
子供の頃、12月14日と言えば、毎年どこかの局で「忠臣蔵」物の
放送がありました。 又この時分になれば、ドリフのコントなどにも、
「殿、殿中でござる〜!」
と長い袴を踏んずけて転んだり見栄を切ったりと賑やかな顛末が繰り
返されたので、子らも親にこれは何?と聞いたりして、自然に何とは
なしにその物語を見知ったものでした。
(因みにその「長袴」は殿中での刃傷沙汰を防ぐ為の足枷のような
ものでもあったそうです。 動きにくくて逃げにくいことこの上
ないですものね^^;)
元禄15年12月14日は、新暦1703年1月30日、しかも
正しくは31日の未明とはいえ、頭には12月14日=忠臣蔵の日と
して染みこんでおり、この日を迎えると、雪のしんしんと降る情景が
思い浮かんできます。
今年も暖冬で、雪の便りもありませんでしたが、雪のように真っ白な
水仙の花が、この日満開になりました。 俯くように蕾を開いた水仙が
少しずつ頭を上げてきっぱりと空を仰ぎ咲ききった様子は、様々な葛藤
を乗り越えた末、きりりと決心を固め、未明の天空を見上げて出立した
義士たちの連なる面差しに重なるように見えました。
上の写真は、地中海原産の水仙「ガリル」(Narcissus 'Gallil')
日本水仙よりも一足早く12月の声を聞くと咲き始めます。
咲ききった様子は、様々な葛藤を乗り越えた末、・・・・
<山桜さんの比喩力は、いつもながらろうたけていていて、感心致します。
水仙の花の澄み切った白さも、揺ぎ無い忠誠心を象徴しているようですね。
そういえば、15日の稽古仕舞いの干菓子は、陣太鼓と松でした。
さくらん、きれいなお花だね(*^^*)
地中海原産なの?すご〜く魅かれる・・・
「ガリル」
覚えやすいね♪♪名前の由来調べてみようっと♪
ありがとうございます^^; 雪のように白い水仙で忠臣蔵を
思い出したのですが、写真を撮ってきて画面に出してみたら、
まるでこの一枚で下から上に咲きあがっていくアニメーションの
ように見えて赤穂浪士の姿に重なり、ちょっと不思議な気持でした。
陣太鼓に松の廊下、こういうことも忠臣蔵の物語を知らなければ、
折角のおもてなしの真意が分かりませんね…。
若い人、いや我が娘は知っているかしら? 心もとない(−−;)
「ガリル」というのは多分原産地の地名じゃないかな?
この純白の類稀なる美しさ…ナルシストの語源となった神話
の水仙はこの花かもしれないね。
ガリルって覚えやすい? 私はいっつもガリカだっけ?
ダリルだっけ?って分からなくなっちゃう名前なんだよ〜
だって、お花のイメージと一致しないんだもの(゚з゚)ブー
これの園芸種に「ペーパーホワイト」って言うのがあって、
そちらは直ぐに覚えられたんだけどなぁ^^;
水仙といえば越前海岸、
越前海岸といえば“越前がに”ですよね。
蟹食べに行きたい!
ガリルってさくらんの仰るように
地名みたいね〜☆ガリア戦記のガリア?
少し思いをはせてみたよ♪
ステキな時間をありがとう(*^^*)
細川家の永青文庫でも赤穂浪士たちのお預かりから切腹までの日々の展覧会が開催されています。
やっぱりみんな忠臣蔵が好きなんだなーと思いました。むろん、わたしも・・・
昨年月釜で、宗偏流のお席にうかがいましたら、忠臣蔵の取り合わせでした。宗偏はその日茶事を開く予定で、その為に義士は吉良が屋敷にいることを確信し、討ち入った。
お菓子もそば饅頭でした。(そばは打つから)
忠臣蔵がお茶にも関係していると知って益々興味深めたのでした。
真っ白な水仙、なんとも清々しいですね!
親と子が同じ番組を見て
あれこれと意見や知識の交換をする。
そんな風景も昭和のものになってしまったのかな。
各部屋にテレビを置き、
電話も携帯やメールで、子どもの交友関係も
知りようがない。。。
そんな親たちの嘆きを聞くたびに
もっと親は子の世界に踏み込んでも
(踏み荒らすのではなく)
いいのではないかな・・・と思っています。
大人同士が世間話をしている場で得た知識が
(時に誤解をしてとんでもない間違いを笑われたりしながら)後の興味や関心に繋がっていたような気がしますね。
越前の水仙群落に憧れています、素晴らしい香りでしょうね〜
蟹は海から揚がったばかりの活きのいいものを浜茹でして、
ほんのりあたたかい程に冷めた位のものが一番美味しいと
思います。 その状態であれば、雑魚扱いの平爪蟹でも
冷凍のズワイガニよりずっと美味しい…嗚呼!
自己陶酔できるほど自分が好きであれば、それはとても
幸せなことだと思います。 本当に自分が好きな人は他人の
ことも認められる人ですよね^^
「自分だけ好きな人」は困りますけれど…
今年はこのガリル水仙ばかりで日本水仙の蕾が見つからず
ちょっと心配しています。 やはり香りも白に黄色の丸みを
帯びた花も、日本水仙の方があたたかい雰囲気でホッとします。
先日、ももりさんご推薦の「硫黄島からの手紙」を観て来ました。
どうも未だにその世界から抜け切れず、感想も書けずにいます…。
地中海沿岸でGallilを探すと、イスラエルのガリル地方
しかみつからなかったから、その辺りが原産地かな。
ただ、水仙はどうやら海伝いにも繁殖するようなので、
やゆよんと何かでご縁のある場所にも咲いていたのかも
しれないね。それでピピッと来たのかな〜
そうですか〜お芝居の世界ではたくさん取り上げられて
いるのですね。 TVばかりに期待せず足を運ばねば…反省。
永青文庫の展覧会の記事を、七恵さんとTakさんの所で拝見し
行ってみたいなと思っています。 やはり年に一度は忠臣蔵
ですよね! 七恵さんは誰の演じた大石が好きですか?
あ、これ、皆さんにもお聞きしたいので日記に書いてみます^^
茶事で吉良在邸を確認した話は知っていましたが、それを
源五に教えた茶人の名前は覚えていませんでしたので、
こちらでm-tamagoさんに教えて戴き、又いろいろ勉強になり
嬉しいです。ありがとうございました。
「山田宗偏」(偏の字はぎょうにんべん)http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E7%94%B0%E5%AE%97%E5%81%8F
「宗偏流」(偏の字はぎょうにんべん)http://www.sohenryu.com/
現在お若い家元が継がれていらっしゃるのですね。
活躍をお祈りしております。
お蕎麦は「お手打ち」、牡丹餅は「半殺し」ですね^^;
我が家は未だにTVもパソコンも居間に一台ずつ^^;
これだけは頑固に守り通して良かったと思っています。
親が観ていれば子も観たくないといいつつ、何となく大河も
時代物も見てしまい、私も自分だけでは絶対に観ないだろう
「ギャルサー」なんて観て嵌ってしまったり。ジェローニモ最高(笑)
>大人同士が世間話をしている場で得た知識…
私は下宿人も含めて最大15人位?の大家族で育ったので、
大いに耳年増でした(苦笑) それに比べると核家族で
一人っ子の我が子が物を知らないのも無理ないかな…。
見たくも聞きたくもないことでも自然に覚えられたことは
今にして思えば財産ですね。
我が家の家紋も、鷹の羽のばっちがえです。泉岳寺には、お参りに行きましよ。一方、吉良のお屋敷で、甘酒をふるまってくれるようなことを、母にきいた記憶があるのですが、興味がそのときはなく、いかなかったことを今思うと残念です。
桂かご かしら? はっきり覚えていませんが、吉良さんの首を想像すると、使えません。
ビックリ!煤i@@;)ノノ
たった今、忠臣蔵に関わる武家の家紋を調べて戻ってきたら、
チャチャさんのコメントが! チャチャさん、予知能力が
おありのようですね^^
茶事由来のお話なので取り合わせにも生かされることが
多いのですね…刃傷沙汰なのでお茶の世界とは遠いように
思えるのですが、今や風物詩と化したのでしょうか…。
チャチャさんの感覚、私も同感です。