年が改まって最初の天神様(菅原道真公をお祀りする神社)のご縁日の25日は「初天神」と呼ばれ、いつもよりご利益が大きいと聞こえ、学問の神様のお力を最後の頼みにと受験生の参拝も多い日です。
「初天神」といえば、落語が有名ですね。 子供向けの絵本も出ています。
落語の荒筋なんて面白くもありませんが、かいつまんで書けば…
おかみさんから「初天神」に息子の『金坊も連れて行っとくれ』と言われた親父さん、アレコレねだられるので嫌だなと思っていると、丁度そこに金坊帰宅。 連れて行かないのなら、近所に『ゆんべのおとっつあんとおっかさんのあれやこれやを…』と脅かされ、仕方なく連れて行くことに。 案の定あの手この手で上手くねだられて、飴だの凧だの買ってやってしまう。 しかし凧を手にした親父さん、すっかり凧揚げに夢中になってしまい、金坊曰く「こんなことならお父つぁんを連れてくるんじゃなかった…」 (お後がよろしいようで〜)
一方、ご存知の方が多いと思いますが、「お初天神」といえば、近松門左衛門作「曽根崎心中」の舞台となった大阪の露天神社(つゆのてんじんしゃ)のことをさすのだそうです。
「誰が告ぐるとは曽根崎の森の下風音に聞え
取伝へ貴賤群集の回向の種
未来成仏疑ひなき恋の手本となりにけり」
元禄時代、この神社の境内で実際にあった心中事件を元に、人形浄瑠璃「曽根崎心中」は書かれ、その女主人公・遊女「お初」にちなみ「お初天神」と呼ばれるようになったのだそうです。(お相手は手代の「徳兵衛」)
恥ずかしながら、わたくしそのこと、露も知らず今日に至った訳でして…。 今まで「お初天神」は「初天神」を丁寧に呼んでいるのだとばかり思っていました。 どうも関西のことに疎くていけません。 いえいえ、それ以前の一般常識なのでしょうけれど、今日一つ利口になった記念に書いておくことに致します。
<ご縁日・覚書>
5日=水天宮 8日=薬師如来 10日=金比羅さま
13日=虚空蔵菩薩 15日=阿弥陀如来 16日=閻魔さま
16日=聖天さま(歓喜天) 17日=千手観音菩薩
18日=観世音菩薩(観音さま) 23日=八幡さま
24日=地蔵菩薩 25日=天神さま 28日=不動明王
午の日=お稲荷さま
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大阪行けば、気軽にお参りできますね。
多聞さんにコメント戴いて、場所を確認する為に露天神社さんの
HPを見てみましたら、私、20年ほど前にここにお参りしたことが
あるのを思い出しました!
その頃はお初&徳兵衛の銅像はなかったけれど、確かに商店街の
小道を抜けた先にぽかんと開けたこの神社の雰囲気に覚えが…♪
忘れていた埋もれた記憶を蘇らせて下さり、ありがとうございます^^
さくらんのお花も超かわゆい♪(⌒0⌒)♪
冬明けのお花って本当にうきうきしちゃうね〜。
お空もいい色だよん☆
初天神。。。
そうそう、どこかで読んだんだけれど
天神って景教の神様をあらわすこともあるって。。。
ほんとかな〜??
初天神の日に合わせるように家の庭の白梅が咲いたのよ〜♪
冴えた青色の空に白い梅の花、放たれた香気も清清しくて
体の隅々まできれいになったように思えたよ^^
日本とイスラエルを結び付けたい人達の間でそんな話が
あったかな〜 景教を日本に運んだのは秦氏とかいうのだっけ?
わたしはさる天神社の氏子でして。その天神さんは実際に菅公が太宰府に旅立たれる前に「足のお守り」に立ち寄られたところです。
今もガンバ大阪の選手などがよく祈願に来られます。
お初天神には数種類のおみくじがあるんですが、友人でおみくじ引くのが大好きな奴がいまして、彼は全種類引いてました。全部「小吉」だったので合わせて「おれ大当たりや〜」と喜んでましたから、その手始めに私たちでアタマをバコッ・・・
ところで荒神様も28日が縁日ですが、荒神信仰は西日本がメインのようです。不動尊と同じ意味の28日なのかしら・・・
創建も古く天暦元年(948)に元北野天満宮の神像を滋賀県にある比良神社の神良種が神のお告げにより上杉景勝の領地であった旧地に建てたそうで、現在は耶麻郡猪苗代町の猪苗代湖のそばに有ります
日本三大と言う割に知名度がほとんど無いですね
さっそく七恵さんの氏神さんへ、ネット参拝に伺いました。
陽気で楽しそうな神社さんですね〜 お足を痛めた幽黙さんは
「足のお守り」ご存知だったかしら。「久延琵古の独言」HPで
見かけたような気もしますが…。
えべっさんの裏から叩いてお願いってのやってみたいなぁ
「小吉」のフォーカード? すっごいダメ押しな感じ^^;なのに
そのポジティブさが運を呼ぶんでしょうね〜無敵そうなご友人です。
こちらでは「荒神さま」は竈の神様として台所などの火の気の
ある場所に祀られています。 お不動さまは大日如来さまの
荒魂とも伺いますし、火焔を背負ってらっしゃる様子からも
なんとなく荒神さまと近しいイメージではありますね。
この辺り詳しい方、どうか教えて下さいませ〜
わぁ、申し訳ないことに「二大天満宮」の認識しかなくて
三番目の「小平潟天満宮」さんを存じておりませんでした(。。;)
HP等に、なかなか興味深いご由緒や物語があって暫し読み耽って
しまいました。
「三大天満宮」で調べてみると「大阪天満宮」又は「防府天満宮」
を入れて…などと出てきましたが、もう一宮には諸説あって良しですね^^
大きな字は懸腕で書けても小さくなると無理ですよね。大体古今集の写本で現存しているものは、まあ・・・高さは20センチ前後でしょうか。懸腕では無理でしょうね。いろはは何処まで行ったかわからなくて・・・ゴメン。明日は我が家で、新年会。ビーフシチュウを大なべでつくります。お近くだったら参加してもらえるのに・・・
私は草書は紙に手をつけないでさらさらと書くものだと
すっかり思い込んでいて、なんとかそれが出来ないものかと
練習しておりましたが…無理だったのですね〜(><)
最近は懸腕に慣れてしまって提腕が窮屈に感じていました。
また少しずつ慣れるように戻していきたいと思います。
「いろは」はももりさんのところにお返事して参りましたので
宜しくお願い致します。
ももりさんの大鍋ビーフシチュウ、とっても美味しそう♪
私も今から仕込みをしようかな〜♪
このあたりまで拝読すると,
頭の中には,都はるみのあの曲が・・・
あれは「大阪しぐれ」だったでしょうか。
「酔って貴方は曽根崎,曽根崎あたり・・・」
YouTubeで聴いてみました。
曽根崎心中が由来のところだったんですね。
わたしも最近つとに脳みその鍛錬がたりないの で、最近国姓爺合戦をちびちびよんでたところなんですよ。
ボケ防止、に正宗白鳥に60の手習いというのがありましたが、わたしも50の手習いやらなきゃって山桜さんの文章やらみなさんのコメントを拝読するに、おもいはつのるばかりです。
善人さんには人間ジュークボックスのようにお歌が沢山インプット
されているんですね〜 残念ながら都はるみの「大阪しぐれ」が
どんな曲だったか浮かんでこないのですが、なんとなく想像できる
ところが、流石「都はるみ」ですよね♪
行きたい所、やってみたいこと、読みたい本、沢山あり過ぎて、
あっという間に時間がたっていくのが口惜しく焦ったり、
かと思うと思いっきりだらだら〜の時間も結構好きだったりして、
なかなか理想通りには暮らせないものですね〜^^;
「坂の上の雲」や「龍馬伝」等を見ていると、星雲の志を持って
学ばない自分が許せなくなるんですが…
おはようございます^^ 東京も一面の雪景色となりましたが、
春の淡雪でもうポタリポタリと雫が落ち始めています。
私も新年会に飛び入りできたようで嬉しいで〜す^^♪
日々精進のパティシェさんなので、秘かに?応援しています☆
お褒めの言葉伝えたら、どんなに喜ぶでしょう♪♪♪