

前の透明な光を受け純白に四方に広がった。
ヤマボウシ、これも音だけ聞いていた頃「山帽子」と勘違いしていた。
子供だったので、ただ避暑地の女性が被っているようなイメージの
縁の広い白い帽子に似ているからだと思っていた。 そんな西洋文化の
入る前からヤマボウシと呼ばれていたのだから、有り得ないことなのに。
山法師の「山」とは比叡山のことで、「山法師」とは比叡山延暦寺の
僧兵のことを指す。 当時権勢を振るっていた白河法皇(1053-1129)が、
三つの己が心のままにならぬものとして、
賀茂川の水 双六の賽(すごろくのサイ) 山法師
と恐れたほど強大な力を持っていた。その力ゆえに為政者から疎まれた
比叡山は、後に三度の炎上という運命を辿る。
爽やかな(旧暦)皐月の空の下、豊かな濃い緑の上に広がる無数の
僧侶の丸い頭と白い衣を広げたようなヤマボウシは、季節が廻る毎に
彼らの純粋な心を、後の世の人に示しているようにも見える。
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オオヤマレンゲも長らく見ていないなぁ〜。
本当に素晴らしいと思います。
虞美人草とは対照的な白が印象的だね。
確かに避暑地には帽子が似合うかも。
今までで見たことのないお花かも(^^*)
名前をしらなかったので、ひとつ賢くなりました(^^)
ありがとうございます。
山で出会った花の思い出は、心身が清められている所為か、
とても強い印象を残しますね〜 私も山へ行きたいなぁ!
確かその大峰山で修行僧に発見されたので「大山蓮華」と名付けられた
と記憶しています。 鹿の被害にあって酷く数が減ったとか・・・
本当にN県の鹿にも困ったモンですね!
鎌倉とんぼさんに褒めて戴けるなんて、竹とんぼのように
クルクルと舞い上がって飛んでいってしまいそうです!
ヤマボウシを見ていると、山から衣を翻し駆け降りてくる
若き僧侶たちに見えて、胸が締め付けられることがあります。
何がしかのご縁があるのかもしれませんね・・・合掌。
葉っぱの上で上向きに咲くので、意外と見過ごしがちな花だね。
白さがね、本当に心に染みる白さなの。 涙がでそうになるよ・・・。
今は、アメリカからやって来た近縁のハナミズキの方が、葉よりも先に花が
咲くので良く目に付くかも。そのハナミズキも最初は「アメリカヤマボウシ」って
言われてたんだけど、この名前は聞かなくなったなぁ。
街路樹にヤマボウシですか! いいセンス☆素敵な町ですね^^
ハナミズキばかりじゃなくて、もっと日本の木の並木が見たいと
思っているので、とても嬉しいです♪
いつもへぇ〜、ほぉ〜 と感心するばかりで^_^;
山法師、、本当に清らかな白ですね。
自分の所をチェックするの忘れてたよ^^;
そらっちの所に行くと、知らない世界の扉がいっぱいで
私にはワンダーランドだよ〜♪ いつもありがとう!