松風さんのブログ「京・壺螺暮」で、初めて利休そばなるものを拝見した。
http://app.blog.livedoor.jp/matsukaze1/tb.cgi/50142924
話には聞くがやはり日本各地で、東京とは違う種物が色々とあるのだろう。
私は今でこそ、蕎麦はもりに限ると思うようになったが、子供の頃は種物が大好きだったので、急に懐かしい蕎麦(うどん)の種物を数え挙げてみたくなった。
かけ (薬味のねぎだけの素蕎麦 時に青物やへぎ柚子も)
たぬき (天ぷらの揚げ玉=天かす
天ぷらのニセモノでだますので狸)
きつね (油揚げ 甘辛に煮付けてあるもの
揚げが狐の好物なので狐)
きざみ (油揚げ 刻んである 味付けなしのことも)
カレー南蛮 (和風カレーあんと葱、南蛮=ねぎと言う説による)
鴨南蛮 (鴨と葱)
かしわ南蛮 (鶏=かしわ と葱)
力 (餅 餅を食べると力がつくので)
あられ (小柱=青柳(バカ貝)の貝柱がアラレのようなので
小柱が沈まぬように海苔の上の山盛りに置く)
五目 (蒲鉾、厚焼き卵、麩、椎茸、青菜などの5品目)
おかめ (紅蒲鉾、白蒲鉾、伊達巻/厚焼き玉子、麩、椎茸、なると、
うずらの卵、竹の子、などの八品目=岡目八目から
子供の頃の定番だったが、『オカメの顔に似せてある』と言われても
全然そうは見えなかった^^;のも道理)
月見 (生卵 半生の白身が雲、黄身が満月)
花巻 (焼き海苔とおろし山葵 海苔の香りを楽しむ為刻み葱は付かない
花びらをまくように海苔を散らすので花まき?)
山かけ (山芋のとろろ とろろ蕎麦と言えば盛り蕎麦ととろろ入りのつけ汁)
種そのままの名前のもの: 天ぷら蕎麦、なめこ蕎麦、山菜蕎麦、にしん蕎麦など
他にも何かあったかな・・・?
指折り数えて思い出しているうちに無性に神田の祖母とお蕎麦が恋しくなってきた。
温かい蕎麦の湯気の向こうに、いつも私の好みも聞かず、一番具沢山のオカメを注文してくれた優しい祖母の笑顔が浮かぶ・・・。 (その店、秋葉原の「黒龍」?も今は閉店してしまい、記憶の中に残るのみ。2015-08-27追記)
<<追記 2006-01-20>>
↓こんな記事をみつけました。
『きつねとたぬき、地域によって違う?』
http://weekly.freeml.com/chousa/kitutanu01.html
2006年01月17日
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やんごとなき尾張屋
Excerpt: 烏丸二条の南東、車屋町通りにある なんとも風流な建物があります。 京・壷螺暮とっておきの 蕎麦屋である本家尾張屋です。
Weblog: 京・壺螺暮
Tracked: 2006-01-18 22:37
山桜さん
TBありがとうございます。
京都の
たぬきは、きざみにあんかけですね。
少しずつ過去ログ巡礼するのが楽しみです♪
関西の狸は油揚げだと聞いていましたが、そういう
凝ったしつらえなんですか・・・さすがに一味違いますね。
TBありがとうございます<( _ _ )>
大人になってからやっとお蕎麦が美味しいと
思えるようになったよ〜
でもあったかいのはうどんで、冷たいのが
お蕎麦だな♪てんぷらは別にして☆
寒いとつい温かいお蕎麦を選んでしまうこともあるけど、
やっぱり盛りにすれば良かった〜って、後悔するなぁ・・・
あ、でも、旅先の駅にある山菜そばは別!
あれはしょっぱくても何でも何故だか美味しいんだよ^^
山桜さん
大阪の場合は
きつねうどんのそばがたぬきなんですよ(笑)
関西でも違うんですね。
そこが面白いんですが。
>きつねうどんのそばがたぬき・・・
(?o?)
えっと・・・きつねそば=たぬき、ということですか?
揚げ玉の入ったものは何と呼ばれるのでしょう?
いろいろ違って面白いものですね〜