2008年09月23日

彼岸参り

 いつもはお彼岸の入りに参るならいの墓参、あれこれあって中日に
ずれ込んでしまった。 小金井に長年住み、お盆やお彼岸のピーク日の
混雑振りは承知していたが、先祖参りなど廃れてきたのではと見積もって
出掛けたのが甘かった。

 行きに見かけた帰り方面のバス停の長い列…

「うわ〜、おじいちゃん・おばあちゃんばっかりだね〜」
「若者もちゃんと連れてこなくちゃダメだよねぇ…」
「この方たちがいなくなったら、お墓参りも終わりかね」

 そんな会話を娘と交わしつつ、のんびり歩いていたが、よくよく回りを
見れば、車がぎっしり渋滞中。 その渋滞は霊園の中まで続いていた。

 日本人もまだまだ捨てたものじゃない。 殆どのお墓は、綺麗に掃き
清められ、新しい花や線香が供えられていた。 上空には、隙あらばと
お供え物を狙うカラス達が低空飛行。 昨今は、お供えは必ず持ち帰る
ことが墓参の心得になっているので、カラスもそうそう腹を満たすこと
が出来ないのだろう。 祖母は、カラスが食べる事でご先祖さまが召し
上って下さったことになるのだと言っていたが、今はそんなのんびりと
した情緒は無いようだ。 お参りの間も頭を突かれそうで気が抜けない。 

 うちの実家の墓は、祖母が田舎から運んできたもので、てっぺんが
丸くてツルツル、みんなが撫で回すので、ますますピカピカ光っている。
その為かどうか、気の毒にも男は殆ど例外なく禿げる家系である。 
今日も娘が「おじいちゃんみたい」と、丁寧に撫でてくれたが、 
「やだ、おじいちゃんは未だ生きてるよ!」

 さて、帰りは歩き疲れて足も痛く、バスに乗ろうとすると、丁度
発車寸前、イザ!と駆けたのは私だけで、振り向くと娘は遥か後方。
バスはあえなく去っていってしまった。

 それから20分程も待ったろうか、通り過ぎる車中から私たちの方を
指差し笑いあう姿が多数…『何故?』と振り返れば、後には最後尾が
見えない程の長〜い長い行列が! 

 嗚呼、あの、

『おばあちゃんばっかりだね〜』

の列の先頭に私たちは居た。 


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posted by 山桜 at 00:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
我が家はいつも中日です。
田舎なので混雑や渋滞はありません。
Posted by ネットの中のお父さん at 2008年09月24日 19:12
ハッハハハハー・・・我が家の相棒もお墓を撫ですぎたのかしら???今忙しくってお墓・・・行けないんですよーー。スミマセン。
 短歌もなさるのですね。素晴らしいなあ!!!又、読ませてください。
Posted by 山口ももり at 2008年09月25日 06:58
◆ネットの中のお父さん、こんばんは
 地元のお寺さん等にお墓があるのが一番ですね。
いつでも思いの向いたときにお参りでき、お寺の方とも
折に触れお話ができるでしょうし、とても羨ましいです。
Posted by 山桜 at 2008年09月25日 18:24
◆ももりさん、こんばんは
 あら〜ご主人様も光輝く頂きをお持ちでいらっしゃいますか〜?
弟達は、『撫でるな〜!』って言います。 気の毒にねぇ(笑)

 和歌も俳句もご訪問下さる方々とのやりとりが楽しくて、
無い頭を振りながら、あれこれ捻り出しているだけですよ〜
どちらも「言葉のスケッチ」のようなものですから、ももりさんも
どうぞご一緒下さいませ〜♪ 
Posted by 山桜 at 2008年09月25日 19:56
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