2008年09月23日

時を忘れない花

      08-09 032.jpg

 地球温暖化により「生物暦」もあやしげな昨今、今年もお彼岸を忘れず
灯してくれる篝火(の)花が咲いてくれました。

 一面を真っ赤に染め上げる群生も圧巻ながら、誰がここに運び根付い
たのか、その物語を伝えるように密かにそっと寄り添い咲く、このような
姿に、しみじみと心惹かれ暫し佇んでしまいます。

 お彼岸前に備え、早めに草刈を済ませてあればこそ、この美しさも
また引き立つというものですね。 彼岸花は、やはり人の生活あって
こその花なのだと思います。

 主無き 軒端に赤き 篝火の ふたつ燃え立ち 何を囁く  (山桜)


<追記>
 うっかりしておりましたが、「篝火花」はシクラメンの和名でも
ありました。 (まりさん、ご指摘をありがとうございました^^)

 彼岸花の別名としての「篝火花」は無いようですので、
どうぞお間違いのないよう、お願い致します。


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posted by 山桜 at 00:00| Comment(18) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
圧巻な群落美もすごいですけど
ほんの数本が
醸し出す美しさって
もうなんとも言えないものがありますよね
時に涙が滲んでくるようなものまで
悲しいからとか美しいからという
涙じゃないんだけど
それはうまく言葉では説明できなくて
でもきちんと腑には落ちている
そんな感情の現われとして…
Posted by 幽黙 at 2008年09月24日 21:15
   
 幽黙様のお言葉、そのまま我が胸にも降りて参ります。私の庭にも、
色々な花が時を得て咲いてくれますが、その多くが遅咲きです><;
しかしもって彼岸花だけは、約束を果たすように、律儀にもその名の通り、
お彼岸の中日辺りに咲いてくれます。今年は父の一周忌で留守しており
ましたが、帰ってみると、「灯りを篝って待っていましたよ」と、呟くように、
微笑んでくれました。相方に聞くと、丁度 父の命日に開いたと\@@/ 
本当に不思議なお花です。
     寄り添いて 希望を灯し 夫婦花     (目高)
Posted by メダカの目 at 2008年09月24日 21:50
山桜さん こんにちは(^_^)

お久しぶりです♪♪

その物語を伝えるように
密かにそっと寄り添い咲く

その山桜さんの言葉を胸に
なんだか生きていることへの
愛おしさのようなものもこみ上げながら
私自身そっと拝見させていただきました♪

静かで心 染み入りながら
どこか。。静かなる情熱さえも
わきおこるような 懐かしいような。。
そんなお時間をいただきました
ありがとうございました(^_^)
Posted by 由紀 at 2008年09月25日 10:51
こんにちは
わたしは彼岸花、大好きです。
決して季節を誤ることなく、必ず咲く花。
思えば誠実な花です。
本人のあずかり知らぬところでいまれても、誰をうらむでもなく真っ直ぐに立って咲いている。
わたしはこの花を見ると、この茎のように真っ直ぐ立ち、顔を上げて生きてゆこう、と思うのです。

Posted by 遊行七恵 at 2008年09月25日 13:04
◆幽黙さん、こちらにもありがとうございます。
 彼岸花には人の心を捕らえて離さない力が備わっていますね。
この感覚は、きっと昔の人も今の人も同じじゃないかしら…
懐かしい人が帰ってきたような、胸の奥の思い出を蘇えらせる
ような不思議な力。

 嗚呼、これ程にお彼岸に相応しい花が正にその時季を
忘れずに咲くという、何という神秘! 
Posted by 山桜 at 2008年09月25日 19:26
◆メダカの目さん、こんばんは
 月の光にお父上の慈愛を感じたあの日から、早や、一周忌…
彼岸花に姿を借りて、愛娘の庭をご訪問されたのでしょうか。

 時を忘れない花は、家族を忘れない優しい人の化身なのですね。
それでこんなに懐かしくて涙が出てしまうのかしら…。

 いつの日も 君を忘れず ここに居る 伝えに出し 篝火の花  (山桜)
Posted by 山桜 at 2008年09月25日 19:38
◆由紀さん、こんばんは
 わぁ、由紀さんが来て下さって、まるで清楚な白い彼岸花が
私の庭に咲き出でたようです♪

 チビ子ちゃんは、もう、お母さんの話し相手もしてくれるオシャマで
愛らしいお嬢さんに、すくすくとお育ちでしょうね^^♪
 
 子供の頃、彼岸花はどこか恐れを感じてしまう花でした。
幼心はより一層不思議な力を感じてしまうからでしょうか。
そう言えば、何か話し掛けていたような遠い記憶もあります。
チビ子ちゃんだったら、どんな風に感じられるのでしょうね〜
Posted by 山桜 at 2008年09月25日 19:50
◆七恵さん、こんばんは
 そう言えば、七恵さんのブログに彼岸花クロック?が貼って
ありましたね。 それだけお好きな花なのですね。

 忌み花とされ、疎まれることがあってもまるで遠い日に
した約束を律儀に守るように静かに咲いて、本当に誠実な花、
心根の強い花だと思います。 

 意志の強さを示すように凛と張った長い睫毛の麗人、
私の中の七恵さんのイメージと重なって見えます。
Posted by 山桜 at 2008年09月25日 20:09
密かにそっと寄り添い咲く姿、なんとも・・
愛おしく・・いろいろな夢物語を想い描いてみたりと・・
美しい姿でありますね。

きのう花畑を歩きました。
我が町は凛と一輪咲く曼珠沙華に出会うばかりでしたので
うわぁ〜と・・言葉をなくしてしまいました。
可愛らしく咲いていたのでふああ〜んと笑顔になりました。
しあわせなじかんでした。^^。
Posted by まり at 2008年09月26日 10:24
◆まりさん、こんにちは
 一面の曼珠沙華のお花畑だったのでしょうか〜?
あれはまた別世界の美しさで、息をのみますね!
未だ巾着田があんなに有名でなかった頃、飯能の近くの川原で
群落を見て、一体何が起こったのかと言葉を失いました。

 まるで天上へ運んでくれる、マジックカーペットですね♪
 
Posted by 山桜 at 2008年09月26日 11:17
彼岸花が忌花となるのは
やはりその
それゆえに稲作文化とともに
日本に持ち込まれた
アレロパシー効果の
己の身をも滅ぼしてしまう
悲哀を秘めた
毒性故でしょうか
その悲哀ゆえに
また心惹かれ
美しさに涙してしまう
ということにも繋がるのでしょうか

赤々と此岸に燃える彼岸花心に灯る仄かな熱は (幽)
Posted by 幽黙 at 2008年09月26日 23:54
◆幽黙さん、こんにちは
 彼岸花は、モグラ避けと共に、土葬を野犬などから守る為
お墓回りに植えられたり、田や用水の土手を野ネズミの穴掘り
から守る為にも植えられたようですね。 毒はもとより、少し
でも傷つけると酷い悪臭がするとか…試して見たいような、
怖いような。

 真っ赤な花は、まるで「結界」を示す標のようにも見えます。
儚げなようで凛と気高く、なにか使命を果たしているような
健気な姿、何かしらねども涙こぼるる心地ってどこかで聞いた
ような心持になります。

 赤はやはり秋を報せる色ですね…ああ、本当に秋が来たの
ですねぇ。。。
Posted by 山桜 at 2008年09月29日 15:56
これかな?

薔薇二曲 北原白秋(『白金の独楽』より)

    一

薔薇ノ木ニ
薔薇ノ花サク。
ナニゴトノ不思議ナケレド。

    二

薔薇の花。
ナニゴトノ不思議ナケレド。

照リ極マレバ木ヨリコボルル。
光リコボルル。

Posted by 幽黙 at 2008年09月29日 21:42
◆幽黙さん、こんにちは
 秋の薔薇の季節となり、我が家の庭でも春より一段深い
色合いの凛と引き締まった薔薇たちが蕾を開き始めました。
そんな季節には、白秋の詩、思い出しますね…

>薔薇ノ木ニ
>薔薇ノ花サク。
>ナニゴトノ不思議ナケレド

 ・・・

>照リ極マレバ木ヨリコボルル。
>光リコボルル

西行さんの作とされるこの歌も、多くの人の共感を得て、
度々口ずさまれますね。 きっと幽黙さんは参拝毎に・・・

 何事の おはしますかしらねども かたじけなさに 涙こぼるる
Posted by 山桜 at 2008年09月30日 11:26
髭を落としたあなたの笑顔 いとおしい・・・・本当に心より、ご回復を祈っています。
Posted by 山口ももり at 2008年10月03日 08:28
◆ももりさん、こんばんは
 何とか残せないものかと粘ったのですが、やはり剃らねば
ならず、私は若々しくなって良いと思うのですけれど、本人は…。
 
 お祈りして下さり、本当にありがとうございます。<( _ _ )>
Posted by 山桜 at 2008年10月04日 01:19
春分の日と四月の半ばと2度剃った母の髪が伸びてきました。
誰かプロの方か知り合いにでも頼めばいいのですが、家人は自分が・・・と云って、先日それなりにカットをしてくれました。
祈りしかないですよね・・・
Posted by 酒徒善人 at 2008年10月04日 16:52
◆酒徒善人さん、おはようございます
 素敵な奥様ですね…。 娘が生まれるまでは家人の髪を
カットしていましたが、愛おしむ気持がなければなかなか
出来ないことです。

 血が繋がらなくても長く一緒に暮らしていく中で、「家族」と
なっていくのは、夫も義父母も同じなのかもしれませんね。

 誰かの為に祈れる自分の幸せを思います。
Posted by 山桜 at 2008年10月06日 08:11
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