
【狭井神社】大神神社HP内 http://www.oomiwa.or.jp/c03/c03_12.html
御祭神 大神荒魂神(おおみわのあらみたまのかみ)
大物主神(おおものぬしのかみ)=大神(みわ)神
媛蹈鞴五十鈴姫命(ひめたたらいすずひめのみこと)
・神武天皇正妃・古事記では大物主神と勢夜多々良姫命
の娘
勢夜多々良姫命(せやたたらひめのみこと)
・古事記では媛蹈鞴五十鈴姫命の母姫とされる
事代主神(ことしろぬしのかみ)
・日本書紀では媛蹈鞴五十鈴姫命の父神とされる*
大神神社本社の大物主大神の荒魂をお祭りする神社。
延喜式神名帳記載の古社。 古来、華鎮社(はなしづめのやしろ)と
称され病気を鎮める神としての信仰厚く、ご神水湧き出る薬井戸が
ある。
*同一神とされていても、荒魂・奇魂・和魂という魂に分かれ
ますと、それぞれお名前もご神威も異るとされます。
また、古事記と日本書紀では、同一と思われる登場神・人物
でも異なる名前や物語となっている場合が多く見られます。
編纂を命じた者、実際に記録した者の様々な思惑が反映されて
いるかもしれず、伝承した民族系統が異なるのかもしれず、
そんな所もまた伝えの謎解きの面白さです。
狭井神社の社務所に申し出て襷を預かり受けると、右手の登山口からご神体「三輪山」へ上ることが許されるとのこと。 目の前を襷も受けずに、ささっと上っていくカップルがいましたが…大物主大神様のご神威を畏れぬ行為…オソロシク大胆です。 上らせて戴く時は必ず申請して初穂を奉納した標しの襷を掛け、特別にお許しを得たとの真摯な気持ちで臨みたいものです。
最も神聖な地域は今も禁足地として守られ近づけないようになっていて、有名な神明鳥居を横に三つ連ねた「三ツ鳥居」は、古来その鳥居を通して三輪山を拝していたものですが、一般人は直に目にすることは出来ません。 戴いた「大神神社縁起」の中のお写真はこちら。
薬井戸には沢山の湧口が設けられている汲み場があり、その場でコップを借用し戴く事も、容器を持参して汲んで持ち帰ることも出来ます。 共用コップはよ〜く洗って返しましょう…気になる人はマイカップ持参か手に受けてがよろしいかと。
薬井戸からご神水を戴き、生き返った心地で参道を戻り右手の池の中の市杵嶋姫神社へ渡る橋から池の中を見下ろすと、小さな金魚が無数にこちらめがけてわ〜っと泳いで来ました。

「ポニョ〜っ! かわゆしっ!」
ケロロン大喜び(笑) 大和郡山は金魚の名産地でもありましたね。
(ポニョは金魚ではありませんが、水道水でも元気な海の女神の子)
道の向こうの大きな池の前を通り、看板に従って久延彦神社へ向かいます。 途中の細い坂道で笹百合の群生保護地を通りました。 勿論未だ何も地上には出ていなかったのですが、しばし憧れの笹百合の盛りの頃の姿を想像し竹林を渡るの風の音を聞きながら佇みました。

【久延彦神社】
大神神社の項でも書きましたが、久延彦様というのは田を守る案山子(かかし)神と言われています。 田の中で動けない代わりに世の中のことをじっくりと観察し大変な物知りとなられた知恵の神様です。
当ブログにお越し下さる幽黙さんのまたの御名も「久延毘古さん」と仰りその名の通りの博識であられ、いつも助けて戴いております^^
幽黙さんのHP「久延毘古独言−幽黙庵の囲炉裏端」
http://blog.goo.ne.jp/kue-biko
久延彦神社の手前(小山の上でベンチもあり、こちらの方が広い)にも少し先(こちらにもベンチあり)にも見晴らしの良い展望所があり、お弁当を開いて休憩ならこの辺りが最高ですね! (ハイキングの実踏癖が…)
こちらからの展望は以前にもご紹介しましたが、もう一葉、大和の青垣の中に並ぶ畝傍山と耳成山です。 もうひとつ左隣の香具山も入れて大和三山の写真にしたかったのですが、広すぎてよい構図になりませんでした。 実際に目で見ると素晴らしい景色なのですが…。

「大和三山」同じような高さ大きさで等間隔に並んでいて、ピラミッド?と思わても不思議ないですよね。 余りにも美しい円錐形の三輪山はどうなのでしょう?
今朝BS2の「奈良時代」で放送された「頭塔」なんて階段状ピラミッドそのものでした。 民族流浪の終着地とも言われる日本ですから、世界中の色々な文化が伝わって大いなる和となっているのかもしれませんね。
媛蹈鞴五十鈴姫命の生誕の物語や大物主大神の正体(この世での姿?)が明らかになる物語には大物主大神がその身に降りてこられる巫女であり、後に妻ともなった倭迹迹日百襲姫(やまとととびももそひめ/卑弥呼のモデルの一人と言われる)とのお話もありますので、またの機会にご紹介したいと思います。
【大神神社近辺のMapion地図】http://www.mapion.co.jp/m/34.52522221_135.854775_10/
(お出掛けの際はこの手の地図をコピーして持参されることをお勧めします。 広い神社では境内図が見当たらず、右往左往致しました。
この地図でお分かりのように、三輪駅で降車すると参道の途中に出ますので、大鳥居から詣でたい方は一旦参道を下る必要があります。)

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高さも似てるんだネ。
それにしても、奈良はまわりたいけど
広いんだね。さくらんも大変だったんだ〜
ある程度、何度も行けばわかるようになるんだろうけど
全くの初心者だから、やっぱり奈良への旅路は
地図とにらめっこして、検討つけてからのほうがいいかな??
http://masaokato.jp/2009/02/13/133058
4月16日、拙ブログのエントリーは「You?」街の灯のマリアです。
しばし大神にお詣りさせていただいた心境です。
久延彦>>私メは心が硬直していて動けません。
もう少し柔らかく、、豊かにならなければ・・(苦笑)
金魚・・・カワイイですね。
香具山・畝傍山・耳成山と三つ並んでるのも、周りが平地
なのも、なんとなく人工的な雰囲気に思えてね〜♪ でも確か土地の
方は昔は火山だったって仰っていたような…やはりピラミッドは
トンデモ説かな^^;
奈良は見るべきものがいっぱいあってとてつもなく広いのに、
交通機関というか、線路もバスもあるけれど本数が少ないの。
地域を絞って集中的に訪れるか、ダイヤを調べて計画的に廻るか
しないと、時間が勿体無いことになるよ。
もっとも、の〜んびり過ごす方が奈良の良さを味わえるんだけどね〜
観光地図が割りに大雑把だから、細かい道まで載っている
地図をコピーしていくと安心だよ。 あとお店が無い所も多いから
買える時に非常食を常備しておいてね〜
いつか一緒に廻れたら楽しいけど、私はガンガン歩くのでやゆよんには
シンドイかなぁ…ケロロンもちょっこしへばっちょった(><)
光岡自動車の車は個性的でいて上品で、憧れますね〜
誰かプレゼントしてくれて運転もしてくれたら…(夢^^♪)
「YOU?」なんでしょう〜?? 早速お伺いしてみますね〜☆
大神神社さんにお参りに来られているのは殆ど地元奈良と
の方々のようでした。 信仰の篤さ、大神さまへの畏敬の念を
強く感じました。
そして小さな子からお年寄りまで一家揃ってお参りという姿が
多いのも大変印象的でした。 若いお父さんが子供に参拝の
仕方を教えていて、きちんと祖先からの伝えが守られ、また
伝えられていくことが羨ましく眩しく感じました。
鎌倉とんぼさんのお心が豊かでないなどと仰られては、
もう日本中、心の貧困者だらけになってしまいます(><)
私は生まれたての金魚は黒いものと思っていたのですが、
この写真では見えない、とても小さな金魚まで赤くて本当に
可愛らしくて、食入るように見てしまいました。 水紋の輪が
広がり、間抜けな顔が二つ消えていたのは幸いでした^^;
6月,ここで咲いた笹百合が,奈良にある大神神社の摂社・率川神社まで運ばれ,三枝祭(ゆりまつり)が行われるそうです。
いま通っている歯科医院の窓から三輪山が見えます。
三輪山を仰ぎながらの歯の治療,
どこか妙な心地です・・・
ありがとうございます。 そのお祭のこと調べようと思いつつ
出来ていませんでした。 確か椿わびすけさんのHPで笹百合を
奉納するお祭りを拝見したような気がして…でも、それは
奈良ではなかったかも…
笹百合に憧れて球根を買ったことがあるのですが、まったく
芽生えも見られませんでした。 笹が茂ったような斜面が好み
のようですね。 うちの庭にその環境を作るのは厳しいので
6月頃の開花期に生息地を静かに訪れて思いを遂げることに
いたします^^
↓「大神神社の笹百合」 旅館・大正楼さんのブログでみつけました。
http://ryokan.taishoro.com/2009/06/post_445.html
虫歯に白糸を巻きつけてエイッ!という訳には…(痛っ!)
一度三輪のお山に登ってみたいと思いつつまだ果たしていません。
前に下山して来られた方にお話を聞くと、九州からこのお山に参拝する為に出てきたとおっしゃってられました。
またひとりのお若い女性も心身の鎮めのために、登ってこられたとか。
いつか足掛けの旅ではなく、お山に参拝する為に行きたいと思います。
ちなみに私の故郷は和歌山で、田舎に帰る時は奈良を通っているのです^^
あら〜故郷は和歌山でいらしたのですね…ごめんなさい!
ということは、ご主人様が奈良の方? なんて個人的なこと
あまりつっこまないことにします〜お許しを…(。。;)
私、何故だか日本で和歌山と四国だけ行ってないんです。
いつかご縁ができますよう…に☆
こちらにおいで下さる酒徒善人さんのブログに慈光院を訪問された
記事があったので、私の奈良が故郷のマイミクさんも…なんて
書いてしまったのですが、幽黙さん辺りから通報がありました(笑)?
そうですね、やはり「ついで参り」というのは失礼ですから、
そのことを主に…という機会を私も選びたいです。