あった巣箱が落下していました。 去年、アシナガバチがこの巣箱の
中に巣を作ってしまい、シジュウカラもスズメも近寄らなくなって
いたので、雛が居る心配はなかったものの一体中がどうなっているか
確かめるには、ちょっと勇気が必要でした…ドキドキ…
幸い、巣箱の前の板が落下のショックで外れていて助かりました!
本当は毎年雛が巣立った後に巣箱を開けて掃除しておかなくては
いけないのですが、ついホッタラカシのまま何年も経過しており、
中には恐らく3年分の鳥が紡いだベッドが積み重なっていました。
柔らかな苔や草や木の葉、鳥の羽毛、犬などの毛、ビニール紐等が
巣の素材になっていました。 どうもその年に入居したツガイの個性
というか好みで差があるようで、3層になっているのが面白いです。
未確認ですが、シジュウカラの番(つがい)の年とスズメの番の年
があったのかもしれません。
しかし、下から見上げていた時に見えていたアシナガバチの巣は
一体どこに…? 恐る恐る上の穴から覗いて見ると、やはり落下の
ショックで天井から取れてしまったのか、蜂の巣は穴が上向きになっ
て横たわっていました。
何羽もの雛と何匹もの蜂の子が巣立っていった空っぽの巣。
何だか私の心の中を写しているようで、切ないような…(゜―Å)
* * *
今、もう一つの満開の林檎の花に囲まれた巣箱の中からは、可愛い
四十雀(シジュウカラ)の雛の鳴き声が聞こえています。 庭仕事を
していて巣箱に近づくと、親鳥が必死に頭上で、
『ツツピーツツピーツツピー!』
と鳴き立てます。 これは私の気を巣から逸らそうとしているのか、
巣の中の雛達に、
『人が近づいているから静かにしなさ〜い!』
と教えているのか、どちらにしても余り一生懸命に声を限りに鳴き
続けるので気の毒になり、しゃがんだままそっと巣箱から離れて
静かに見守るようにしています。
子育て中の様子は過去ログ「四十雀の子育て」をご覧下さい。
野鳥は用心深く、新しい巣箱にはなかなか入ってくれないので、
遅くとも前年の秋ごろから設置すると良いようです。 秋〜冬、
何度も何度も偵察に来て、その内予約済みとばかり日参して、
他の鳥が近づくと追い払うようになります。
シジュウカラはツバメ同様、人間の傍でちゃっかり外敵から
守って貰う戦略も上手なので、庭に巣を掛けても平気で入ります。
もっとも、小さな野っ原みたいな庭だからかも…^^;
鳥の世界も新建材ブームのようですね^^;
入手しやすく丈夫であれば、覚えてしまうのでしょうね〜
小枝→ハンガー、 蜘蛛の糸→ビニール紐、味気なく、土にも帰らず
厄介な巣の固まりです(><)
カラスは自分が真っ黒な反動なのか、キラキラ光る物好き
なんだそうです。 そういえば、日の大神のお遣いでしたね。