最盛期の頃の賀茂葵(フタバアオイ)の親株
親株から伸びた蔓の先で育った新株(親株のあった所は露地に)
1m程離れた場所に蟻が運んだ親株の種から育った子苗
2009年花を咲かせたイチリンソウの株
2010年 蕾はつけず地下茎を四方に伸ばし陣地昨年の4倍に広げる
去年までは名前と反対に大勢で賑やかに咲いていたヒトリシズカ
2010年、大株は綺麗に枯れ果て、こぼれ種から新芽が育つ
2年〜3年目の新株にやっと花が咲く
今年はどうやら私の庭でも新旧一新の風が吹いているようです。
山野草を育てていると、ある年突然に枯れてしまうという話を良く聞きますが、それはきわめて自然な現象です。 何年も同じ場所で動かずにいれば、そこの土は栄養も酸素も不足しますし、根や株が密集すれば病虫害も発生しやすくなります。
そこで歩いて移動できない植物は新しい住処を求めて、地下茎を伸ばせるものは伸ばし、種を飛ばせるものは出来るだけ遠くに飛ばし、虫に種を遠くへ運んでもらうために魅惑のエライオソームを装備するものもあります。
鉢植えの場合、植え替えが必要というのも同じ理由からです。 私は毎年植え替えをするほどマメではないので、出来るだけその植物が伸び伸びと育てるような環境を作り地植えにしています。
この場合、毎年同じ場所に居続けて貰う訳にはいきませんので、庭の様相も毎年自然に少しずつ変化していきます。 この時に予測できない意外な変化が、庭守りの楽しみの一つです。
2010年04月10日
この記事へのトラックバック
文明も同じ気がするよっ☆
突然消滅したかのように思われる文明って
結構ある気がする。
自然な事なのかも。。。!!
やっぱりいちりんそうは
いつみてもカワユス♪(⌒▽⌒)♪
家の外にも、白いお花が咲いていて
ちょっと嬉しいよ♪
ミステリアスです
いや
摩可不可思議空間
見事な命たちが
豊かに密やかに
たくましく伸びやかに
息衝いていて
ほっこりさせていただいています
水路に溜まった落ち葉や土砂を取り除き,
水田まで水が引けるようにするのです。
いよいよ趣味の園芸も本格的なシーズンですね!
今日は5月の陽気、花粉も殆ど感じなくなって庭仕事捗ったよ〜♪
やり過ぎて疲れないように、最近はソーラーパワーのランタナの
灯りが点ったら止めることにしてるよん。 でもついつい…
家畜の餌を求めて移動する遊牧民族は特に似ているかな。
定住せずに旅をし続ける流浪の民の文化もあるものね。
今年は家のイチリンソウはお休みみたいだけど、今は
ハナニラの白い花が盛りで一面の地上の星状態だね!
野に咲く小さな花々が好きな方は、きっと気に入って下さり、
一緒にうずくまりながら、
「いつまで居ても飽きない」
と言って下さるのではと思います。
ただ、園芸店で売られているような色鮮やかな花々で埋め尽くされた
庭に慣れている方には、
「???」
な庭かもしれません^^; まさか蛇イチゴや垣ドオシをわざわざ
芝生の代わりに植えているとは思いませんものね。
私の奈良のイメージは旅以降、
「豊かな水ほとばしる地」
となりました。 水路を溢れんばかりに流れゆく元気いっぱいの
水を引いて貰える田畑は幸せです。 しかし水路の掃除って
濡れ落ち葉も泥も色々重たくて大変ですよね…お疲れ様でした。
今日はスプリング・エフェメラル達に木漏れ日が注ぐように
地面から空を見上げたり、木の上から下を覗いたりしながら
最後の枝おろしをしました。 今、腕が上に上がりません…(痛っ)
何も手入れしていないような
山野そのままのような
他人が見たら雑草だらけ?
みたいな庭なんですよね(笑)
This is it! ようこそ、私の庭へ♪(笑)
戴いた時に、賀茂葵は元気そうだったのに突然枯れてしまう
こともあるので…と伺っていましたし、酒徒善人さんに
紹介して戴いたNewtonの特集Mook「植物の世界」でフタバアオイの
「緩慢に移動する集中斑」
を読み、分枝しやすく腐りやすい蔓の特性を学んでいたものの、
実際に親株の蔓が消えて無くなった時はドキドキ不安になり、
慎重に分枝した先を這い蹲るように探してしまいました^^;
黒光りする冬芽が開いてつやつやの新緑が重なり合う時の喜びは
賀茂葵と共に生きるものの大きな喜びですね!