2007年01月21日
ジブリ美術館
久し振りに「三鷹の森ジブリ美術館」http://www.ghibli-museum.jp/
に行って来ました。
オープンの年の末に行った時は、小さな子供連れが多くて子供限定で
中に入って遊べる猫バスもボロボロ、館内を駆け回る子供が賑やかな
雰囲気でしたが、今回はアジアからのツアー客が目立ちました。
外国での日本アニメオタクが確実に増えていることを実感しました。
ハウルの絵コンテの前で泣き出しそうに感動している姿、食い入る
ように又なめ尽くすように熱心に見学している姿にタジタジ・・・
嘗て日本人がディズニーに憧れて必死に学んだように、彼らもまた
あの熱情で追いかけてくるのでしょう。 日本も日本らしさを保ちつつ
負けない情熱で歩んで行って欲しいものと思います。
入館の際に、中の映画館・土星座(映画小作品15分程)への入場券
として映画フィルムでできた栞を貰えるのですが、前回は「耳をすませば」
の天沢聖司くん、今回は「魔女の宅急便」のキキでした♪
「風の谷のナウシカ」のナウシカのアップが当たった子がいて、密かに
ものすご〜く羨ましかった〜o(´^`)o
今の期間、映画「やどさがし」と「くじらとり」のどちらか一本を
選べます。 私はこの日低学年の子と一緒だったので、園児が主役
の「くじらとり」(原作「いやいやえん」中川李枝子さく、大村百合子え)
を観ました。
前説のお兄さんが、
「これは黙って静かに見るような映画じゃありませ〜ん!
おかしい時はどうぞ声を出して笑って観てくださいね〜」
と言ってくれ、どれだけ笑わせてくれるのかとワクワク♪(((o゜▽゜)o))♪
ところが私は何故かお話が進むにつけウルウルと・・・
「ぐりとぐら」や「そらいろのたね」を描いた大村百合子先生の素朴な絵、
そして自然な子供の声、またその園児たちがなんとも言えず素直な
子供らしい子供で、もう可愛いくてたまらないのです。
「ここから先は海だよ〜」と言えば、そこはたちまち海となり泳がねば
船には渡れなくなり、積み木の船が崩れれば浸水して水を汲み出さ
ねばならなくなり…やがてその部屋は大海原になり大きな鯨が・・・
ああ、ゴッコ遊び、ツモリ遊びのなんと豊かだったことか・・・!
何にもなくても「想像力」さえあれば、どんな遊びもできたあの頃を、
子供の自分や友達を思い出してしまい、不覚にも涙が溢れてしまいました。
館内はカメラもビデオも撮影禁止です。 ですから尚更不思議の国で
遊んで来たような、まぼろし感が残ります。 橋を渡り現実界へ足を
踏み出した時、後に優しい視線を感じて撮ったのが上の写真です。
天空の城ラピュタを守るロボット兵がそっと見送っていてくれていました。
<<追記:長いです、ご興味のある方だけどうぞ・・・^^;>>
初めての訪問ではなかったので、つい展示内容や館内の様子に
ついて触れずに済ませてしまい、物足りないレポでごめんなさい。
詳細は上掲の公式HPに譲るとして、見所などを少々・・・^^;
先ず、三鷹駅からバスも出ていますが私は歩くことをお薦めします。
子供連れでゆっくり歩いても30分とかかりません。
太宰治が入水心中した頃のような水の勢いもなく穏やかな玉川上水
沿いの石畳の道を行くと、山本有三記念館http://mitaka.jpn.org/yuzo/
の素敵な洋館や庭園がなんと無料で見学できたり、そこここにお洒落な
お家やお庭やお店、可愛い看板などを見ることができたりします。
玉川上水が吉祥寺からの道とぶつかる交差点で右折し、さらに
まっすぐ歩くと左手に妖しげな建物が見えてきます。 もう入場の
列が伸びているかもしれませんが、その入り口の受付風の窓の中に
トトロがヌボーっと立って迎えてくれます。 ここでトトロにばかり
見惚れていると見過ごしてしまう「のぞき穴」があります。
中をのぞくと・・・それは行ってからのお楽しみ♪
本物の受付までの途中の小道の煉瓦や植え込みの中にも可愛い
ものが色々と隠れていますので、そんなものを探していると結構
楽しめます。 途中にあるお手洗いもまぁ、覗いてみて下さい。
受付や案内のお姉さんお兄さん達は、ディズニーランドのような
興奮を誘う演出とは別の、本当に優しく穏やかな雰囲気。子供の目線
で子供の気持を大切にしてくれるような方々ばかりで気持がいいです。
館内は・・・「迷宮」です。「迷子になることを楽しんで♪」という
いたずら心が満載ですので、「大人」はイライラする所も多いかも
しれません。 屈んでくぐらなければいけない所や何でここにこんな
空間?というような隠れポイントもアチコチにあります。
あそこへ行くにはどうしたらいい? と迷って眺めると順路は
一つではありません。何通りもの行き方が選べます。大人は一番楽で
一番早い方法を探しますけれど、子供は大体一番面倒な螺旋階段を
ぐるぐる上り下り、大人は目が回るしその出入り口も狭くて腰が痛く
なるかも(笑)
子供には何と言っても「猫バス」でしょう。 大人だってホントは
一緒に中に入りたくてたまりません! ちょっと待つかもしれませんが、
順番が来たら充分遊べる時間をくれます。
子供は大体最初はバーッと猫バスの中に飛び込み、次には上によじ
登ってピョンピョン跳ねますね。 それから外にいる大量のマックロ
クロスケに気が付くと、自分で抱えられるだけ抱えてバスに持ち込むか、
雪合戦のように投げ合います。 やがて遊び疲れてくると、バスの中で
マックロクロスケに埋もれてゴロゴロし出します。 ああ、このまま
寝てしまいそう・・・と言う頃、上手い具合に終了時間。
この頃合、さすがだなぁ・・・と毎回思います^^
展示は寧ろ大人向け・・・かな?(公式HP参照して下さい)毎回子供
を引率しているので本当はこの展示に興味があるのに、ゆっくり見る
ことができないのがとても残念です。 次はフリーで行きたい!
そんな展示の中にもイタズラ心がいっぱいで、子供目線にならないと
見つからないような「のぞき穴」も随所に隠されています。
いろいろなアニメーションの仕組みを見せるお部屋ではクルクル
パタパタチカチカと目が回ってくらくらするかもしれませんので、
そういうのに弱い方は、あまり長く見詰めない方が良いでしょう。
触っちゃダメという場所以外はアチコチ開けたり覗いたり、好奇心の
かたまりになって楽しんでみて下さい。私が見逃したものも多分沢山
あるんだろうなぁ・・・
子供は、螺旋階段と妖しい入口とのぞき穴と・・・井戸が好きです。
井戸って今や珍しいんですねぇ・・・漕いで水がバシャバシャと出るのが
メチャクチャ楽しいようです。 替えの靴下持った方がいいかもデス。
あ、大事なことをもう一つ!
「出口」は、特に焦ると見つけにくいです。 電車の時間などがある
場合は、最初に出口を確認しておいた方が安全です。 見取り図で
チェックするのが簡単ですか、ゆとりのある人は自分で探した方が
楽しいですね。 ヒントはゆったり寛ぐ・・・です。
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行ってません。今年は行ってみたいなぁ。
予約、といのがなんとなく行きそびれ、
今年はまだ美術館に行ってないなぁ。。
あっ、写真美術館に行ったっけ。
またいつかどこか一緒に行こうね。、
私はまだ、一度も行った事がないというのに。。
いつか必ず私も-☆ でも、こうやって教えて下さるので嬉しいです♪
すっかり童心に還った山桜さんと、手をつないで、一緒に遊んできた気分ですぅ。^^v
あの頃は、ごっこ遊びが主流でしたよね-☆ 知らず知らずの内に想像力の
翼を磨いてきたんでしょうね。
カメラもビデオも撮影禁止だった分、山桜さんの心のネガに、
しっかり焼き付かられたことでしょう。
子供たちには、何がうけてましたか。
子供の心を忘れてしまったゆずまんじゅうです。
突撃隊長のそらっちが未踏破とは思わなかったよ〜
予約はローソンの店頭で予約機に入力するのが一番簡単で
時間のロスが無いけど、先に電話で予約して予約番号を控え、
3日以内に発券しに店頭へ行くこともできるよ。
館内は迷子になれるように仕組まれて?いるから、焦らず
ゆったり探検するような気持でいた方が楽だよ♪
混んでいないお薦めの小美術館あったら連れて行ってね〜☆
ご、ごめんなさい、この辺りは子供の頃から馴染みの地元
生活圏なので、気楽に行けてしまうのです。 はるばる外国
からみえる方々もいる位、ファンには憧れの場所ですよね。
何より宮崎さんやスタッフの皆さんが童心の持ち主なので
あちこちに童心をくすぐられる仕掛けが隠されているんです。
素直な気持でワクワク、スキップ踏んでしまいそうになる人、
(きっと飛翔さんは(*´∀`)人(´∀`*)ナカーマだと思います♪)
特にお薦めです!
高橋是清公園で木登り・・・小説に出てきそうな風景ですね☆
>子供たちには、何がうけてましたか・・・
そう言えば、そのようなレポが全く抜けてましたね^^;
最近文章が長くならないように、自分で制限をしてしまって
ついつい尻切れトンボになりがちです。
後でその辺りの追記をつけてみますね^^
公式サイトにも行かないので山桜さんの記事で「そーなんかー」です。
で、いちばん心にひっかかったのが「いやいやえん」のくじらとりです。
わたし・・・今でもやはりいやいやえんが好きです。
子供の名前とかは忘れましたが、赤がいやだとだだこねたためにりんごをもらえずクッキーだったとかそういう細部が蘇ります。
やっぱり一度くらいなんとかがんばって予約とろうと思います。
ゆずまんじゅうさんに尋ねられて、ハッと気付きまして、
今追記を書いた所でした^^; またしても長〜くなって
しまって・・・それでも書き足らないので困ったものです。
迷子になるの大好きなももりさんなら、追記を読まれたら
もっともっと行きたくなるかもしれません。 絵を生み出す
楽しみも苦労もご存知のももりさんなら、宮崎監督の机や画材
資料の山、スケッチの束・・・きっといつまで見ていても飽きずに
楽しめることでしょう。 ちょっと疲れたら日向ぼっこを
しながら休める場所もちゃんと随所に用意されていますし、
外のテラスでの食事も美味しいですよ^^
なんだか私、まるで宣伝マンのようですね(^▽^;)>
今はオープン直後とは違い、学校が休みの期間や行楽シーズンを
外せば、結構予約とれますよ。 行きたい日の前月の10日が予約
開始日ですから、その日混んでいたら翌日とか数日後ローソンに
寄ってみて下さい。 1月分は12月の中旬位まで余裕で日を
選べましたよ^^ あまり変な期待をせずにふらりと行って
ゆるりと楽しんで来てください。
私もまさかジブリで「いやいやえん」の動画に出会うとは
不意打ちをくらって、泣けてしまいました。 この映画を観て
泣いた人っているのかな・・・私、やっぱり変かも。
黒い手帳を片手に
「読める…読めるぞ!ヒヒヒ」と狂喜のムスカごっこをしました。
周りに居た子供から冷たい視線が…
東武鉄道の冬服は茶のスーツなので萌えます。
前に行ったときは「仔猫バス」を見ました。
猫アレルギーなので猫バスには乗れない…(;_;)
大きくなってしまっています。
夢あるものっていいですよね!
ゆっくり歩いて彷徨いたいな!
テーマパークの迷路に入ったことがありましたが、なかなか出られずにあせって高いところに登って道を探したことがありました。
夢中になってしまいますね!
想像力のごっこ遊びをやってみたいです♪
ムスカは決め台詞が多いから、随所で遊べるねっ
私は子供に『風の谷のおばばが語る伝説を全部言ってみて〜』
って言われて、危うく小芝居じみて語ってしまいそうになったけど、
オタの鋭い視線を感じて自粛しました・・・orz
子猫バスも可愛いよね〜時々再映もしてるみたいよ。
何を観られるか調べてから予約した方がいいかもね。
私もやはり初期の、ナウシカ、ラピュタ、トトロあたりが好きです。
「紅の豚」もフランス映画みたいで素敵ですね〜 つい先日あの岸壁に
囲まれた白砂の小さな入り江にそっくりな映像を見てドキドキしました。
漫画もアニメも、今からでも遅くないですよ、是非!
そうなんですよ〜、それで私もこの子供の傍にいられる
お役目をなかなか辞められない(苦笑) 自分の子以外の
子等の幼稚園から大人までの姿もずっと見守り続けられる
のってとても幸せなことだと思います^^
朝一番入場に予約すれば、入れ替え制ではないのでゆっくり
一日かけて、過ごすことができますよ。 それほど大きな美術館
ではないで一日あれば大丈夫です。 子等は駆け回るので大体半日で
ぐったりして来ます。 帰路、井の頭公園の動物園で、モルモットや
リスと遊んで帰るのが私の定番です♪ 冬は温室で温まるのもgood!
(ちょっと特有のにおいがありますが・・・)
予 水戸の近くに住めれども
ここジブリ美術館 未踏の地なり
(水戸&未踏・・・)
さても 姫 第4位キープにありて いと凄し
どんなものが1位なるかなとおもひて訪問するに
つまらぬ連載小説なり
予 冷静 公平なる立場にて審判するに
・・・・・・・
内容におきて姫の勝ちーーー
*ランキング順位 是 質の順位に非ず
衆愚順位なり
ジブリ美術館ですかすごいですねえ。こちらにはウルトラマンの生みの親円谷監督の出身地の須賀川市があるんですがこんなすごいものはないですねえ。
「天空のラピュタ」はペルーに有る世界遺産「マチュピチュ」がモデルといわれてますね。
それがあるふもとの村の(戦後ころ)初代村長が日本人であることを御存知でしょうか?
なぜかその人、私の村の人なんですよ。
ナウシカ、ラピュタ、もののけ、千と千尋は
見たけれど、あとは見てないからわかんないや。
「もののけ」と「千」は、見てないという
話題から、4年ほど前に知人の方がビデオを貸して下さったの。
みーんな、しっかり見てる証拠だねo(⌒▽⌒)o
必ず参考にさせて頂きますね。ありがたや、ありがたや 合掌
殿、洒落会長、さても快調なり^^;
更新をサボっていたら今朝は6位に下降しておりました。
書こう書こうとは思いつつ、なかなか・・・↓凹
いつもいつも過分なお引き立てありがとうございます<( _ _ )>
そちらにはウルトラマン記念館のようなものがありますか?
円谷プロでそういうものを作っていれば、行きたい人が沢山
いるでしょうね! 私も行ってみたいです^^
確かにマチュピチュの形状が取り入れられているように
見えますね。 ガリバー旅行記の中にも飛行島ラピュラが
出てきますが、ラピュタには別の子供向けに不適切な意味が
あるらしく、欧米圏への翻訳版ではこの名前は使われていない
そうです。
それにしてもマチュピチュの麓の村の初代村長さんだったとは!
さすがは会津人ですね〜
なんだかね〜昔はオタクなんて言葉はなかったけど、
ナウシカはアニメージュに連載中から読んでいたし、立派に
古株のアニオタかもしれないね^^; 一時途切れたけど、
また子供と一緒に熱が復活しちゃってるかな〜フフ(^ー^* )
どうも簡潔に纏められずにスミマセン(^▽^;)>
あんまりお子さんが小さいと双方楽しめないかもしれません。
小学3〜4年生から上になってからの方がいいかしら・・・。
マンガを描きたい、映画を作りたいなんて、チラッと思い
始めた子が行くと素晴らしい刺激になると思います♪
(^・^)
会津から西へ100キロほど離れた位置で東北自動車道が走るところですよ。
だから我が村の人も会津人ではありません。
すみません
会津人ではなかったのですね〜申し訳ありませんでした。
実は書く前に調べてみたのですが、よく分からず、広い意味
では入るのかなぁと、勝手に判断してしまいました^^;
もっとブログの隅々までよ〜く拝見させて戴きますね!