2009年03月23日

多磨霊園彷徨

 スキーから戻って以来、ミニディスクからパソコンに写真を取り込もう
とするとフリーズしてしまいます。 仕方が無いので、昨日は携帯から
一枚ずつメールに添付してパソコンに送りブログを更新しました。
春のお花も色々撮ったけれど載せられず、お墓参りの日記です



 生まれてこの方、数え切れない程お参りに訪れている多磨霊園。
殆どは父の運転する車で、車止めを縫うように込み入った道順で
到達していた所為か、歩いていこうとするとどうしても道に迷う。

 お彼岸初日だったこの日、バスも車も渋滞して動かないやもしれず、
先に実家に寄らず直接武蔵小金井の駅からケロロンと二人、のんびり
歩いて行くことにした。

 さて霊園全体図を見れば、祖父母やご先祖様の眠るお墓の位置は
ちゃんと分かる。 それなのに、いざ歩き出すと何故だか最短距離を
歩く積りがオカシナ遠回りになってしまう。

 原因の一つはヨーロッパ式の円形交差点かもしれない。
そこから放射状に伸びる道に進む時、直線・直角で歩いて来た時の
方向感覚にズレが生じて、上手く補正できなくなってしまうのか。

 そして目印になるような大きなお墓や通りはあるものの、やはり
どこか似たような見たような景色が多いことも原因だろうか。
昔から多磨霊園では霊に惑わされて出られなくなる…などという
噂は良く聞いた。

 まぁ、昼間なら霊園迷子彷徨も楽しいもので、良く手入れされ、
整えられた植木、故人の人柄が偲ばれるような可憐なお花が供えて
あるお墓を見て歩くのは嬉しいし、思わぬ所で有名人のお墓に出会い
ビックリなこともある。

 亡くなってからも大きな墓石から尊大に見下ろす雰囲気もあれば、
小さくともほっこりと心安らぎ、思わず手を合わせたくなるような
お墓もある。 家族総出のお参りも老夫婦二人だけのお参りも
一人だけでのお参りも、それぞれに手を合わす姿は美しい。

 到着すると、見慣れた庭の花々が生けられお線香が半分程残って
煙を立ち上らせていた。 電話をしても出ないので若しやと思って
いた通り、実家の両親がほんの十数分ほど前に来ていたらしい。
迷っていた内にどこかで擦れ違ったと思うと可笑しくなる。 

 今年もケロロンは丸いお墓の頭をツルツルと撫でて、お参りした。
合格の報告やらお礼やら、いつもよりちょっと丁寧だったかな。

 例年であれば彼岸桜や枝垂桜が咲き、染井吉野もポツポツという
桜並木なのに、今年は温暖化が言われる割に開花は遅く、彼岸桜も
未開花だった。 毎年のこんな観測記もまた積み重なった。

 実家への道を辿る野川の岸辺には沢山の菜の花が揺れていた。
足の速い両親には追いつけそうも無い。
メダカとエビでも掬って帰ろうか…。


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posted by 山桜 at 00:00| Comment(10) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 先ず、お帰りなさ〜〜い♪ でも、痛い思いもなさり大変でしたね。
ずっと以前は、半分 義務だったお墓参りも、いまは落ち着きます。
ご先祖様に手を合わせていますが、自分の為に足が向きます^^;ゞ
実家と里が離れている者にとって、お彼岸が一週間ある事も有難いことです。
 沿線には、山桜が随分咲いていました。 私も鑑賞に堪え得るメダカに
なりたいものです^^
Posted by メダカの目 at 2009年03月23日 13:01
実家のお墓は根津ですので、
帰りは上野に降りるか
谷中の墓地を散策するか
はたまた東大方面へ行くか・・・
どちらにしても
るんるんに言わせると、昭和っぽい場所なのだそうです。

平成生まれの子達がもう高校を卒業するんですものね。
昭和もとおくなりにけり。。。です。
Posted by 爽子 at 2009年03月23日 15:54
年齢と共に、お墓参りをすると気持ちが安らぐようになった気がします。
多磨霊園はそんなに広大なのですか。
明るくて綺麗なのでしょうね。
わが家はデッキー家も実家もお寺に付いている昔ながらの墓地なので、
こじんまりしているし、あまり変わった形のなどもありません。


Posted by ちゃ美 at 2009年03月23日 20:21
春の彼岸、ご先祖にご報告なさりたきことの多き年ですね。
気持ちほんわかしてますと、道野辺の様子までほんわかとしているような。
もう春ですね。
Posted by 蜆子 at 2009年03月23日 21:55
◆メダカの目さん
 は〜い、ただいまです〜♪♪ 流石に年齢を感じましたぁ(><)

 桜がいっぱいの里に育ち、お墓も広〜い公園墓地の中の所為か、
子供の頃から、お墓参り=お花見ピクニックな気分です^^;
お墓参りは楽しく気分が良いという感覚を娘にも持って
欲しくて、必ず一緒に出かけています。
お墓が思い立ってすぐにお参りに出来る距離にあるというのは
思えば幸せなことなのですね。 

 明るい日差しを受けて、春の小川のメダカさんたちも
元気いっぱいです♪
Posted by 山桜 at 2009年03月24日 10:14
◆爽子さん
 谷中・根津・千駄木、最近は「谷根千」として人気ですね〜
私もお正月の七福神巡りなどでときどきお邪魔しています。
あぁ、平成生まれからすると「昭和の匂い」なのかぁ…。
そういえば「ごくせん」で昔気質の親分の家もこの辺りの
設定になってましたね。

 昭和は父母達の時代、平成は子供達の時代、私たちって
丁度真中辺りに跨ったどっちつかずの世代なんでしょうか。
Posted by 山桜 at 2009年03月24日 10:27
◆ちゃ美さん
 どうも私は小さい頃からお墓が好きな変な子だったかも
しれません。 墓石を磨いたり草を抜いたり、家族総出で
手入れをして、ピカピカになったお墓を拝むのが楽しみでした。
もっとも、その後のお弁当やボタモチにつられてかも…^^

 母の実家や主人の里のお寺のお墓のしっとりとした静けさ
歴史の重みもたまらなく好きです。 秋田のお墓は境界なく
墓石が立ち並んでいて、カルチャーショックでした。
どこからどこまでが家のお墓なのか未だに分かりません。
Posted by 山桜 at 2009年03月24日 10:51
◆蜆子さん
 仰るとおり、報告と御礼すべきこと多いお彼岸でした。
お願いする時ばかり拝んで、御礼を失してはいけませんね。

 昨晩、雪に埋れた青森の林檎園や芹田の様子をTVで見て、
ああした冬を越えての春の格別さを思いました。
また、同じ冬を過ごす動物達との交流、助け合いなど、
厳しくも美しい季節の中で楽しまれているご様子、
自然と共に暮らす生活の豊かさに憧れました。
Posted by 山桜 at 2009年03月24日 11:08
こんにちは
水木しげるセンセの自伝マンガの中で、多磨霊園は「時々<多魔>霊園になる。」とあり、近道をしようと自転車で走ると、必ず迷子になるというエピソードが描かれてました。
以前、谷中霊園を散策したとき、巨大なカラスがいっぱいいて怖かったです。
Posted by 遊行七恵 at 2009年03月24日 12:38
◆七恵さん
 御大には<多魔>の声がよ〜く聞こえてしまうでしょうから、
大いに迷子になって楽しまれているのでは…。
 
 そうそう、この「近道をしよう」という心根が魔を引き寄せる
ようです。 でも囁きに弱いんですよね〜

 カラスは怖いと思った時は目を合わさないに限ります。
可愛い〜!という時もあるんですけどね〜
Posted by 山桜 at 2009年03月24日 13:27
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