2006年07月19日

山百合

画像 653.jpg
       山百合・ヤマユリ (東京都 奥多摩にて)

 山百合には何故かいつも唐突に出会う。 
出くわすと言った方がいいかもしれない。 

 強い香りがあるのに、香りを辿ってやっと見つけるのではなく、
初めに姿に気付き圧倒され、我に返った頃、やっと香りに気付く。

 それほどに衝撃的な存在感が、この百合にはある。

 子供の頃には大嫌いな花の一つだった。 
何と言っても、この虎と豹が混じったような派手な模様が怖かった。
むせるような強い香りは、吸えば窒息すると思い息をこらえた。
橙色の花粉には、絶対毒があると思い体につくことを過敏に恐れた。
雌しべの先から垂れる粘液は、全てを溶かしそうで不気味だった。

 山百合は、
 『私に近づくのは20年早いよ!』
と言っていたのかもしれない。

 今はただ、この神様の生み出された偉大なる姿に見惚れるばかり。

 山百合を真っ白にしてしまったカサブランカなど、
人に飼いならされた鴨がアヒルになってしまったようなものだ。


ラベル:山百合 百合
posted by 山桜 at 00:00| Comment(20) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
山百合こそ“花”だと思う。
森の草木の中でひと際存在感のある花だ。
だだ 山の下草刈りの作業の途中で出会ってしまうと
ユリだけ残して下草を刈るのは難しいし、
その時ユリを刈ってしまうと帰宅までに
花がだめになってしまうし、
ユリ根の場所は覚えておきたいし、
また掘りたいし・・・
私を悩ませる“花”である。
Posted by 酒徒善人 at 2006年07月19日 18:46
山桜さんんの瑞々しい感性に圧倒されます。
ぼんやり鈍感に過ごしている私には只驚かされる
ばかりです。
アップされた山百合を見てファン・オーキッドと
チョコレートオーキッドを思いだしました。
Posted by 水の宮 at 2006年07月19日 19:12
山百合は本当に王者の風格がありますね。
先日、雨の中、いつもとは違う道を歩いていたら山百合の群生が・・・
手の届かない遠い所にあったので、遠巻きに眺めるばかり。
武蔵相模の国は山百合のふるさとなのかしらん。
Posted by アンズ at 2006年07月19日 19:44
わかる〜うo(⌒o⌒)o
私もこういう種類の百合、嫌いだったです。
今も鬼百合?オレンジのどくどくしい色の。。。
って、百合さんごめんね(^^;)

を見ると、何だか どきっ とするんです。

母は「これもお盆に飾るお花」って言ってたので
何だかそれで納得。

自然って驚異ですよね、いつも。
ただ咲いているだけだけれど
こんなにも いち人間を
どきどきさせたりしちゃってさ(^^*)
Posted by やゆよ at 2006年07月19日 19:56
開いた瞬間!その存在感にハァ〜!と声が出ました!あらためて見させていただくと花びらはクルッとかわいらしく少しカールしてる風だけどなんとも内側から外にむかっていく様子が生命感に満ち溢れている力強いお花なのですね(*'o'*)見れば見るほどこの模様〜姿形にも自分なりの解釈などももってしまいそうな。。あらためてゆっくり見ることができて嬉しいです!ありがとうございました!!!
Posted by yuki at 2006年07月20日 00:08
そうそう小さいとき、白っぽい派手なヒトデみたいな
百合の花は怖かった気がします。
仲の良い2歳上の私の姉は、小さいとき私にとって、大変怖い存在でした。
今、美しいなと思う、その私の姉は「早百合」といいます。事実ですが、ちょっとひねり足りませんか…。
Posted by 片山博昭 at 2006年07月20日 00:38
★酒徒善人さん、おはようございます♪
 日本の山の「花の王」は、やはり「山百合」ですね!
まさに「花」という字そのものにも見えます。

 百合って下草や低木の中が好きですから、ホント困りますよね。
よく周りだけ刈られて棒に括り付けられている山百合を見ますが、
大事にされて幸せだなと思う反面、なんとなく「裸の王様」風で
オイタワシヤ…とも(笑)

 百合根は食用にされるのですか? オニユリより苦くなくて
美味しかった(子供でしたので^^;)記憶があるのですが…。
Posted by 山桜 at 2006年07月20日 09:52
★水の宮さん、おはようございます♪
 三つ子の魂百まで、小さい時に受けた刺激はいつまでも残りますね^^

 あぁ私、オーキッド(蘭)類も苦手なのが多いです!
怪しげな花型、突起物、斑点、強香、気根、バルブ…
今はすっかり蘭属から足を洗いましたが、室内保温の要らない
春蘭・紫蘭・ネジバナなどは好きです♪

 ファン・オーキッドとチョコレート・オーキッドって初耳なので検索。。。
ヒーリング系のサイトが沢山出てきました。そちら方面で有名な蘭なのですね。
Posted by 山桜 at 2006年07月20日 10:07
★アンズさん、こんにちは♪
 山百合が人の手の届かない所に元気で咲いていると
とても嬉しくなりますね^^ 誰にも掘られず沢山増えるといいな。
そして食べても大丈夫なると、もっと嬉しいな〜♪
Posted by 山桜 at 2006年07月20日 11:15
★やゆよん、こんにちは♪
 鬼百合もすごく大きくなるんだね〜! 私、自生しているのを
見たことが無かったらしくて、クルマユリより少し大きい位かと
勘違いしてたよ。 あの真っ赤で点々で巨大だったら相当怖いね!

 で、鬼っていうだけあって、そちらは外来種。
山百合のヤマは大和のヤマかも、つまり
山百合は大和百合、なのかもしれないね♪
Posted by 山桜 at 2006年07月20日 11:21
★yukiさん、こんにちは♪
 見慣れた花もじっくり向き合うと違うものが見えてきますね。
私の偏見ではなく、yukiさんの感じた山百合の姿を大切にして下さい。
Posted by 山桜 at 2006年07月20日 11:31
★片山さん、こんにちは♪
 小百合さんっていう名前に憧れてました。勿論吉永さんの
イメージもありますが、白百合のような人って、どこか近寄り
難いような畏れを感じさせて、素敵だなぁって。
そう言えば、お転婆な小百合ちゃんは「鬼百合」ってあだ名を
進呈されてました^^;
Posted by 山桜 at 2006年07月20日 11:38
私もこの派手派手しい百合は苦手でした。
いまやカサブランカの方がもてはやされていますが、もとはこういう姿だったんですねえ。
私は百合なら鉄砲百合がいいな。すっきりとしてマリア様が思い浮かびます。
Posted by m-tamago at 2006年07月20日 12:21
さくらん、さすがあ〜o(⌒▽⌒)o
鬼百合は外来種なのね♪ありがとう♪
そういう意味では異世界の百合かあ。。。

山百合、やまとゆり、すてき(*^^*)
そうやって話題を提供してくれるだけで、
ぐっと親しみが湧いちゃうよ☆
Posted by やゆよ at 2006年07月20日 17:03
そうなんですよ。
フラワーエッセンスというものが無視しても無視しても
手を変えて入ってくるので少しの間扱っていました。
「水」を知るためだったのですかね。
ただ私の留まる世界でない事はわかりましたが。

花は緑の葉があって私の気持ちにヒットします。

Posted by 水の宮 at 2006年07月20日 19:43
 百合って強烈な存在感がありますよね。花粉もつきやすいし、香りも強くて私もあまり好きな花ではありませんでした。
 私に近づくのは20年早いよ!・・・・という表現には笑ってしまいました。私もそう言われそう(笑)
Posted by こはる at 2006年07月20日 20:01
★m-tamagoさん、こんにちは♪
 百合は自然交配でも変異が生まれやすいので、サク(タモト)百合
という斑点の無い山百合も自生していて、それも交配親の一つに
なっているようです。

 鉄砲百合も改良の余地が無いほど、自然のままの姿で
見事に美しい日本の白百合ですね、私も大好きです♪

 ブログにも書いたと思うのですが、あまりにも美しい白百合なので、
今やヨーロッパでのマドンナリリー(聖母マリアの百合)は、
すっかり日本の鉄砲百合にとって代わられてしまったそうです。
Posted by 山桜 at 2006年07月21日 09:39
★やゆよん、こんにちは♪
 「鬼」の話も盛り上がったことがあったよね〜
やゆよんならその意味ちゃんと分かってくれると思ってた^^

 山桜も「やまとさくら」の気持もあるのよ。
そう言えば、そういう芸名の方がいらしたような…
Posted by 山桜 at 2006年07月21日 09:43
★水の宮さん、こんにちは♪
 そうでしたか。 色んな波が押し寄せることってありますものね。
私が香水系が苦手なのは、強すぎる同じ香りがずっと離れないからです。
他のものを味わいたい時に邪魔になって、周りにも迷惑なほど香る(におう)人、
いますよね…ああいうの、煙草並みに嫌いです。
Posted by 山桜 at 2006年07月21日 09:50
★こはるさん、こんにちは♪
 山百合と一緒にいて負けないほどの人って、なかなか
いらっしゃらないですよね〜 美輪さん位になれば大丈夫かな?
そんな風には何十年かかっても成れそうに(なりたくも)無いですけど、
歳を重ねて、どうやら近くで眺められるようにはなれました^^;
Posted by 山桜 at 2006年07月21日 09:54
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