズラとかいてしまいました。
では、又美味しい話しを聞かせてくださいね^^
「めっちゃさび〜!」と同じ日本語とは思えません。
メダカの水槽の掃除…した方がいいんでしょうね…(遠い目)
なかなか勇気が出ません。そ〜っとして置きたい気持ちです(^▽^;)
ハタハタ&ブリコ仲間がこんなにいらっしゃるとは、
夢にも思いませんでした。とっても嬉しいです〜♪ヽ(^◇^*)ノ
お皿いっぱいのブリコ食べて、皆さんの脳内はご無事でしたか(笑)?
さぞかし賑やかな食卓だったことでしょう!
雪に囲まれた家々の中からもれる優しい明かりと楽しそうな笑い声、
雪国の冬は実はとっても豊かな温かさに満ちてるんですよね〜♪
はららご(いくら)も大好き!筋子も!!
秋田でもいくらの事をはららごって言うんじゃないですかー?近いし、秋田弁と酒田弁って似てますし!
ですよね〜(爆笑) やはり日頃からガッコ(お漬物)とかバリバリ食べて
アゴを鍛えておかないとキツイですね〜(><)
あいや〜筋子は「すンじこ」とか「しじこ」とシャベッテ(言って)るンでないかなぁ〜
塩鮭は「ぼだっこ」ニシンは「かど」だなス。
酒田には鳥海山に登った時、お邪魔しました。
県境で山形と秋田の県民性の違いを垣間見たように思いました。
どちらかと言えば、山形は自然の趣を大事にしていて、
秋田は新し物好きといおうか…
私からすると秋田は、何でも近代化しすぎる所がちょっと残念かなぁ
あごがいでくでの〜!(あごが痛くってね!)
なまりが使えるのが楽しいー!
そうなんだー!酒田に来たことがあったなんて嬉しいです^^
鳥海山って秋田と山形にまたがっていますもんね。
秋田の岬公園って知ってます?
景色が良くって好きです^^
私は義母と電話で話すことが多いので、すっかり秋田の言葉が
耳に馴染んで、今ではかなり聞き取れるようになりました。
最近日本では、お国言葉をいかしたバラエティが人気なんですよ。
普段標準語を話している芸能人が故郷の家族や友人に電話して、
なまったら減点されるとか、方言で書かれた文章を読みながら、
標準語に訳していくとか、意外と難しいらしくて、毎回皆さん悶絶しています(笑)
岬公園ってどこの町のかな?
岬って言ったら、男鹿しか行ったこと無いけれど、
寒風山からの眺めは絶景でした。
日本海って、夕日が海に沈むでしょう?とってもロマンチックですよね〜(^.^)
>最近日本では、お国言葉をいかしたバラエティが人気なんですよ。
見てみた〜い^^面白そう!
私も、実家から電話が来た時には、友達が傍にいても山形弁になっちゃうのー(>_<)みんな何言ってるのか全然ワカンナイみたい〜〜(^^ゞ
海に沈む夕日はちょっとしたカルチャーショックでした!
>見てみた〜い^^面白そう!
マシューズ・ベスト・ヒッツの中の「なまり亭」っていう番組なの→http://www.tv-asahi.co.jp/matthewtv/contents/namari/index.html
お国言葉の原稿などが見られますよ♪
しょっつる&佐七を検索してこちらへたどり着きました。
少し前の話題でしたが、山桜さんのハタハタとしょっつるのログを拝見し、嬉しくなって初めてのResとなります。
お書きになった「佐藤佐七商店」ですが、私の実家です。あと数年で私が家業を継ぐことになります。実に家内工業的な作業で、いま私の両親ががんばっていますが、限られた数の樽と原材料の高騰でいつまで続けられるものか、?の状況です。
そう、さしびろ、ご存知ですか^^。鍋に入れてもおいしいですが、僅かな水をいれたお鍋にさしびろだけを入れて蓋をし、火にかけて出てきた水分にしょっつると粉末だしを加え、多目の卵でとじてもおいしいですよ。
今年のハタハタは魚体も大きく大漁で、スーパーでは箱単位(3kg)千円弱程度で売っていました。鱗がなく好みもあるようですが、大切な秋田の味ですね。
あけましておめでとうございます。
ええ〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!
本当に佐藤佐七商店さんの跡継ぎさんなんですか!?
ビックリ(@@;)です・・・。
拙ブログにようこそご光臨下さいました。
誠に光栄の極みでございます!!
♪♪こいつはもう春から縁起が良すぎです♪♪
貴店のしょっつるは主人の実家(秋田市)からの推薦で、
今も宅配便で送って貰い常備しております。
さしびろの卵とじ、美味しそうですね♪
東京ではさしびろや山菜・キノコの種類が少ないのが残念です。
夏の暑い盛りに戴く、熱々の「塩くじらと茄子のしょっつるか焼き」も
忘れられない秋田の味です。
「佐藤佐七商店のしょっつるでなければ駄目だ!」
と言う声は、親戚筋からも耳にしますし、秋田市民市場でも
評判でしたよ。大量生産の波にのまれず、良いものを昔ながらに
作り続けて下さるご努力に深く感謝しております。
どうか、その伝統の灯火を絶やさぬように宜しくお願い申し上げます。
当家では末代までも佐藤佐七商店のしょっつる愛用を家訓として守り
応援し続けて参る所存です^^v!