2011年05月09日

ふたたび日光へ二人旅@

 昨年の3月、行事の引率とその下見に2度訪れた日光。 今年はもっと自由にゆっくり散策しようと、春休みのケロ(成人式も過ぎたのでケロロンもロン抜きで)と旅する予約をしていたのが3月中旬。 その前にあれやこれや片付けようと朝からフル回転していた11日金曜日の午後、あの大地震が東日本を襲いました…。 

 まだ直後には、三日も経てば電車も復旧するだろう…と希望も持っていましたが、段々とそんな生易しい状況ではないことを知るにつれ、とても呑気に旅を決行する気持ちにはなれず、また日光へ行く電車も結局長く運休のまま。 その翌週に予定していた熊野行きも同じ気持ちで、また避難の為などで移動しなくてはならない方、宿泊せねばならぬ方の邪魔にもならぬようキャンセルとしました。

 そして4月も下旬となり、大きな震災被害の無かった日光も風評被害で客足が遠のき困っていると伺い、ケロの春休みが延長となっていたこともあり、元気を出して出かけることにしました。

 去年は外国人のお客様で溢れていた車内も、今は日本人さえ疎らな現実に直面しながら、お昼前に東武日光駅に到着。

 ずっと駅弁にも車内販売にもありつけずお腹がペコペコのケロを歩かせる為、駅を出て右の道沿い数分の「乙女」さんで、茶飯のおむすび・大豆餅を購入。 美味しそうな和菓子の数々とふっくらおむすびたちの中から選ぶのは、目移りしすぎで大変でした。(写真は去年のものなので草団子が写ってます) 
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 「いざとなればおむすびがある」と思えば歩けるもので、テクテク10分ほど歩き、お気に入りの「魚要」さんで「湯波」(日光では湯葉をこう書きます)蕎麦を戴きました。 しっとりと煮含ませてある3種の湯波(ぜんまい巻・長寿(高野豆腐)揚・揚巻湯波)がたっぷり4つも… 熱々を食めばじゅわっと旨味が溢れ出ます。 濃い目の汁にも負けない手打ちの蕎麦をすすれば、鼻腔を蕎麦の甘い香りがふわっと吹き抜けます。
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 汁の表面の細かな油は揚げ湯波からのものです。 30分くらい茹でて油抜きをしてから調味しますが、抜けきらぬほんのり浮かぶ油味がまた美味しいんですよ〜 う〜ん、写真を見ているだけでまた戴きたくなってしまいます〜! 「じゅるる〜!」(←くもみちゃん@「空から日本を見てみよう!」)

 ちなみにこちらの湯波は、日光の老舗「ふじや」さん HP→ http://www.nikko-fujiyayuba.com/の品です。 「魚要」さんもいつもの観光シーズンなら、外で並んで待っている人も居るくらいですが、待たずにゆったりと戴けてラッキーなのやら申し訳ないやら…。 お店の方のお話では、『これでも大分お客さんが戻って来てくださったんですよ』とのことでした。

 やっと身体も温まり東照宮方面へ向かうと、見慣れた沿道の景色にぽっかりと黒く沈んだ空間がありました。 先週、数件のお店が火災で失われてしまったそうで、真っ黒に焦げた太い梁や柱、綿がいっぱいの赤地のお布団の燃え残り…。 なにか震災地の状況と重なるようで言葉を失いました。 幸い亡くなった方はいらっしゃらなかったと伺い、少しほっと致しましたが、以前にも増しての復興をお祈りしています。 


 左手に金谷ホテルを仰ぎながら大きな谷川にぶつかると、そこは、
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 何度訪れてもやっぱり見惚れてしまう「神橋」のある景色

 【神橋伝説】
  奈良時代末、勝道(しょうどう)上人は、霊峯二荒(ふたら)山(男体山)の登頂による鎮護国家・人民利益の大願をたて下野(つもつけ)よりやって来ました。 勝道上人一行は、やっと大谷(だいや)川のほとりまで辿りつきましたが、岩を食む大谷川の激流を渡る術なく困り、上人が跪き一心に祈念すると、対岸に夜叉のような身の丈一丈余、左手は腰に、右手は二匹の蛇をまいたお姿が現れて、
 「我は深砂大王である。汝を彼の岸に渡すべし」
と言いながら手にもった蛇を放つと、赤と青二匹の蛇は、たちまち川の両岸を虹のように渡って橋となり、背には山菅が生えたので、急流を渡ることができたといいます。

 ふり返って見ると、大王も蛇橋もすでに消え失せてしまっていたので、上人は合掌して、深砂大王の加護に感謝し、それ以来この橋を山菅の蛇橋と呼んだといいます。

 と、いうことは、この橋は消えた橋の再建なのでしょうね…その辺の詳細は、「日光二荒山神社の公式Web site」『神橋』http://www.shinkyo.net/shinkyo.shtmlへどうぞ


 緑文字の部分は10日に追記いたしました。


ラベル:日光 蕎麦 伝説
posted by 山桜 at 19:25| Comment(8) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
油揚げ狂いにして湯葉狂い(笑)
この画像には
殺意すら覚えます(爆)
美味しそうだ
本当に美味しそう!
Posted by 幽黙 at 2011年05月09日 23:18
… 熱々を食めばじゅわっと旨味が溢れ出ますぜんまい湯波・蕗湯波・湯波巻き)がたっぷり4つも・・・・ウ・ウ・・・・ン想像するだに・・・う・ま・い!!!
 男体山が爆発して中禅寺湖ができたとか???今、休火山と言う呼び名は無くなったんですね。ケロちゃん、かわいい!!!又、会いたいです。
Posted by 山口ももり at 2011年05月10日 08:34
◆幽黙さんへ
 ふっくら煮含めた油揚げや湯葉(波)、たまらないですよね〜!
うちでも特にケロは湯葉に目が無く、この旅でも帰りに
「もう一度、湯波蕎麦食べた〜い!」
とお店に向かったのですが、なんとお休み?時間外?で
閉まっていて残念でした。 そのお蔭で別の美味しいお店に
巡り会えたのですが、それはまた後のお話で…^^
Posted by 山桜 at 2011年05月10日 11:13
◆ももりさんへ
 すみません、先程ご近所の愛犬の訃報あり駆けつけて…。
ケロと共に大きくなっていった愛くるしいワンコでした(合掌)

 「ふじや」の湯波をお土産に買ったら、オカラも沢山おまけに
戴きました。 嬉しいことにずっしりと重かったです。
他にも山菜やお酒など買い込んでしまい、リュックは膨らむばかり!
(あやふやな記憶でいい加減だった湯波名を調べて書き直しました^^;)

 日光は、不思議満載、伝説の宝庫です。 有名どころだけ
見て回るのでは勿体なくて、何度も足を運びたくなります。

 ケロはバイト先でシェフに美味しいワインをご馳走になりすぎ、
今も話しかけても、どこかの夢の中です。。。
Posted by 山桜 at 2011年05月10日 12:33
久しく行ってないのですが、日光、ゆば、好きです。
知人の素敵なお宅(それもそのはず某国公使の元別荘)に何度か泊まらせていただきました。
生ゆばのお店も教えてもらい、お土産でいただいたり、お土産にいつも買って帰りました。(お店の名前が思い出せませんが・・・また食べたいです。)
また、東大植物園日光分園に行ったりしました。
久し振りに行ってみようかな。
Posted by くさや at 2011年05月10日 23:28
 本当に美味しそう-☆  丁度食べごろの状態まで伝わり、羨ましい〜♪♪
憧れの日光は、東北の旅ツアーで5県も回り、忙しいばかりのアッと言う間の
見学でした。やはり一度は自分達で計画を立て、ゆっくり訪れたいところです。
 山桜さんの詳しい旅歩き、幾つかのチェックポイントをメモっています^^¥
Posted by メダカの目 at 2011年05月11日 11:14
◆くさやさんへ
 大正天皇さまがご静養の為に度々日光に滞在されたこともあり、
外国の要人の方々の別荘などが集まって来たようですね。
この度は、その御用邸を元に作られた公園や東大の植物園も
行って来ましたので、続きをお楽しみに〜♪

 あぁ〜生湯波も絶品ですよね〜(じゅるる〜・笑)
Posted by 山桜 at 2011年05月11日 16:42
◆メダカの目さんへ
 外国のツアーもそうですけれど、限られた日程で広い地域の
名所を回ると、殆どバスに乗っている時間の方が長いことに
なってしまいますね〜(><) 最初はそれで仕方がないですし、
次には是非じっくりと気に入った所へといらしてください。
関東・東北地方への旅ならご相談にのりますよ〜^^♪
Posted by 山桜 at 2011年05月11日 16:52
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