2009年06月05日
日本水彩展
山口ももりさんの作品
(写真がヘボで大変申し訳ないです…)
第97回・日本水彩展 2009年6月1日〜10日 東京都美術館
(期間中無休・最終日入場2時まで)
主催:日本水彩会
平日の3時頃というのに上野公園はまるでラッシュアワーのような人の波、様々な制服姿の修学旅行生と時間とお金に余裕のあると思しき方々等で溢れかえってていました。
ルーブルにも阿修羅像にも目もくれず、私が向ったのは山口ももりさんが所属されている日本水彩会主催の「第97回・日本水彩展」。
世界の宝と言われるような名作の数々の観覧は勿論間違いないと思いますけれど、今を生きている人々が、新鮮な感動を胸に迫る思いを伝えようとこの一年精魂を傾けた作品群は、具象から抽象まで技法も表現も様々で生き生きとした活力に溢れており、とても見応えがありました。
例えて言えば、朝の市場でピチピチの魚や瑞々しい野菜、そして威勢の良い市場の人々の声に囲まれたような、自分自身も活力を受けて元気いっぱいになってしまうような展覧会でした。
帰途、国立博物館を背景に、地方からの修学旅行生が緊張と面映さをたたえつつ、合唱を披露しようとする瞬間に出会いました。 先生方やバスガイドさんが固唾を呑んで見守る中、一瞬の静寂を突き破り空へ向けて飛び出したメロディ!
わっと思わぬ涙がこみ上げてしまい、周りに気付かれぬようにそっと後ずさりしその場を離れました。 後から若い歌声が背中を優しく押し続けてくれました。
幾つになっても生き生きとした感性を作品に現していく人々、今を生きる身も心も若き人々、眩しいような生命力を受けて「私も!」と涙を拭って意気揚々、単純なので足取りまで軽くなり家に向うのでありました。
そんな日はラッキーナンバーも引き当てて
しかも、日付まで全部「3」の倍数〜サン!
この記事へのトラックバック
素晴らしいですね!
お写真を拝見しているだけで、澄み切った歌声が
響いてくる感じがします。これが青春であり、若
い燃える命なのですねぇ、スバラシイ!!!♪
私このジャンルが大好きで、全国合唱音楽コンクールは
必ず毎年チェックします。
子供の声は天使の声です。
実はおととい、カウフマンのカルメンをビデオにとるため、
上書きしてもよいビデオを探していたら、いつのだか
不明の全国合唱音楽コンクールの小学生の部が出てき
まして、あわてて違うビデオを探しましたよ(笑)
上野公園で一曲歌うなんて、なかなか粋な中学じゃないですか。
ももりさんご本人には、お会いできたのでしょうか?
合唱といえば、
この4月に長女が中学校に入学したのですが、
入学式で披露されていた上級生全員による
『大地讃頌(だいちさんしょう)』
は良かったです。
私も、中学生時代に歌ったなぁと感慨にふけっていました(^^)
中学生ですと未だ男性パートの低音部が揃わないので、
なんとも初々しい合唱になりますね〜♪
自分や娘の中学時代などとも重なり、二度と戻らない貴重な
思い出の1頁に揺り動かされてホロリと…。(゜―Å)
東京では見られなくなってしまった白い清楚なセーラー服姿も
可愛らしかったです。
私の通っていた中学はとても合唱が盛んで、私も合唱部でした。
若しや多聞さんコレクションに私たちの声も残っていたりして…♪♪♪
その頃に比べると何だか合唱曲に深みが無くなってしまった
ように感じるのは、知らない曲が増えてしまったからかしら^^;
ももりさんは残念ながら東京へはいらっしゃいませんでした。
どうも東京、ちょっと嫌われてしまっているようです^^;
むろぴいさん、ももりさんが東京も好きになって下さるような
あまり人が多くない散歩コース選んでお連れしたいですね〜
お嬢様の中学ご入学おめでとうございます!
上級生の合唱や合奏を聴くと、ものすごく大人に思えたあの頃。。。
「大地讃頌」はいつ聞いても良いですね〜♪
良く合唱コンの課題曲に選ばれていたので、今でも歌えますよ〜
うーん、さすが違いますね、色彩といい構図といい。。。
全く素人には当然だけれどできない
表現感覚だなあと思いますo(⌒▽⌒)o
合唱かあ〜
よいイベントを考えられましたよね〜
音楽の先生が学年主任さんとか?
いやいや、今学校が感性を豊かにする目的で
全体で取り組んでいらっしゃるのか?
とにもかくにも、盲点をつかれた気がします。
いいなあ〜私まで涙が出そうになります。。。
某田舎の放送児童合唱団の
ボーイソプラノだったんですよ
歌って
言葉と音という
ふたつの
霊が競い合っているので
ゆさぶられ度も
ものすごいものがありますね
もう何年前のことやろう???
私も可能なかぎり早く,ももりさんの絵を観てみたいと思っているのです。
ちょっとびっくり!
歌で涙するお気持ち分かります。
私も恥ずかしいくらい涙腺緩いです。
青春の心情を代弁するような歌が多くなったと
思います。
ところで、何を歌っていたのですか?
この水彩画展でももりさんのような抽象画は殆ど無くて
一際異彩を放ってたのよ〜^^ 目で見たままに上手に
描ける人は多くても、ももりさんのような心象風景を構築して
表せる人はやはり少ないんだよね〜
若しかしたらコンクール出場校なのかも…? 普通の学校で
修学旅行の為に人前で披露出来る程に練習を積むのはちょっと
大変そうだものね。 そう言えば、遠い記憶だけれど、
やはり何かのお礼に何処かで合唱を披露したことがあった
ような気が…。 何でも忘却の彼方だけど、ふとしたことで
思い出すと懐かしいなぁ
放送児童合唱団って学校推薦かなにかで選ばれた特別歌の
上手な子達の集まりですよね! 小学校の時、容姿端麗で
発声法も素晴らしい歌声の子が選ばれていて憧れでした〜☆
言霊・音霊、それも混声合唱となると魂のハーモニーも
最高潮ですね^^
ももりさんの絵の前でももりさんと、そして丁度いらした
むろぴいさんともお会い出来たのは何年前でしたでしょう…
またお二人とお会い出来る日を楽しみにしております。
お茶の稽古の後その足で向ったので、着いたのは3時過ぎ、
若しももりさんが東京にお出掛けでもお会いできたかどうか…
ですから来られなかった事など気になさらないで下さいね。
並んだ作品にも会場にいらしていた画家の皆さんたちにも
大いに元気を戴きました。 表現したい情熱っていいですね!
東京への修学旅行って何処へ行くのが定番なのですか?
皇居、国会議事堂、最高裁、国立博物館、ディズニーランド…
そんな所でしょうか?
学生さんはもっと違う所へ行きたいでしょうにねぇ(笑)
9月にこの展覧会は、京都の方に巡回する予定ですよ♪
詳しくは本文の中の「日本水彩展」をクリックして下さい。
それは上野公園へですか?
それとも東京にもそれ以来お出掛けありませんか?
う〜ん、私は福島に5回は行ってますよ〜 福島に比べて東京でなくては
ダメってものが少なくなった証拠なのかもしれませんね〜
私が中学の頃は未だ公立中学のセーラー服も見かけましたが、
今は私立の女子高位でしか着用していないのではないかしら…
それも都心のことで、この辺りではブレザーが圧倒的優位です。
どうやら私も涙腺の弱いお年頃になったようです…(゜―Å)
少し前までは、私っていつ泣いた?と思う位バリバリに
乾いていたのに^^;
それが歌いだすと同時に涙が湧いてしまって何の歌か…??
知っている曲なら、直ぐに分かる筈ですから、知らない曲
だったのかもしれませんね〜 ごめんなさい(。。;)
ソロ部分も担当したし
ウィーン少年合唱団と
共演させてもらいました(笑)
今は
かなりだみ声なので
歌なんて
とんでもないことなのですが
ふっと何気ないときに
昔の合唱曲を
口遊んでいることありますね…
おおお〜っ、やはり大活躍の少年時代でしたね〜♪♪♪
声って出さなくなると濁りますが、少し本気になれば昔を
取り戻せて美声復活じゃないでしょうか〜☆
私も誰もいない時、家中の窓を締めて一人合唱団をやること
ありま〜す^^; 大きな声出すとすごく気持ちいいですよね!
声変わりの年齢・・・男の子は特にきつそうですね^^;ゞ
それでも一生懸命気持ちを合わせ耳を澄まし、磨かれていく声は、
聴く者のの心を揺さぶり、私もやはり涙腺緩みっぱなしです><;ゞ
ももり様の神秘的な作品も、美しいコーラスも、その時々の己が姿を
映し現わしてくれるような気がします-☆♪
あの頃の男子の苦悩…綺麗なボーイソプラノが出なくなり
風邪を引いたようなかすれた声を経て、大人の声へ…
合唱祭には様々な思い出がいっぱいですね(遠い目)
同じ絵を見ても同じ音楽を聴いても、その時々の心の有様で
心の揺れが違うことありますね〜^^