「一陽来復」
・冬至のこと。
・陰の気が極まり、少しずつ陽の気が戻って来ること。
・冬が終わり春になること。
・逆境・不運など、良くないことが続いた後、ようやく好運が向いて来ること。
今日は冬至。一年で最も太陽の出ている時間が短くなる日。
春とは名ばかり、実際にはこれから冬本番ではあるが、
明日からは日増しに明るい時間が延びていくのが嬉しい。
そんな冬至の昼下がり、外での用事を済ませ、我が家の見える角を曲がった時、
目の前に信じられない光景が飛び込んできた。
我が家の歴史(といっても高々丁度10年だが)と共に成長し、高さ6m以上、
株元の直径20cm余りにもなっていたミモザ(銀葉アカシア)が、根元から
バッサリと折れ、道路に横たわっていたのだ。あまりの出来事に暫し呆然・・・。
帰途、目も開けられないような強風に煽られた時、持っていた買い物袋が、まるで
ブンブン凧のようにヴ〜〜〜ンと呻り、このまま自分もトトロの如く空に舞い上がる
のではと思う程だった。恐らくその激しい一陣の風がミモザを空へ連れ去ったのだろう。
何年か前から根元にサルノコシカケのような茸が生え始め、衰えは感じていたが、
まさか折れる程に傷んでいたとは気付かなかった。今年も枝いっぱいに小さな蕾を
びっしりとつけていたのに、とうとう花開くその日を迎えることが出来なかった…。
今年初めて、落ちた種から沢山の芽ばえが生じた訳がようやく分かった。
己の寿命を悟り子孫を残そうとしていたのか・・・。
ミモザが去った後、南の空がポッカリと開け明るい光が庭に降り注いでいた。
大きな喪失感と引き換えに、多くの太陽の日差しが戻ってきた。
冬至に文字通り「一陽来復」、新しい運気が巡って来たようだ。
2005年12月22日
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使うことがあります。元は「易経」の『地雷復』
から来ています。
「地」は、全てが陰で表され(天は全てが陽です)、
「雷」は、その陰の一番下が陽に転じた卦を云い
ます。そことから、全てが陰になって、そうして
ようやく一つの陽が芽生えたと解釈したわけです。
易経の解釈は面白く、ある意味では神髄をついて
いることが少なくありません。「火」は真ん中が
陰になっていて、「水」は反対に真ん中が陽にな
っています。燃える火を見れば、真ん中が黒く、
盛んなる人は、その心中に空虚があり・・、水は
陰に見えて、実はその芯には生命を育む力(陽)
があるのです。
スイマセン講義になりました。
奥の深いお話をありがとうございます。
何度も読み返し、反芻しております。
このお言葉を戴けたこと自体が、
好運が向いて来た兆しに思えます。
とてもとても嬉しかったです!
真に幸せに存じます。m(_ _)m
鎌倉とんぼさんのお話、
深いおはなしですね。。。。
私まで幸せな気持ちに。
後でよく噛み砕いてみます。
ありがとう存じますm(_ _)m
そんな、、、恐縮です。
是非是非、またいろいろお聞かせ下さいませ。
やゆよさんをはじめ、皆さん思いは同じと思います^^
一陽来復お守りがあるはずです。
一がすんごくぶっとく書いてあります。
御朱印も書いていただいてΣ(`Д´ノ)ノびっくりでした。
前に務めてた先も一陽来復でしたよ(*゚ー゚)ノ
でもなぜか、一陽来復と見聞きすると
福福しいおでぶの招き猫さんが浮かんできます。
分けて戴きにお参りしようかな〜節分までの限定だっけ?
福福しいおデブの招き猫さん・・・それは何だろうね〜
どこかでそんな猫さんを見たような気も・・・??
昨日、テレビでやってた狐の嫁入り祭見た?
新郎新婦だけでなく町中の人も狐さんメイクで参加!
黒澤明の映画の世界は現実だったんだね〜
世の中、知らないことがいっぱい、面白いなぁ!
うちのばあさんの方だったかな?
あの辺は花祭りとか面白いお祭がたくさんあります。
戦死したおじさんが友達にそそのかされて祠をあけたら、御神体が鍬だったそうです。
そんなんしたから(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
節分までの授与でしたな、たしか。最近は人気でそれまでには無くなると聞きました。
小太郎も狐さんのコスプレを・・・
もともと犬ではない何かですから(,,゚Д゚)ノ
たまたまリンク頂いているこはるさんのブログに
その神社のお参りされた記録が書かれてたよ♪
で、霜月祭り、という次のブログの項目のコメントで
お札を買った後は一日お金を使ってはいけないとの読者の方の
耳より情報が!!Σ( ̄□ ̄)ノ
行く前にはよかったらリンク飛んでみてね♪
「お金で買えないもの」というこはるさんの
ブログだよん♪
一陽来復のお札、そんなに人気なの!
そっかぁ・・・(←人混みが苦手な人)
祠や玉手箱は開けちゃイケマセン。。。
あ〜でも開けたい! けど、開けない!(笑)
戌年のこーちゃんは、何かやりそうだね。
脱皮? 一体何者に!(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル