
6月16日、旧暦五月五日の端午の節句の日、我が家の野花菖蒲が、苗を育てて3年目、ようやく初めての花を咲かせました。 園芸改良種のような大輪の華やかさ、色合いの多様性はありませんが、気高い紫色にほんの少し黄色の差し色が効いています。 鋭い剣のように延びた葉の上に姿勢良くすくっと花開く。 正に神様の意匠、上品そのものです。
(写真は光の加減で色合いが薄く見えますが、実際はやや赤みを帯びた深い紫色。 やや厚手の質感は表千家流の男性の袱紗にも似て。)
上から見た姿、この3・3・3と広がる幾何学的配置の美…。
横からと上から見た花と、同じ花とは思えない程の神秘的な形。
神様はきっと何事か、この花に秘め事を隠されたに違いない。
そんな妄想にうっとりと浸らせてくれる野花菖蒲です。
<追記 2010.06.30>
アヤメ・カキツバタ・ハナショウブの見分け方については、以前書いたこちらの記事にありますので、ご興味のある方はどうぞ…
→「花菖蒲・文目・杜若」 2007.06.09記
→「野花菖蒲・笹百合」 2006.06.19記
月日の過ぎるのはあっという間、写真だけは辛うじて撮ってみるものの、ブログの更新ままなりません。 慌しく過ごしてはおりますが、いたって元気にしております。

美しいですね
どうも
園芸種が
花菖蒲に限らず苦手で
きりっとした固有種に
どこかしら心惹かれます
ああ
また縄文杜若を
見に行こうかなぁ
昨夜、このお花のことばかり考えて眠ってたので
ちょっとばかりびっくらこ(@@)
やっぱりお花が咲くまで時間がかかるんだね。
でも、その分本当に美しいですo(⌒▽⌒)o
杜若かと思いましたが、菖蒲なのですね。
杜若はもっと色が濃紺で花びらが細いのかな?
三年もかかって咲かせたのですね。
花芽が出て花が咲くまで、毎日ドキドキものだったでしょうね♪^^
「改良?」と疑問符アリアリの園芸種、出目金やら獅子頭やら奇異な
姿にされた金魚の姿にも重なります。(金魚愛好家の方ごめんなさい)
折角の素の美しさを消してしまう厚化粧か不自然な整形のような…。
杜若は、八橋と描かれるように水面に映る美しさがありますね。
ご心配お掛けしてすみません(。。;)
多聞さんも、ブログ復活されたのですね^^ 良かった♪
"Fleur-de-lis"はずっと「ユリの紋章」と訳されてきたので
私も「どこがユリ?」と形に納得しないものの、やゆよんに
「アイリス」説を教えて貰うまでユリなのだと思ってたよ。
ユリにしろアイリスにしろ、3・3・3のパターンと
剣のような葉は相似なので三位一体などの「3」や守護に
纏わる神秘性は同じなのかもしれないね。
スカウト運動も「3つの誓い」などの象徴としてこの紋章を
シンボルとして使っているよ。 ガールの方は剣をしまって?
三つ葉のクローバーになってるけど、クローバーも形の中に十字架を
持っていて元の考え方は恐らく同じかな^^
最初に戴いた苗は株分された小さな芽でしたので、株が充実して
花芽を持つまで3年かかったようです。 それだけに愛しさ倍増!
クローズアップ撮影ですと花の大きさが分かり難いですが、
垂れた花びらが丁度侘介椿の葉と同じ位の大きさで子供の頭程も
あるような豪華な花菖蒲を見慣れた方は小さくて驚かれるかも…
杜若の花期は丁度一ヶ月程前ですので、新暦の端午の節句に
外で咲いているのは、実はアヤメかカキツバタになります。
まぁ、みんな広くは同じ仲間ですから野暮なことは…^^;
確かにこの紋章は人の原風景に訴えかけるなにかが
あるのだろうね。
アイリスの根をオリスといって
お化粧とかにエジプトでは使用してたんだったかな。。。
根がオリス
花はイリス
まるでオシリスとイシス
なんだよねo(⌒▽⌒)o
オリスは、ジャーマン・アイリスの一種の和名「ニオイアヤメ」のことで、
その根がオリス・ルートと呼ばれ、ハーブとして利用されているんだね。
そして、どうやら現在一般的に「イチハツ」と呼ばれて広く栽培されて
いるのが実はオリス(ニオイアヤメ)で、昔ながらの日本イチハツ(一初)は
茅葺屋根の衰退と共に殆ど栽培されなくなったとか…。
ただアヤメの仲間の中で一番最初に咲く「一初」と同じ頃花が咲き
栽培が容易で急速に広まったので混同されてしまったみたいね。
ニオイアヤメは花も香るということなので、来春は私が今まで
イチハツと思っていた花の香りを確かめてみるよ〜♪
「イ」は「天」「虹」で、
「オ」は「地」「根」って何かありそう♪ 楽しいね〜!
教えてくれてありがとう♪
来春まで待ってる!!←ホント??
今のイチハツってニオイアヤメなんだ〜(@@)
うちにも少しあるんだけれど、じゃあこれが
オリスなのかな。凄い発見!!
実際に確かめてないので、あやふやな情報でごめんね(。。;)
根を堀上げ乾燥し3年位保存して「スミレの香り」になれば本物?
気の長い話し〜(笑)でもさ、日本人には「スミレの香り」って
ピンと来ないよね。 オリス・ルートって、確か「ボンベイ・サファイア」
っていう綺麗な薄青い角瓶のジンにも入っていたような…
(ほらほら横道に逸れて行く〜)
ギリシア文字はアルファベットの元で、少なくともこの場合、
「イ」と「オ」じゃなくて、
「I (イオタ、ヨタ)」
「O(オミクロン)」とすべきかな。
アルファベットも今は表音文字としか扱われないけれど、
元々は何らかの形からイメージされているだろうし、若しかして
原初の象徴的意味が残っているのかも…調べたら面白しいかな〜♪
(結局、こうやって横道迷路へ嵌まり込んで迷子に〜♪)
出目金・・・好きにはなれません。
自然そのまま、神様の作って下さった姿は美しいですね。
金魚も尾びれがヒラヒラしている位は可愛いですけれど、
人間の勝手で行き過ぎた品種開発(改良といいたくありません)を
続けるのは、どうかと…。 需要があるから不思議です。
人と違う珍しいものを所有したい強欲の権化のようです。