2006年12月22日

冬至

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 やっと待ちに待った冬至です。
今年は、一身上の理由(なんだか今流行りですね・苦笑)で、
本当に冬至までが長く長く感じられました。 
太陽の力の復活を待ち望んでおりました。

 冬至は「一年で一番昼が短く、夜が長い日」。
でも、実は「日没が一番早い日」は、その1〜2週前ぐらいの間で
冬至を越すと、徐々に日没が遅くなり、急に昼が長くなったように
感じられます。 昔から、冬至過ぎれば、毎日、畳一目分も日脚が
長くなると言われている嬉しい気持、よく分かります。

 今朝、冬中日が当たらない谷間の村の村長さんが、向かい側の
山に大きな鏡を設置して、初めて冬の太陽の光を呼び込んだという
ニュースを見て、天照大御神さまの古事*を思い出しました。

 大きな鏡に反射した光を見て太陽は、さぞビックリしたでしょうね!

 *弟神、スサノオノミコトの暴れ振りを哀しみ天の岩戸にお隠れに
  なってしまわれたアマテラスオオミカミ様の興味を惹く為に、
  天の岩戸前でアメノウズメノミコトが唄い踊り、神々が
   「素晴らしい新しい日の神様が遣わされて嬉しい」
  と楽しそうに笑いさざめくと、天照さまは気になってそっと岩戸を
  開けて外を覗かれた。 その時サッと鏡が目前に差し出されたので
  ご自分の光を新しい神とお思いになり驚かれた天照様は、力持ちの
  神さまに引き出され、天地には太陽が戻ったという「古事記」のお話。


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        お日様のような柚子の姿をうつしたお菓子

 過去の冬至関連記事:
 「冬至七種」http://yamasakuran.seesaa.net/article/10969746.html
 「一陽来復」http://yamasakuran.seesaa.net/article/10968927.html
  ↑この記事を読み、我が家のミモザが倒れてから丸一年経ったことに
   気が付きました。 冬至はミモザの命日だったのです…合掌。
ラベル:冬至 柚子 和菓子
posted by 山桜 at 00:00| Comment(18) | TrackBack(0) | 祖先からの伝え | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ゆずの香り、いいですね〜〜〜。昨日ゆず湯で、香りを楽しみました。日本だな〜とゆったり湯船に浸ってのんびりしました。カボチャを食べたり、こんな小さな行事ですが、子供達にも 一つの思い出として、毎年私は続けていきたいと思っています。
写真のゆず おいしそう、そっくりですね。
私今まで一陽来福で、福の字使っていました。まちがっていました。どうしましょう?
Posted by チャチャ at 2006年12月23日 18:04
山桜さんこんばんは。
本物もお菓子も見事なゆずですね。
我が家のゆずは不作でしたが、昨日ゆず湯に入り、カボチャを食べました。
日が暮れるのが早いのは冬至十日前、って言いますが、早くも日が延びたって感じますね。反対に日の出は元旦の頃が一番遅いらしいです。冬至の十日前と十日後なんですね。
畳一目分は初めて聞きました。このへんでは米粒一つ分って言います。どちらにしてもちょっとずつって事ですね。
Posted by ネットの中のお父さん at 2006年12月23日 19:32
たしか戸隠に天岩戸ってありませんでしたか?
蕎麦が食べたくなってきました。
昨夜は酔っ払って・・・ゆずを入れるの忘れたので今夜入れようと思っています。
Posted by 酒徒善人 at 2006年12月23日 21:06
山桜さま、冬至の日には「ん」のつくものを食べて、ゆず湯に入る。我が家も毎年そうして来ましたのに、今年は、お風呂に「ゆず」を浮かべるのをすっかり忘れておりました。妻も自分が買ってきてちゃんと用意をしていたのに気がつかなかったらしく、私もお風呂から上がってから気がつく始末、二人とも早くも認知症です。いやはや。ところで京は高台寺の月心院のお庭(非公開)には有楽椿の大きな木がありました。先月、某コーヒーメーカーのキャンペーンでこのお庭を拝見する機会があり見つけました。たくさん蕾がついており満開となればさぞ見事とおもいました。でも普段は非公開なんです。残念です。
Posted by ぞうべ at 2006年12月23日 23:35
このお菓子をいただいて、お薄茶を頂いたら・・・おいしい!!うらやましいです。鏡って古代、鏡は遠方と連絡するのに使ったから神秘的だったとか・・・どこかで読みました。
Posted by 山口ももり at 2006年12月23日 23:36
ご無沙汰しております。

かぼちゃとゆず湯でこの冬は、
風邪しらず、元気で乗り切ります(^-^)

綺麗なゆずですね♪

お菓子も美味しそう(^^;
Posted by じゅんぺい at 2006年12月24日 01:30
◆チャチャさん、おはようございます。
 冬至南瓜と柚子湯の組み合わせは、手に入りやすく、
思いついたらパッと出来て、続けやすい行事ですから、
多くのお家で続けられているようですね。
菖蒲湯はちょっと薬臭いけど、柚子湯は本当にホッとします。

 この柚子はお茶の先生のお宅から頂戴してきたものなので、
余計にありがたい薬効がある気が致します♪

 一陽来「福」とわざわざ書いている神社?お寺?も
あったように思いますよ〜洒落ていてそれも良いかと^^v
Posted by 山桜 at 2006年12月24日 08:06
◆ネットの中のお父さん、おはようございます。
 この辺りでは今年柑橘類が豊作、あちこちの庭先で黄金色の
実が鈴なりで、温暖化の影響なのかと心配な程です。

 リンク先、かわうそさんの「こよみのぺーじ」で調べたら、
12月4〜8日の日没が16:28で一番早く、
冬至の22日の日没は 16:33でもう5分も遅くなって
いましたから、日が長くなった気がする訳ですね。

 お米一粒分ずつですか〜それだと本当にちょっとずつという
感じですね。 私の感覚だと、冬至が過ぎると畳の目のように
日々確実に明るい時間が増えてくることを表現しているのだ
と思っていました^^;
Posted by 山桜 at 2006年12月24日 08:18
◆酒徒善人さん、おはようございます。
 あ〜昨晩もほろ酔い?ですね、この春戸隠の話題で盛り上がっ
た時に伝説のお話しましたよね…「戸隠」の「戸」は
天岩戸を天から放り投げて「隠した」ものが地に突き刺さり
あの戸隠連峰になったと言われています。

 戸隠・由来伝説 http://yamasakuran.seesaa.net/article/17544424.html
 野営指導者研修・戸隠(残雪の戸隠の写真が見れます)http://yamasakuran.seesaa.net/article/17537408.html

 昨日、近所のお蕎麦屋さんから年越し蕎麦の予約伺いが
入りました。 いよいよ今年も大詰めですね〜
Posted by 山桜 at 2006年12月24日 08:30
◆ぞうべさん、おはようございます。
 今年の12月は東京では殆ど暖房も要らないような暖かさ
でした。 うっかり冬至のことを忘れてしまわれるのも
無理ないことだと思います。

 等持院の有楽椿は、松風さんのお写真で拝見したことがありますが、
高台寺のものは花の時期も非公開なのですか? 貴重なものですから
仕方がないですね…お写真だけでも拝見できると嬉しいと思います。
Posted by 山桜 at 2006年12月24日 08:43
◆山口ももりさん、おはようございます。
 この柚子の生菓子は今までお稽古で戴いたお菓子の中でも
特に美味しいものでした♪ 欠席された方がいらして、私は
その日お当番だったので、余りを戴け写真を撮ることも
出来たんですよ〜ラッキー☆

 ももりさんの頭脳には、世界中の面白いお話がいっぱい
詰まっていて、泉のように湧きだす様子、嬉しくなります。
狼煙もいいけれど、鏡でピカッもいいですね〜
「赤毛のアン」もダイアナとの連絡に使ってましたよね^^
Posted by 山桜 at 2006年12月24日 08:50
◆じゅんぺいさん、おはようございます。
 お月様を見上げると、じゅんぺいさんは今頃自転車を
こぎながら、この月を仰いでいらっしゃるのかな〜と
思います。このところの細い月が段々と太くなっていく様子は、
なんとなく天岩戸が開いていく様子とも似てますね^^
Posted by 山桜 at 2006年12月24日 08:54
おはようございます〜
2005年の冬至の七種
面白いこと教えていただきました。
実は知りませんでした〜
>良い運を願う気持ちと健康に良い食べ物が
 一致している所が素晴らしい
ウンウン、本当に素晴らしい(笑)
Posted by 青い流れ星 at 2006年12月24日 11:05
◆青い流れ星さん、おはようございます。
 「冬至七種」読んで戴きありがとうございます^^
♪○ん○んサプリ〜 なんてゲームが出来そうでしょうか?
日本語には食物以外にも、このタイプの言葉が結構あるような…

 餡パン、印鑑、運転、炎天、恩典、甲板、金運、燻炭、研鑽、
魂胆…満天…ワンタン…は日本語じゃないですね^^;
Posted by 山桜 at 2006年12月25日 08:43
柚子のお菓子かわいいね〜o(⌒▽⌒)o
さくらん食べたの??←くいしんぼ

冬至に食べるのを忘れちゃって
翌日うどんを戴いたです(*^^*)
Posted by やゆよ at 2006年12月25日 11:02
◆やゆよん、こんにちは。
 ももりさんへのお返事にもちょこっと書いたけど、お茶の
お稽古の時に戴いてきたお菓子なのよ〜! お稽古の時は
ちょっと写真を撮る勇気が出ないけど、持ち帰れたので
こうして、丁度冬至にご紹介が出来たんだ♪

 ○ん○んを考えてて浮かんだんだけど、ワンタンメンなら
「ん」が三つもつくよね〜 商魂逞しい業界なのに誰も
売り込まないのね(笑)南京カボチャが有名すぎるからかな。
Posted by 山桜 at 2006年12月25日 11:56
◇山桜姫 こんにちは常陸國冷たき雨の降りたる
御地はいかがなる哉
さても 姫が画像の柚子の美しさよ
柚子 これ太陽の如し

予 太陽が力の復活を喜びて大日堂を詣でたる
堂 太陽が光の中を静かに佇みをれり
Posted by あかひと at 2006年12月26日 16:11
◆あかひとさん、おはようございます。
 昨日はこちらも、まるで夏にあるような激しい雷雨でした。
今日は気温が18℃まで上がるとか…柚子もビックリ!
冬はお日様の温もりが恋しい位が丁度いいですね。 
Posted by 山桜 at 2006年12月27日 08:11
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