「恒星」のようにいつも星座を描く低位置に現れず、
人心を惑わせる星とされた「惑星」。今回の論争で一番驚いたのは、
「惑星」の定義が今まで万国共通に定まっていなかったということ。
今回「冥王星」が外れたことで、『太陽系惑星の定義』は、
国際天文学連合(IAU:The International Astronomical Union )により
@太陽の周りを回り
A自己の重力で球形となった天体で
B軌道上で(に?)他の天体(衛星を除く)が無いこと
(本日付の産経新聞より)
となり、私の中でも非常にスッキリとした。
冥王星の発見者が惑星発見者の中、唯一アメリカ人であることから
宇宙大国の意地・面子保持の為粘ったようだが、ボタンの掛け違いが
さらに歪を生むようなことにならず、とても良かったと思う。
冥王星は細長い楕円形、他の惑星の公転面に比べて大きく傾いた
軌道の一部が海王星と重なることる点で、他の8惑星と異なる。
それにより、海王星と冥王星の太陽からの距離が入れ替わることが
あると大きく報道されたことは記憶に新しい。
冥王星が惑星から外されたと言ってもその存在が消える訳では無い。
私は並みの8惑星から外れたことで、却って冥王星は「幻の第9惑星」
として、謎多き「冥府の王」として、宇宙の闇で再び伸び伸びと力を
増していくような気がしている。
いや、むしろ冥王星にとっては「太陽系惑星」などという呼称は
迷惑、且つ、不本意なものであり、その拘束を振りほどき自由を得て
今、高らかに宇宙の闇で喜びの声を上げているかもしれない。
慣れ親しんだ「水金地火木土っ天海冥」の暗唱は、
「水金地火木土っ天海(かい)↑?」
と尻上がりの疑問系で残せば・・・。
松本零士先生、メーテルは自由な銀河の海に戻れてホッとして
いるかもしれませんよ・・・。 冥照として。
2006年08月25日
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地球側の勝手な会議で勝手なことを言われる冥王星ですが、冥王星側からすれば「ほっといて」かもしれないと思いました。
何しろ誰も地球人は行ってないのですからねえ。
カメラを信じぬわけではありませんが。
こういう一方的な話はきらいです。
がんばれ冥王星。(なんなんだ?)
そう思うと、胸がドキドキしてしまいます。
あまりにも壮大で果てしなく
目の前のことを
一生懸命にするしかない!と一方で思い
また
閉塞感に苛まれて
遥か彼方の星へと思いを寄せてみたり・・・
爆笑しました。
ガミラス砲もあるし、松本ファンにとっては永遠の夢の星です。
宇宙=大四畳半ですし!
実は、ボイジャー二号打ち上げの年にうまれ、
青い海王星が一番好きだったりします。
ユーミンの歌にもボイジャーってあります。
15口径反射望遠鏡は最近、出番がなくてすねております(-_-;)
今アメリカの探査機が冥王星に向けて航海中のようです。
そのこともあり、惑星の座死守!と頑張っていたのでしょうね。
独り、へそ曲がりの軌道で我が道を行く冥王星が注目され、
ますます人類の夢とロマンが広がったようです☆。.:*:・★。.
そうですね〜宇宙規模に広げて思考を廻らせていると、
あっという間に心身が宇宙の彼方に飛んでいってしまい、
銀河系の太陽系の地球の日本の東京の自分の家のこの部屋に
ちゃんと戻ってくるまでがとても大変なことになってしまいます^^;
一方、自分の細胞の中にも同じように宇宙の営みがあると
思うと、宇宙と自分の波動が重なって大きなエネルギーが
湧いてくるような・・・今、自分がここに生きている奇跡を感じます。
「冥照」は冥王星とメーテルのことを考えている時、ふいに
脳裏に浮かんで、ちょっとドキっとしたよ〜。
大四畳半の宇宙・・・あ〜懐かしい響き!
私はキャプテン・ハーロックが一番好き。でも999もエメラルダスも
どこかでみんな話が繋がっててあんまり区別ないか〜(笑)
人生で一番痩せてて髪が長かった遠い昔、森雪やメーテルに似てると
言われたことが…ものすごい近眼くんと酔っ払いのオジサンに(凹)
うちの天体望遠鏡も布がかかったままだよ…orz
私が生まれた時は…えっと、内緒ないしょ(*^^*)