2010年01月07日

君が為春の庭にて…(七種)

  
君が為 春の庭にて若菜摘む 吾が指先は霜に凍みつつ〜 

? 1429.jpg ? 1432.jpg ? 1431.jpg
  芹(セリ)       薺(ナズナ)   御形(ゴギョウ・母子草)
   ? 1399.jpg     ? 1430.jpg
  繁縷(ハコベラ・ハコベ)  仏の座(小鬼田平子・コオニタビラコ)
  
             
                    
 少し早起きして七種(草)粥の為に庭に若菜を摘みに出ました。
本当は夜明け前に炊き上げねばいけないのですが、流石にちょっと…^^;

 蕪(すずな)大根(すずしろ)以外の七草は、庭で調達出来るような
草ばかりで、わざわざ高い「七草セット」を買うよりも、摘みたて新鮮、薫り高く薬効もあるかな〜と思います。 野草料理好きの岡本信人さんじゃなくても、覚えておいて損はないですよ〜

 しかし今朝はまた一段と真っ白な霜が一面に降りていて、地面は固く凍っており、薬効の高い根っこまで掘り起こすのはなかなか大変でした。 またロゼット型に地面に張り付いた七草たちを、薄暗い夜明けに判別するのは、幾ら草好きの私でもいささか難儀で、間違った草を抜かないようにと地面に這い蹲るようにして探し出しましたあせあせ(飛び散る汗)

 急いで綺麗に洗って刻んでしまったので(今年は茹でずに生のまま刻んで入れてみたら、薫り高く美味しいと好評でした♪)、今年の七草の写真がなく上の写真は、昔撮り集めた「ロゼット葉図鑑」より引っ張り出してきました。 

 
【山桜家の七種(草)粥】

 @七種の根っこの部分をこまかく刻む。

 A土鍋で一晩水に浸したお米に塩と@を加え、強火にかける。
  (米1カップに水5カップほど。)

 B沸騰したら、焦げ付かぬようにお玉で底から大きく一返し。

 Cごく弱火に保ち、コトコトふっくらと炊き上げる。

 Dその間に七種の葉っぱの部分を、

るんるん七くさなずな唐土の鳥が渡らぬうちにトントコトントントコトントン…

  等と歌いながら成分がよく出るようにきめ細かく刻んで叩いておく。
  (この歌には地方によってバリエーションがあるようです。)

 G炊き上がったお粥に刻んだ七種の葉を混ぜ込む。
  (あまりぐずぐずかき混ぜずにふっくらと優しく)

 H小さく切ったお持ちを焼いて焦げ目をつけたものをお椀に据え、
  その上からお粥をかけて出来上がり。
  (白い雪から若菜や土が仄見えるような盛り付けで^^)

 焼いたお餅の香りが一層食欲をそそりま〜す♪
 塩味を予めつけておくのが炊き崩れずにお米の美味しさを
 引き立てるポイントなので、お好みの分量で調節して下さい。
 さぁ、朝は機会を逃してしまった方も、美味しく召し上がれ〜


*「七種」と「七草」については、下記の日記に記載しました。

 「七種餅粥」
 http://yamasakuran.seesaa.net/article/31584928.html?1263772464
 


ラベル:七草 七種
posted by 山桜 at 14:42| Comment(30) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
わあ(⌒人⌒)いただきま〜す♪♪

なんて言いたくなるくらい、目の前に
さくらんのお家の七草粥が美味しく浮かんじゃう。。。

ほんと、この時期はお餅の食べすぎで
胃がおかしいよね。よくできてるよ〜(⌒0⌒)
Posted by やゆよ at 2010年01月07日 16:18
 本当に美味しそ〜〜う♪  私は酷い風邪で体調が悪かったにも関わらず、
2キロも太ってしまい、食べ過ぎと薬の飲み過ぎで胃がキリキリ痛んでいたので
昨日から野菜粥です><; 我が家には仏の座と御形しかありませんでしたので
後は 冷蔵庫の野菜をかき集めました^^; 味は薄味で優しく好評でしたが・・・
来年は山桜さんのように本格的に作らなければ! アハ、もう来年の事を@@^^
Posted by メダカの目 at 2010年01月07日 16:57
七草だということを忘れていました。
叔母と電話で話して思い出しました。
今日の日記にも書きましたが、
オマジナイみたいな歌を歌いながら
作ったそうです。

七草 なづな
唐土の鳥が
届かぬうちに
トントントン

・・・だそうです。
(私は今まで知りませんでした)
Posted by 爽子 at 2010年01月07日 17:08
近くだったら お碗をもって伺いたいぐらいおいしいそうです。
七草きざむ歌 どうしても 鳥インフルエンザを
想像してしまうのは 私だけかしら?(笑)
Posted by チャチャ at 2010年01月07日 17:10
美味しそうですね、、、いや、絶対美味しいです。

今日は、七草を頂いて銀座松屋の川喜田半泥子に
行ってきました。
Posted by 鎌倉とんぼ at 2010年01月07日 17:42
遅ればせながら
おめでとうございます
今年も宜しくお願い致します

山桜家の庭は素晴らしいですね
本来そこにあるべきものなのでしょうね
我が家にもセリは有りますが
その他は見あたりません

【山桜家の七草粥】
読んでいたら良い香りまでとどきました
我が家の粥も早く出来ないかな〜
私の朝食は果物だけですので
七草がゆは今夜いただきます

Posted by 多楽 at 2010年01月07日 17:48
◆やゆよんへ
 そうだ、やゆよんはお餅で胃が疲れちゃうんだったね。
それじゃ、七草粥にお持ちはNGだわ〜ごめんね〜(><)

 ほら、お粥って直ぐにお腹が空いちゃうので山桜家では
お餅でなんとか持たせる魂胆なの^^;
香りと景色の為なら本当に小さなお餅のかけらでいいので、もしも
お腹の調子が良かったら試してみてね。
Posted by 山桜 at 2010年01月07日 18:48
◆メダカの目さんへ
 風邪で具合がよろしくないというのにお越し下さり
コメントまでありがとうございます。(T0T)ウルウル

 こちらでは仏の座・コオニタビラコは田んぼの畦などにいかねば
なかなかみつけられなくなりました。 家のも嘗て七草セットに
入っていたものの根っこを植えつけたものなのですよ〜

 年末年始のメダカの目さん家のご馳走はいつにも増して
大ご馳走でしたものね〜あのお料理を作り上げて体力消耗
された所に風邪ウィルスが忍び込んでしまったのでしょうか…
ご一家のお日様がご病気では…どうかお大事になさって下さい。
Posted by 山桜 at 2010年01月07日 18:57
◆爽子さんへ
 本当は唐土の鳥が目覚めて海を渡ってこない内=夜明け前に
刻んで炊き上げなければならないのですが、今までそんなことが
出来た試しがありません。 ちょっと早起きできただけでも
私としては上出来な人日の節供でした〜
Posted by 山桜 at 2010年01月07日 19:01
◆チャチャさんへ
 チャチャさんの畑でしたらもっと元気で美味しそうな七草が
沢山生えているでしょうね^^ 今年は水不足で芹がヒョロヒョロ、
摘むのが可哀相でした。

 唐土の鳥が運んでくるのはやっぱりインフルエンザ等の
季節性感冒だったのだろうと私も思います〜 
Posted by 山桜 at 2010年01月07日 19:06
◆鎌倉とんぼさんへ
 はい、頬っぺたが落ちそうに美味しくて、今日はとうとう
三食ともお粥を戴きましたが全然飽きませんでした♪

 川喜多半泥子のように生きられたら、楽しいでしょうね〜
鎌倉とんぼさんでしたらお出来になるのではないでしょうか♪
Posted by 山桜 at 2010年01月07日 19:09
◆多楽さん、新年おめでとうございます。
 多楽さんの常陸秋蕎麦の美味しさは、他のお蕎麦の存在を
霞ませてしまいました。 あの蕎麦でお粥を炊いたらさぞ
美味しいでしょうね〜 そんな贅沢は想像だけで…ゴクリ

 長いこと植わっていた芝生を駆逐してからは、自然に生えて
くる草を適度にコントロールして芝草としていますので、
その植生はなかなか豊かになりました。 思いがけない植物が
生えてくる楽しみは芝生の庭では得られない楽しみです♪ 
Posted by 山桜 at 2010年01月07日 19:15
おめでとうさんでございます。
来年は、黙ってお茶碗とお箸を持参して、
山桜邸の食卓に座敷童子のように勝手に座って
七草粥の御相伴に預ろうと言う目標を今立てました。(爆

Posted by 天狗 at 2010年01月07日 19:38
◆天狗さん、新年おめでとうございます。
 あれ? 若しかして…さっきいらしてましたか?
何だかお粥が減ったような〜 ギョギョ(@@;)ノノ
流石は天狗さん、瞬間空間移動も会得されましたか!
う〜ん、悪いこと出来ないなぁ(苦笑)
Posted by 山桜 at 2010年01月07日 20:02
実は子供の頃からご飯の柔らかいのがだめで(雑炊は可)お粥が苦手・・でもおいしいお米でこうして本格的に炊いたものはおいしいでしょうね。
こうして季節の暦の体に取り入れるべき行事をきちんとされる山桜さん、素晴しいですね。
私もありがたくお粥の味を賞味させていただきました。
Posted by きえ at 2010年01月07日 21:06
愚生はすっかり手抜きで
パックの七草でした(笑)
菘・蘿蔔はともかく
七草のそろう大地が
近くに無いんですよね…
Posted by 幽黙 at 2010年01月08日 00:17
◆きえさんへ
 私は味と言うよりも猫舌ですので、やはりお粥は苦手でした。
下に冷ご飯を敷いて上からお粥をかけて貰って戴いてました^^;

 雑炊は可ということであれば、味が付いていてサラリと
していれば良さそうですね。 塩入で炊きたてのまだサラリと
している内の最初の一膳を差し上げたいです^^
Posted by 山桜 at 2010年01月08日 09:07
[七草なずな唐土の鳥が渡らぬうちにトントコトントントコトントン]・・・ですって・・・いいなあ!!!此方にはそんな歌はありませんね。実は恥ずかしながら、このももり、七草粥って食べたこと無い!!!ナイショ・・・
Posted by 山口ももり at 2010年01月08日 09:11
◆幽黙さんへ
 土から離れて暮らしていらっしゃる方にとっては七草パックは
ありがたいですよね。 幽黙さんの芸術的な七草粥、拝見しました!

 最近はよくよく見ると、昔通りの七草ではない詰め合わせもあって、
時代に合った現代版七草もありなのかなとも思いつつ、普通に生えて
いた筈の七草がみつからない、みつけようとしない世が心配にもなりました。
Posted by 山桜 at 2010年01月08日 09:17
◆ももりさんへ
 七草粥、未体験でいらっしゃいましたか〜 宮中行事が
起源で京都で盛んなのかと思っていましたが、庶民に広まった
のは、却って江戸の方で盛んだったのかもしれませんね。
なかなか素朴で美味しいものですよ。 一度お試し下さいませ〜^^
Posted by 山桜 at 2010年01月08日 09:42
いいですね。
大好きな長唄の娘七草を無性に聴きたくなりましたよ。
Posted by 多聞 at 2010年01月08日 12:59
◆多聞さんへ
 長唄の中でもこの鳥追い歌のような歌が唄われるのでしょうか?
どんな調子になるのかしら〜残念ながら聞いたことがないので
あれこれと想像を膨らませています。 
Posted by 山桜 at 2010年01月08日 15:21
我が家の七草粥は,親父の水菜と家人が買ってきた七草のパック。
これは,画期的な変化なのです!
Posted by 酒徒善人 at 2010年01月09日 17:17
◆酒徒善人さんへ
 画期的な変化の前はどのような七草粥だったのでしたか…
2006年までの善人さんの七草の日記を遡って拝見して参り
ましたがみつかりませんでした〜 母上様が畑周りで摘んで
こられていたのでしょうか…?
Posted by 山桜 at 2010年01月10日 18:04
私は、芳村伊十郎さんのCD(COLUNBIA:COCF―6030)を聞いて楽しんでいます。
もし機会あればお貸ししますよ。

踊りのビデオも探せばどっかにあるなあ、(片付けが悪いので、こちらは見つかるのは、
ずっと先。苦笑)です。

唄はこんな感じ。伝染病をもたらす外来種排斥と共に、攘夷の思想が入っています。
 <以下引用>
拍子を揃えて 七草薺、御形、田平子、佛の座、菘、蘿、芹、薺 七種揃えて恵方へきっと直って しったんしったん どんがらりどんがらり どんどんがらり、どんがらり 唐土の鳥が、日本の土地へ、渡らぬ先に 怨敵退散、国土安泰、千秋楽々万歳万歳 今を盛りの心の花も 開くる開くる運は天、天地地久万里が外も 打ち納めたる今日の七種
Posted by 多聞 at 2010年01月11日 17:26
◆多聞さんへ
 どうも寒いと思ったら、霰?小雪がパラパラと落ちてきたようです。

 そちら方面の知識が全く無いので、お話を伺えて嬉しいです。
この唄、生き生きとした言葉の力がみなぎっていていいですね〜
読んでいるだけで元気が湧いて来るようです♪

 なるほど、伝染病のみならず外来種排斥は攘夷にも繋がる思想
だったんですね〜 それはもう人種差別を言う前に、島国なら
当然芽生える感情ですし、生き残る為の自然な防衛ですよね。

 島国で外敵少なくのんびり平和に生きてきて、外からの
脅威に弱いのは、人も動植物も同じ。 こう世界が交わって
来てしまえば、固有種を死守しようとする道は却って不自然
なのかもしれないと感じ始めた今日この頃です。
Posted by 山桜 at 2010年01月12日 11:21
美幌白雲 → 山桜姫
新春のあいさつ、イヤイライケレ(iyayrakere ありがとうございます)。

返礼の句
「新春の イランカラプテ 笑顔なり」 美幌白雲
イランカラプテ(irankarapte こんにちは、はじめまして)、北海道アイヌ民族の言葉です。イ(それ)ラン(思い)カラプ(触れる)テ(させてください)。「あなたの心にそっとふれさせていただきます」の意。

おまけ
「大雪や 北の国から 男山」
「大雪や 北の国から 千歳鶴」
Posted by 美幌音楽人 加藤雅夫 at 2010年01月12日 13:46
◆美幌音楽人 加藤雅夫さんへ
 アイヌ語の響きにはどこか懐かしい温かさがありますね。

 12日には東京にも初雪がちらついて、流氷にのって拙ブログへ
お越し下さった北の大地の加藤さんのことを思い浮かべました。

 初雪や イランカラプテ 舞い降りる    山桜
 
Posted by 山桜 at 2010年01月13日 19:47
何が画期的なのか?
それは,近所のスーパーで「七草のパック」を購入したことなのです!
昨日は,例年通りススキの箸で小豆粥を食べました。
Posted by 酒徒善人 at 2010年01月17日 15:28
◆酒徒善人さんへ
 奈良の「七草パック」は、和歌に歌われている「七草」ですね。
東京の店頭では、よく見て買わないと「今様七草」になっていて
小松菜やら水菜やら忍び込ませたのがあるので要注意です。

 栄養面では旬の野菜の代用は却って良いのかもしれませんが、
こういう行事はやはり昔ながらのものが揃ってないと気持がしゃんと
しなくて困ります。 以前書いたように穀物七種となると、もう揃える
術はありません。 いずれ七草もそういう運命なのかもしれませんね。
Posted by 山桜 at 2010年01月18日 08:48
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