省エネで冬をやり過ごす植物の冬越えの姿を、薔薇の花の形に似て
いることからロゼット(私は「ロゼッタ」と呼んで来ましたが、「ロゼット」
と言うほうが一般的のようですので、以後「ロゼット葉」と呼びます。)
私はこのキリリと無駄の無い美しさにとても魅かれます。
この冬は外に出る度にロゼット葉を探し写真を集めました。
しかし、急速な春の陽気にロゼットも目覚め、形が崩れ始めたので、
ここで一旦纏めておくことにします。 名前の分からない物は、
この先成長した時点で確かめて記入したいと思います。
お分かりの方は、ご教示願えると大変嬉しく存じます。
蒲公英 豚菜 鬼田平子
薊類? 大薊(アザミ) 大地縛(オオジジバリ)
紫花菜(諸葛菜) 薺(ナズナ) 種漬花(タネツケバナ)
裏白父子草 春紫苑(ハルジオン) 西洋十二単
母子草 父子草 一人娘*/酔仙翁(スイセンノウ)
繁縷(ハコベ) 雛罌粟(ヒナゲシ) 鋸草(ノコギリソウ)
狐野牡丹(キツネノボタン) 芹 蛇苺
荒地待宵草? 菊
酸葉(スイバ) ギシギシ 阿蘭陀見菜草
白詰草 睡蓮 燈台草
雪ノ下 大犬の陰嚢 鉄砲百合
<追加 2007-02-20>
春の野芥子 箆ヘラ大葉子 長実野雛罌粟
胡瓜草 銭葵 蓬
現の証拠
これもまた、「看脚下」の流れの続きのようですね^^
*「一人娘」は、酔仙翁(フランネル草)の地方名です。
(去年でしたか、やゆよさんに教えて戴きました。)
母子草・父子草・一人娘 と並べてみました。
名前の由来は不明ですが、私は真綿を着せたような草姿
から「真綿で包(くる)むように育てた一人娘」?と想像しています。
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でも、植物は本当に賢いですね。
すべての葉に日光が当たるように、重ならないように葉を展開しているのですからね。
ロゼット葉の省エネ法は、調べれば調べるほど素晴らしい
仕組みですね! 動物の冬眠の研究が進んでいるようですが、
植物の冬越しの研究も進めれば、きっと役立つ仕組みが沢山
秘められていると思います。 研究室に戻りますか?
しかし、山桜さんの御観察力は見事です。
本当にうわーです。
植物って不思議だとつくづく思いました。
こうやって並べて見ると、そっくりだね☆
ロゼット葉って一杯種類があるのね、
少し賢くなって気分だよ(*^^*)ありがとう!
昔々、酒を飲みながらロゼットの話題になったことがありました。
「究極のロゼットって何なんやろ?」ってことになって、「白菜やキャベツの結球!」に話が進化していきました。それから、「なぜ、キャベツはあんなに固く結球できるのか?」って話題になり・・・酔っ払いの頭の中が数学でいうn→∞(n;植物の葉の枚数、茎の長さは可能な限り0に近い)になっていったことがありました。その結果、悪酔いをしてしまいました。
ロゼッタのなんと素敵なる哉
是 口語体にて書くに
「素敵だロ!ゼッタいに!!」
予が拙きロゼッタが記事
トラバするを快諾賜り深謝致候
野菜や園芸種よりはるかに強い生命力です。
寒くても春の訪れを感じ取って、とても喜んでいるように見えます。
ロゼット全体が顔のようですね。
お見事の一言につきます
自然の形には
人間の思いなど無縁という
感じすらします
この葉っぱだけで名前がわかる山桜さんもすばらしい。
ロゼットって言うんですね、省エネの意味もあるんですね。
なんとなく私は踏みつけられても丈夫なように、こういう構造になっているものと思っていました。
でも産毛が生えたような肌触りが母を彷彿させるところからついたようですね。
同じ「母子草」なのに毛が無く硬い葉っぱだったため、反意語で「父」のなが付けられたのが「父子草」のようです。かわいそうですね。
ロゼットで思い出しましたが、この放射状の形状が仏様が座っている座に似ているところから場所によってこれらの植物やオオバコ、キュウリグサなどを含め「仏の座」と呼ぶことがあるようですね
「春の七草のホトケノザとは、ハコベによく似た草で、小さな白い花を咲かせる」と古い書物に出てくるそうで、葉っぱも似てず、黄色い花を咲かせるコオニタビラコはそれに合っていないことが判っています。
その文献から行けば「耳菜草」がホトケノザではないかという方がおります
(実際にはだれも確証が無い)
仏の座とロゼット、面白い想像のできる植物たちですね
幾つかはみたことがあります。次ぎ見つけたときは
これを思い出してゆっくりと観察してみます。
植物は無駄なくよりよく過ごす為に工夫しているのですね。見習わなくては〜。
美しい姿、思わぬ視点を与えていただきありがとうございました。まさに、看よ脚下ですね!
すっかりご無沙汰してしまい申し訳ありませんでした。
正に「看脚下」で娘の顔をしみじみと看守る時間を得ました。
もっともっといっぱ〜い素晴らしいロゼットがあるのですが、
生えている場所が大抵路傍なので、なかなか這いつくばって
撮影する勇気が出ないのが、我ながら情けないです^^;
母子草と父子草は同じキク科だけれど、一人娘さんはナデシコ科、
ロゼッタ葉はそっくりさんなのに、他人のそら似なの。
こういうのも本当に面白いと思うなぁ!
それに可愛い一人娘が「撫子」というのもいいよね〜^^
結球はロゼット葉のカテゴリーに入りますか??
でも究極の冬越えの形ではありますね。
人間からすると、甘い養分(不凍液)を蓄え食べやすく丸まってくれて、
願ったり叶ったりですけれど、彼らのメリットって一体何処に
あるんでしょうね〜 あんなに一生懸命丸まる理由も知りたい。
虫に食べられない為? でも虫もちゃっかりあの中で冬越してるし…
やっぱり凍結予防でしょうか?
霜に耐えた健気なほうれん草たちは美味しいですよね〜^^
凍らない為に体に糖分を蓄えているので甘みが増しているのを
人間がマンマと横取りしてしまう訳で、申し訳ない気もしますが…
殿、「たんぽぽだロ、ゼッタいに!」も拝見しました!
あの時、この洒落にコメントしていなくて心残りでしたので、
こちらで陽の目を見て?嬉しいです☆
TBも戴き光栄です、ありがとうございます!
殿の見守るあのロゼット、「(ハルノ)ノゲシ」のようですね。
こちらではもう咲き始めています^^
畑の雑草としては、根が深くて厄介者かもしれませんが、
健気でいて洗練された美しさを持っていますよね!
ロゼットの真ん中には笑顔がありますね〜そうですか、
YUKIさんにもやはり見えますか〜嬉しいです♪
そうなんです、もう完璧なロゼット形を見る度に、
「天晴れ! お見事!!」
と思わず呟いて見惚れてしまいます♪
植物が上に伸びるのは光合成の為の光が欲しいからで、
周りの木々が葉を落とし、競合する草も枯れて無くなれば、
その必要が無くなります。 また地面に張り付けば、地熱も
得ることが出来ますし、仰るように踏圧にも強くなりますね。
植物ほど四季折々に劇的に形態を変化させて順応するものは
ありません。 人間なんてせいぜい日に焼けるか髪を伸ばすか
服を着替えるくらい。 若し、人間が冬はロゼット形になったら
面白いでしょうね〜(妄想中。。。)
「ハハコグサ」の語源は、私が知っているだけでも5説ぐらい
ありますし、蓬との混同もあって面白いですね。
父子草にも微毛はあるんですが、やはり母子草に比べると
どこか貧相な雰囲気が漂って…ナント申し上げて良いやら^^;
御形がハハコグサかどうかも未だ曖昧ですし、七草の仏の座も
仰る通り、牧野御大のコオニタビラコが定説のようでいて、
諸説あってはっきりしない、・・・どうもこの世界は曖昧模糊、
ご先祖様方は、超美味か猛毒か薬草などでもない限り、あまり同定に
興味が無かったご様子ですね(^▽^;)
私もロゼットを見ると「雪の結晶」を思い浮かべます!
今年は見られそうにありませんが、特に雪解けの頃、ロゼットの
周りは早く溶けるので、雪の中から美しい緑のロゼット模様が
顔を出した時など、雪の精の化身かと思う位です。
そろそろロゼットもふわりと持ち上がり始め、真ん中から
蕾も上がって来る頃ですね。
是非『ああ、君があの花を咲かせていたのか!』
と声を掛けてやって下さい^^
きっと都会のアスファルトの隙間や植え込みの端っこにも
健気に頑張るロゼットたちが見られると思います。
何種類みつかるか探してみるのも楽しいかもしれませんね〜♪
あ、でも、くれぐれも車などには気をつけて下さいね!
御具合はよろしくなられました様でよかったです。。
ロゼットって。。。ほとけのざもそうですね〜。
蓮華状になってますものね^^可愛いです☆
ところで釈迦像は蓮華座に乗じてますが、この蓮華座って中国で仏教が訳されたときに出来たようなんです。
中国よりも釈迦の生誕の地・ネパールに近いとおある国では、「初華(はつはな)」って日本語で表現されてました。日本語訳するとそうなるそうで。
でもそれも美しいな〜と思ったんです。春はもうそこまで。。。ですね^^
このように、ロゼットの写真がたくさん並ぶと、実に、絵になります。
路傍の葉がキラリと光る瞬間です。
物事にはいろいろな視点があるもんですね!
勉強になりました。
これでこちらにはyukiさん、YUKIさん、ゆきさんとお三方の
ユキさんがいらして下さり、雪好きの私はとても嬉しいです♪
殆どのロゼット=蓮華座=仏の座とも言えると思います。
ロゼットの真ん中にはニコニコ微笑む仏様がいらっしゃると
YUKIさんも見つけて下さいました。
「初華」とは、美しい言葉ですね!
教えて下さってありがとうございます。
私は東京の「初雪」も見たい。 まだ諦めていませ〜ん。
こういう話題はうっかり頷くと歳バレですが(苦笑)
白子さんと黒子さんのアレですね…今ならオセロがCMを
やればぴったりなような^^;
そう、草むしりの大敵ですね〜ピッタリ張り付いていて
根が深くて、上の方だけムシってもすぐまた再生して・・・
時に手を止めて、素晴らしい天然の造形美を鑑賞してみて
下さい。 土埃も抑えてくれるし土中の水分も保ってくれるし、
病害虫も防いでくれるし、そうそう悪いものじゃないですよ。
私は背が高くなったら短くは切りますが、これらの草達とも
適度に共存しています。
面白いですね^^
東京はまだ雪が降っていない?それとも積雪がないのでしょうか?
それは寂しいですね。。。私が諸天善神様に御祈願させていただきましょう。。。^^せめて天より白くて美しい雪の華。散華があられますように。。。
チラチラと粉雪は一度ほんのひと時だけ舞い降りたのですが、
雪の結晶にまで育っていませんでした。
また「東京」というと、23区内なので、この辺りの粉雪は
「東京の初雪」には該当しないようです^^;
ゆきさんの「雪散華」ご祈願であれば、天の神様もきっと
お聞き届け下さいますね! どうか災害にならぬ程にほんのりと
真っ白な雪が降り積もりますように・・・(−人−)
さすがにそこまでは覚えてはいませんでしたが、そう言われて、思い出しましたよ。
伸びたら適当な部分のみ刈る。
まるで、床屋さんみたいですね(笑)
今朝、路傍のロゼットを発見。
結構大きめです。
既に、5センチほど、伸長していました。
山桜さんと、こうしてお知り合いにならなければ、このロゼットも、路傍の人のごとく「あっしにはかかわりの無いもの」でした。
感謝です!
ロゼット写真の追加をしてからと思い、お返事が遅くなって
しまいました。申し訳ありません!<( _ _ )>
私はあのCMの顔が子供心に妙に印象的で覚えていました^^;
↓「昭和テレビ大全集」さんの記事に画像があります。
http://goinkyo.blog2.fc2.com/blog-entry-13.html
床屋さんと違うのは、四季折々元気に伸びてくる草の種類が
多様で面白いことです♪ まるで自然の紡ぐパッチワークです。
ロゼットの真ん中、持ち上がって来てますね!
タンポポや野芥子は日向ではもう咲き出していています。
ロゼットに注目して下さる仲間が増えて嬉しいです。
踏まずに避けて歩くようになれば、ロゼットファン間違いナシ!