BS時代劇の枠で放送され、毎回琉球文化の美しさにワクワクしていた「テンペスト」が地上波で再放送されているのを知り、書きかけになっていたこの稿を思い出し加筆更新しました。
「ガナシ」という言葉は、最初に「首里天ガナシ」や「聞得大君ガナシ」と聞いた時、琉球での「陛下」のような尊称であろうと思いつつ、そこにどんな意味があるのかは見当もつきませんでした。 番組関連のどこかに解説があったのかもしれませんが、見逃したのか気づきませんでした。 他にも耳慣れない言葉は幾つもあって依然モヤモヤしていますが、何はともあれ、先ず気になった「ガナシ」を調べてみました。
「ガナシ」(正しくは「ガナシー?」)のもとには、「尊尊加那志(とーとー我なし)」という言葉があり、その意味は、「尊い尊い我のない人。」と読めます。
無私の人。 自己愛ではなく、自他愛の人。 という意味でしょうか?
日本の天皇皇后両陛下のお姿が心に浮かび重なります。
沖縄の人なら、その正しいニュアンスがお分かりなのでしょうね。
どなたか分かりやすく教えてくださると幸いです。
そうそう、もう一つ「テンペスト」で心に引っかかっていた言葉、
「カーリーデービル!」
発せられたシーンから類推するに「バンザイ!」的な意味とは思っていたのですが…
これも調べてみると、
「嘉例でーびる!」 で 「嘉例でござる!」の意味のよう。
琉球・沖縄の言葉と日本語は、よく聞いてみると語源は同じのようで転訛の仕方が面白いですね。
「サーターアンダギー」が「砂糖・揚げたもん」と知った時から、まるで呪文が解けるように少しずつ合点がいきだし、沖縄をずっと近く感じられるようになりました。
2012年05月16日
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