真ん中の大き目の青い花は、オオイヌノフグリ。 イヌノ「フグリ(陰嚢)」という種莢の形の相似からとった名前が、春到来を知らせるこの可愛らしい青い花にはあまりにも可哀相だということで、
瑠璃唐草(ルリカラクサ)
天人唐草(テンニンカラクサ)
題名が「天人唐草」というイヌノフグリの名前から派生する
流れの山岸凉子の漫画あり。
瓢箪草(ヒョウタンソウ)
実莢の形をフグリでなく瓢箪と見做した。
星の瞳(ホシノヒトミ)
星の涙(ホシノナミダ)
地錦(ジニシキ)
畑鍬形(ハタケクワガタ)
花の突き出た2本のシベをクワガタを見立てた。
クワガタソウ、ヤマクワガタ、そしてミヤマクワガタ
という昆虫と同じ名前の植物あり。
・・・などなどの別名が後に考えられたが、いかんせん小学校の教科書で刷り込まれてしまった草花の名前の記憶を駆逐するのはなかなか難しいようだ。 私はフグリという言葉に馴染みが無いので口にする抵抗感も殆ど無いが、やはりそこの部分を私にも馴染みのある言葉で置き換えて考えると、ドギマギされる気持ちは想像出来る。
英名はBaby Blue Eyesと聞いた時、欧米人の動植物への命名センスの安易さにがっかりすることの多い私も、この名前だけは英名に軍配を上げたい。
周りの良く似た容で薄い色の小型の花は、在来(又は古く伝来)のイヌノフグリかと喜び、図鑑に当たってみたが、どうも近年欧州より
入り込み急速に各地に勢力を伸ばしつつあるというフラサバ草かと思われる。
フラサバという名もどんな意味なのかと思われるだろうが、日本でこの草を発見し、欧州のものと同種であると発表した研究者のFranchet(フランチェット)とSavatier(サバチェル)の両名の名前を略してフラサバ草と
名づけたとのこと。
まぁ、別名ならいいとして、正式和名には、もう少し別の名前が欲しかった。 いくら路傍の草でも命名は慎重に。 でも、発見者に命名権があるのかな・・・。
ラベル:オオイヌノフグリ
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フグリってそういう意味だったんですか〜。びっくり&ショックです。それは花がかわいそう。
山桜さん同様私も意味を知らないだけにオオイヌノフグリと大きな声で遠慮なく呼んでおりました。
今更新しい名前を覚えられるわけもなく。。。。
でも、とても勉強になりました!!花の名前の由来、興味深いですね。
懐かしいけれど、中身は決して古くない山岸さんの天人唐草ですね。
時々山岸さんのマンガには心臓を突き刺されてましたよ。
写真、可愛いです。
なぜ青い花には胸を衝かれるのでしょうか。
白い花や黄色い花にはそんなこともないのに。
自分にとって恥ずかしくない言葉が相手にとっては
非常に恥ずかしい言葉なことって、ありますよね〜
知らなかった方が良かったという由来も幾つかありますが表に
書けるものは・・・です(苦笑)
今でもやはり山岸さんの本を手にすると胸がざわつきます。
オオイヌノフグリの名前の由来という同じ所に引っかかっても、
私にはとうていあのストーリィは思いつかない。一対どういう
人生を歩んでこられたのか・・・。
紫ではない赤みの入らない本物の青い花は少ないですね。
私も青い花を見ると暫し動けなくなります。けれどその青い花の
色を写すのは私のような腕では難しく、この時は偶然影が落ちて
来て綺麗な色が出て嬉しかったです。
でもなんかほのぼのって、気もするけど。
山岸涼子さんの漫画、、、漫画系は子供のころ
家の前が貸し本屋さんだったこともありよく読んで
いたけど、自分のストックはみんな古本屋さん行き。聖徳太子もみんな手放して、、なんだか読み返したくなりました。でもね。どういうわけか、その
天人唐草。会社のデスクの引き出しにあったような、、?
ほのぼの・・・そうだね、犬の散歩好きな人がつけたのかなぁ・・・
「オオ」イヌノフグリと付けたのは牧野富太郎先生らしいけど、
そもそも先にあったイヌノフグリの命名者は不明みたい。
やっぱり、面白いから広まっちゃったのかな〜?
漫画の貸本屋さん、懐かしいなぁ・・・私も近くにあったので
入り浸っていたよ^^;
この植物にとっては本当に気の毒な話です。
メロンでも“ババ殺し”と呼ばれる品種があります。
自分にそんな名前がついてたら嫌ですよね。
傷付きやすいのでオオイヌのタマタマということで。
埼玉でもホトケノザの花が咲いて、
カラスノエンドウのツルが伸び、
大根の花がさきはじめました。
ババにも、婆・馬場・糞などの意味がありますが、
「ババ殺し」メロンのイワレはどんなものなのでしょうか?
・お婆さんを夢中にさせる程美味。
・お婆さんが食べたら亡くなってしまうほど不味い。
・馬場に茂りすぎて、使えなくしてしまう。
・糞のような臭気を発する。
・肥料を非常に要する為、肥料用の糞がタチマチ無くなってしまう・・・
答えが分かるまで色いろと想像するのも楽しいです^^
こーちゃんのはしばしば公開されているので、拝んだことがアリ・・・
シソ科のホトケノザとオオイヌノフグリとタンポポ・・・
ここらの野もピンク・青・黄色と3色揃い踏みになってきたよ♪
モモルディカメロン。師匠が八丈島にあるのを見てびっくりしたというもの。
地元では「ババゴロシ」という変な名前が付けられていました。このメロンは水分が少なく粉っぽいという特異な性質をもっていて、老人が喉を詰まらせることがあることからそう呼ばれているとのこと。
長崎県の福江島でも栽培されていて、こんなに離れた島にしか残っていないのが不思議です。
彼女の作品を思い出す人は多いでしょうね。
ウチの犬は娘に言わせると
「年中無休で裸同然」なので
当然「出しっぱなし」なのですが・・・
花に実がついたら似ているのかどうなのか
確かめてみなくては・・・?
「婆殺し」!なんでこういうのって「爺」ではないんですかね(笑)
粉っぽいメロン…熟しすぎて粉々したスイカを想像中…
あれは確かに咽ますね、危険デス。
検索したら、以下の記述がありましたが、これはスイカのことの
ようですので、語源が違うんでしょうね…。
[ウォーターメロン=ババメロン(bubbamelon・現在、ババとは一般的に南部に
住む人を 指すが、昔は頭が悪く、歯が抜けていて、理解できない訛りで話す
南部域に住む下流階級 の白人を示した。]
おっと、殆ど同時投稿でした!
この花を見て山岸凉子の作品を思い出す人は…私や夜来香さんの
周りには多分いると思いますが、一般的には少ないかと〜(笑)
そうそう、遊行さんのサイトはきっと夜来香さんのハートにヒットする
(古い表現^^;)と思いますので、一度覗きにいらして下さいね☆
(右欄のお気に入りリンク先の中からも飛べます。)