「森林総合研究所」HP より
1クリックで原寸大になります。
6月の初め?頃、塀の上に伸びてしまったモッコウバラの枝の誘引中、茂った枝の中に何か見慣れぬ物がぶら下がっているの発見しました。
『あら花瓶? でもうちの物じゃない…』
『ええ〜っ、誰か投げ捨てて行った訳?』
『まさか、そんなことはねぇ… じゃぁ、カラス??』
あれこれ考えながら、更に枝の影になったそのものに目を凝らしても…どう見ても花瓶…そんな不思議なことって…
その時、記憶の底からある名前が甦って来ました。
『若しかして、トックリバチ!?』
慌てて家に戻り図鑑を見ましたが、トックリバチの巣には鶴首のような細長い口などついていませんでした。(時同じくして椎親父さんの処では、そのトックリバチが営巣していたそうで、偶然の一致に驚きました^^)
そこでネットで[花瓶のような巣]で検索してみると、それは…
・コガタスズメバチの初期の巣である。
・中には女王蜂が居て卵を産んでいる。
・女王蜂と卵、幼虫だけの時は攻撃性がない。
・コガタスズメバチはスズメバチの中でも大人しく、
巣をゆすったりせぬ限り攻撃してくることは殆どない。
・細長い口が無くなり、巣が丸くなれば働き蜂が羽化した証拠。
(働き蜂が細長い口を噛み切り、巣を丸く大きく作り直す。)
未だ安全ということで早速写真を撮ろうとしましたが、時既に遅く夕暮れて…フラッシュはご近所の目を考えても、女王蜂への刺激を考えても不味いだろうと諦めました。 しかし、次の日からは雨続き外出続きで機会を逸してしまい、気付いた時には最早さかさ花瓶の鶴首は無くなり、まるで丸壺型の茶入のようになっていました。
あの素晴らしい花瓶型と模様を写真に撮りお見せできなかったのがなんとも悔やまれ、リンク可能な参考資料を探して来ましたのが上掲・下掲の写真です。
「都市のスズメバチ」 by山内博美氏 より
さて、我が家の巣のその後です。
私としては、害虫を餌として食べてくれ大人しい性格と云うコガタスズメバチとは穏やかに共生できたらと思いましたが…(昔はスズメバチの営巣は縁起がいいとさえ言われていました。)やはり万が一にもご近所に被害が及んでは取り返しがつきません。 最早働き蜂が飛び始めていましたし、やむなく駆除を依頼することに致しました。
駆除前にせめて一枚と写真を撮りましたが…
フラッシュ厳禁+腰が引けでこんなボケボケに(><)
丸いまま取って下さいね〜とも頼めずお任せの結果、
巣の下半分は無くなって、こんな姿に…
野球ボールとソフトボールの中間程の大きさでした。
真上から 綺麗なマーブル模様ですね〜
完成させたらさぞ素晴らしかったことでしょう!
横から(1)
横から(2)
真下からのクローズアップ
卵→幼虫→蛹の成長がみられます。
「巣を貰えませんか?」と尋ねましたが、
「未だ生きていますから危険…」と断られました。
市役所に頼めば無料で駆除してくれるものと思っていましたが、なんと今年度から自己負担となったそうで(それだけ住宅近辺での営巣が増えているのでしょう)、市役所から紹介された業者さんで¥10,500也でした。 調べた価格帯の中ではこれでも最安値なのです。 出張、危険作業を考えると仕方の無い価格なのかもしれません。 逆さ花瓶型の内に自分で駆除すればタダだったのに〜
やはり「明日やろうは馬鹿ヤロウ」ですね・゚・(つД`)・゚・
皆さんも刈り込みの際などには充分ご注意下さいませ〜
虫を呼ぶような庭造りをしていながら駆除するというこの矛盾…。
一昨年には大きなアシナガバチの巣も已む無く自分で駆除しました。
『今夏の異変1・蜂の巣』 ←アシナガバチの巣の駆除記事です。
最後にもう一つご紹介。ハチ類も含め、自然の生態に詳しいサイトでお薦めです。 私も記事を書く上で参考にさせて戴きました。
「ついでの鳥見人 Field Note」トップページ
○ハチのレポート の中より ・コガタスズメバチ
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珍しいものをありがとうございます♪
うちの小さなベランダ兼前庭にも
以前、足長蜂が巣を作りました。
可哀想なのですが、
取り払いました。
多くなり過ぎて、うちのが
うかうか洗濯物も干せないと
言いましたので、仕方無かったです。
でもこの造形の美はスズメバチの巣と並び、マーブル状の色とデザイン、
本当に見入ってしまいます^^¥ この徳利形は初めて拝見しました。
有難うございます。
初めはこんなに素敵な花瓶をよそ様のお庭に投げ入れるとは…と思っていましたが読み進むうちに!!
蜂さんには可哀相ですが被害の出る前の処置は仕方ないですね。駆除代を考えると綺麗に取って花瓶に使えたら・・・なんて思ってしまいました(^^♪
蜂もやっぱり雨風を凌げる軒下が好きなので、人間の生活と
ぶつかってしまうのですよね… 洗濯物の中に蜂が紛れていて
刺されてしまった!という話もあります。 人の近づかない
所に巣を掛けてくれたら、仲良く共存できるのに〜と思いますが
なかなかそう都合よくは、いかないものです(><)
私も一昨年、已む無くアシナガバチの巣を駆除しました。
今年は営巣し始めてもいつの間にかいなくなっており、何故?
と思っていましたが、裏のコガタスズメバチが捕食していた
のかもしれません。 そうすると、今度はアシナガバチが
戻って来る!? う〜ん、生態系のバランスですね〜
これは未だ、最初に羽化した働き蜂が作り始めたばかりの巣
でしたので、この程度の大きさでしたが、そのまま完成させれば、
サッカーボール大までにもなるそうです。 それでもスズメバチ
の巣よりはやはり小さめですね。
私も今回色々調べたり実際の巣を観察したりして、今まで
「どうやってあの大きな巣を作っていくのだろう?」
と思っていた疑問がかなり解けました。 今の巣の外側に
鱗状に新しい巣の壁を紡いでいきつつ、中の巣の材を噛み砕き
また新しい壁の材に再生するのですね。 エコですよね〜
女王蜂と卵・幼虫たちだけの頃は無防備なので口を細長くして
身を守っているのかもしれません。 兵法にも適った作り、
流石です!
本当に最初は花瓶がぶら下がっているとしか思えず、
ありえない想像が頭の中を駆け巡りました〜(^^;)
花瓶型の内に長いノズル付きの噴霧器で殺虫剤を入れ、
中の虫たちを追い出して、うまくそのままの形で手に入れて…
な〜んて邪な心、膨らんできますよね〜
ただ中には、写真のようなハニカム構造が残りますから
花入にするのは、ちょっと難しそう? 試験官を入れればOK?
↑かなり本気になって来た? でももう二度と逃したチャンスは
巡って来ないような… あ〜こんなこと考えていると、蜂さんの
リベンジに遭うかも! ごめんなさい、クワバラクワバラ〜
ま〜ぁ、再利用して無駄なく丈夫な巣に仕立ててゆく-☆ 見習わなくっちゃ!
昆虫好きの長男が小5位?の時、黒い野球帽に黒いTシャツを着て下校中、
スズメバチに刺され、顔半分腫れあがった事がありました。本人が調べて
判った事は、黒いものに反応し、地面から1メートル〜1.2メートル辺りが
縄張りで、大体その位置に巣も作る習性があると@@; 息子は当時小さくて、
一番前で丁度その頃120センチ位ではなかったかしら? 互いの生活が、
ガチンコしてしまうのですよね?。^;ゞ
ご長男さんは小さなファーブル博士だったのですね〜^^
黒は、スズメバチの巣を襲って蜂の子を食べてしまう熊の色
ですから、襲ってくるのも道理ですよね(><)
黒ずくめの服装で山に入るのは、人間に誤射されるおそれも
ありますし、遭難しても見つかり難いし、色々マズイです。
巣はもっと高い位置に作ることが多いようですが、飛ぶ高さが
それ位、ということなのでしょうか? スズメバチの種類に
よっても違うのかもしれませんね。 そう言えば目の高さ位を
ブ〜ン!と羽音を唸らせながら飛び去ることあります〜!
早く取り除くのが安全です。
それも,ほぼ同じ箇所を。
今年も,昨年蜂の巣があった処の草刈をしたのですが,怖くて怖くて・・・
本来はもっと人と蜂の縄張りも交差せず、ゆるやかに共存
出来ていた筈なのに、何かが狂い出しています。
スズメバチを目の敵にして駆除を繰り返していけば、天敵の
居ない留守に人間にとっての畑や庭の害虫が増えるでしょう。
何より、これほどの素晴らしい自然の造形・営みを、人間の
都合で終わらせてしまうことが哀しいですが、価値観の違う
人間同士が近くに住んでいれば、わたしのそれを押し付ける
ことは出来ません(><)
私は先日話題にした「キレイな字の人は頭が悪い」の例に近く、
面白みの無い文字しか書けないのが子供っぽくてずっと嫌でした。
かといって、自由に伸び伸び書けるような基礎もなくて…。
古典に学ぶのは大好きです♪ 今までは憧れて眺めるだけ
だった世界を臨書出来るなんて、夢のようです!
ありがとうございます! 私、褒められて伸びるタイプだったかも♪
ココログダメですか〜 複数のブログアカウントお持ちだと
何か処置が必要なように書いてありましたよね…。
埒があかないようでしたら、メールかお電話なさってみては?
オオスズメバチは体長3〜4センチと大型でただ飛ぶ羽音も
ブォ〜ンと重低音で恐ろしいですね! ましてや巣に近づいた
時の威嚇音ときたら、思い出してもゾッとします。
地中や樹などの隙間に営巣することが多いので、何処に巣が
あるのか分かりにくいですが、とにかく音を出してくれるので
慌てず騒がずそっと静かに退散すれば何とかなります。
キイロスズメバチも攻撃的でこちらは人家の近くにも営巣
するので、一番やっかいな種類かもしれません。
これはもう見つけたら即、駆除するしかありませんね〜(><)
コガタスズメバチは名前ほどコガタではなく、キイロスズメバチ
よりちょっと大きい位で、大型よりは小型という感じです。
性質は穏やかで、巣に近づいても威嚇されたことはありませんでした。
駆除の方が「気をつけてね!」とあまり仰るので段々ビビッて
来て、写真があんなになってしまいましたが…
本当によく毛虫・芋虫・羽虫を捕獲してくれて助かっても
いたのです。 一昨年のアシナガバチといい、最後まで仲良く
一緒に過ごすことが出来ず情けない思いです。
分かります分かりますよ〜! 私も一昨年、アシナガバチの
巣があることを忘れ、うっかり近くを触ってしまい刺されました。
あの痺れるよな痛み、タチマチ腫れ上がる患部、動悸上昇の
激しさの恐怖は忘れられません。 あの経験がなかったら、
今もひっそり蜂と仲良く暮らそうとしていたでしょう。
駆除に来て下さった方の話では、コガタスズメバチでも
刺されれば、アシナガの5倍位痛いよ…ですって!
5倍の痛みってあんまり良く分からないけど、腫れも5倍
だったら、それはもうエライコトです。
蜂ってしっかり駆除して薬でも撒いておかないと、同じような
所にまた巣を作りますよね。 草刈剪定のシーズンお気をつけて!
蜂は本当に怖いです。過去に一度挿された妹は医者から二回目は危険だから絶対用心するようにと言われたそうです。。
数年前に窓の前の背の低い木(何の木だか分からない)の中に蜂の巣をみつけました。
最近蜂を時々見かけるなーと思っていた矢先、目が点になり。。そっと調べたたらカラでした。
毛虫と蜂は恐れています><
あまり恐れることのない蜂もいるのでしょうが・・
下手に手を出して・・・「蜂の巣をつついた」では
収まりません・・・救急車ですよ!
年に何人かは亡くなりますねぇ。
コワイ。
確かに金額もこわかったけれど、
やっぱり頼んでの駆除が一番!!
ハチの種類はわからないけれど
去年だったか、うちの駐車場に
ハチが異様に飛んでいたので
オカシイと思って、家人と相談、
母が集まっている所に殺虫剤をかけたんだよね。
巣を作ろうとしてたみたい。
こういうのは早めの対処にこしたことはないけれど。。。
難しいよね^^;
家のアシナガバチも今年は巣が未だ小さいうちに姿を消して
しまいました。 コガタスズメバチに狩られてしまったのかも。
食物連鎖のバランスが保たれていると、害虫駆除の薬を蒔かずに
済みます。
とはいえ、蜂の巣はありかを覚えていて刺激しないように
気を使わねばならないので、現実的には早めに駆除やむなしかと。
本当は無闇に怖れるべきではないと思うのですが…。
そうでしたか〜こういうのって原因が分からないままだと
モヤモヤして時間ばかり掛かってストレス増大ですよね(><)
心機一転、嫌なことは忘れて、東国への旅をお楽しみください!
道中の安全をお祈りしています☆
ご心配戴きありがとうございます。 私も命が惜しいので、
無謀なことはいたしませ〜ん(`・ω・´)ゝ
ただ、無闇に怖がって魔女狩りのように蜂の巣の駆除を繰り返せば、
数年先に何が待っているのか心配にもなります。 最近の例では、
蜜蜂不足で苺などの受粉不良も生じましたね。
(あれは西洋蜜蜂で本来は日本にいないものではありますが…)
う〜ん、蜂はそんなに怖いばっかりの生き物ではないのよ〜(゜―Å)
マスコミも「身近で最も危険な生物!」なんて煽り過ぎは
よくないよね…。 確かに気をつけなくては危険を招く可能性は
あるので、どのように対処すれば未然にそれを回避できるかを
冷静に報道して欲しいと思うよ。
こうやって、虫との共存がし難い世の中になっちゃうんだなぁ
私だって、半ば周りの目を気にしての駆除だもの…。
養老孟司先生も仰ってるけど、虫のいない世界の方が怖いと思うなァ
私は、虫も住めない狂った環境には住みたくないよ〜
色々考えさせられました。
でも、山桜さんはえらいです。
>虫を呼ぶような庭造りをしていながら駆除するというこの矛盾…。
この葛藤を抱えただけでも立派だと思いました。
うちの隣家のオバはやっぱりガーデニングに熱心なのですが、蜂がうちに巣を作るんです。
それをうちのせいにするわけです。
我が家の庭はガーデニングではなく、木の庭なので庭師さんが来ないと触れない。(表の方ですが)裏は何もしてないので、本当はオバが蜂を呼んでるわけですが、全く無反省です。
それで役所に頼んで取り除けてもらい、聞こえるように原因を語ってもらいましたが、何にも言うてきません。
虫よりむしろヒトの方がいやなものです。
隣人は選べないので困りますね。 趣味や生活スタイルの
異なる隣人と上手くやっていくのはムズカシイことです。
同好の志でも、農薬蒔きたくない人と虫大嫌いな人、
地面保護等に雑草を利用したい人と雑草は断固抜きたい人、
隣り合った畑だったら大変です。
独りぼっちで生きていない以上、譲り合い妥協し合いが
必要なのは仕方が無い…いやいや、私のご近所さまは非常に
寛大な方々ばかりと深く感謝しております。 私が一番
好き放題しているなぁ…申し訳ないです。(。。;)>