舞宝夢茶道具店HPより
花散らしの雨を受け桜の花弁は川面を流れて連なり、藤の花の蕾は
ふっくらと膨らんで、春は一足飛びに深まったようです。
抱清棚の稽古でした。
・地板が無いので、水指は運び。 蓋置は竹。
・飾り(置き)残す柄杓は湯返しをせず、竹釘に下げる。
・蓋置は下げた柄杓の柄の横、畳の上。
(柄杓の柄が真っ直ぐ下がるように)
・茶器は中棚。
掛物: 一夜落花雨城流水香
花入: 束綿*(たばねわた) 矢筈花台
花: 金魚葉椿(白花)・華鬘草
香合: 花筏
釜: 釣釜
棚: 抱清棚*(吸江斎好・桐木地)
水指: 瀬戸唐津
茶入: 京・桶谷定一 文茄* 仕服: 雨龍間道
茶器: 山中・塗雪吹「早蕨」
茶碗: 志野・雅山釜 中島正雄
替: 萩「枝垂桜」
茶杓: 花篝(はなかがり) 積應和尚
蓋置:
食籠: 白漆「宝尽」
菓子: 藤重ね
*束綿 真綿の真中を束ねた様子の形(臼をずっと細長くした感じ)
*抱清棚 背面に香狭間*(こうざま)透かしが抜かれ、
左右の板の手前が半月形にえぐられている。
可動式の中棚、柄杓を掛ける竹釘がある。
桐木地(10代 吸江斎好)・杉生地(11代 碌々斎好)
松擦漆(12代 惺斎好)
*香狭間 格狭間とも書く。
壇・台などの側面や唐戸などに施される、
上部は火灯形、下部は椀形の曲線から成る
装飾的な刳(く)り形。
古くは牙象(げじょう)・眼象(げんしょう/げじょう)。
*文茄 文りんと茄子の中間のような形
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ラベル:小棚
抱清棚は、柄杓を竹釘に下げる時の返し方が、
以下に格好良く見せるか、というか、お客が
気付かない位ごく自然にしてしまうか、
私はそんな事を気にしながら扱っています。
わ、同じです! 私も全く同じ所に拘ってお稽古してました〜
言葉で表現するのは難しいので断念しましたけれど、画面の前で
何度もやってました。
蓋置から右手で取って合を手前にして持ってから、左手で
合を釘側になるように少し被り気味に取って、指先を綺麗に
伸ばし揃えてスッと掛けられると、ちょっと快感ですね♪
(やっぱり表現難しいですね…分かって戴けたかどうか^^;)
台子や高麗卓などは何か緊張が走ります(笑)
柄杓の掛け方。。ほんとにそうですね^^
また道具組みがとても素晴しいお稽古でいらっしゃいますね。
内緒ですが(もう下の方に沈んだので書いちゃいます^^;)
抱清棚を見ると、昔ダンボールで作った隠れ家をふと思い出して
しまいます。 自分で窓を繰り抜いて、ヒョイと顔を出せた時の
嬉さ、明るさが懐かしいです。
ああ、きえさん! 道具組みのこと書いて下さって助かりました〜
気になって読み直してみたら、蓋置が先週の品になっていました〜
この棚では竹蓋置と本文に書きながらの失敗です。
気付かせて下さって、本当にありがとうございました。<( _ _ )>