2007年02月07日
「看脚下」春、笑ふ2
立春の翌日の5日、お稲荷様の縁日、初午の日。 暦の七十二候では
「東風解凍」となったこの日、全く別の所で同じ言葉に出会いました。
「看脚下」 最初は、りんずさんの節分のお稽古の時のお軸でした。
「かんきゃっか」と読まれることが多いようですが、りんずさんの先生の
「看(み)よ脚下」のお教えの響きが優しくて、私も好きになりました。
りんずさんのブログ「凛として」より『看脚下』http://blog.goo.ne.jp/_rinnzu_/e/55d4ab546ede354a39a9aa882608e14e
また、そのほんの数分後、なんと今度は友部丹人さんの所で、丹人さん
の印の文字が読めずに、教えて戴いたのがまたこの言葉でした。
以下、「友部丹人旅日記」の『庵号〜いをりな』http://blog.goo.ne.jp/tan230/e/c07cb310ed1ec8a3e081c9b247f80583
からの引用です。
「看脚下」 是 禅宗のおしへなり
愛媛県大洲市の城願寺住職なる五葉光鐵僧正は次のやふに
解釈したれり
自分自身をよく見なさいと。つまり、自分の足元を直しながら、
我が生き方を深く反省しなさいということなのです。
足元を見ると同時に、我が人生の至らなさを見て欲しいのです。
未熟である自分に気づく、発見する・・・。
足元を見るという事の中には、そういう大事な意味があるのです。
吾庵号印「質直看脚下庵主」 大山九八 刻(1999.8.1)
シチヂキカンキャクカアンシュ
そう言えば、節分の翌朝、ちゃんと拾ったつもりでいたのに、豆を
数粒踏んでしまったという私に、鎌倉とんぼさんより、
「マメに拾わなくてはいけません」
とのお言葉を頂戴したばかりでした。
「マメに拾う」=「脚下を看よ」・・・です!
奇しくも同じことをもう前もって戴いていたのでした。
そして、その次の日、今度は飛翔さんに、
「汝の足元を深く掘れ、そこに泉あり」
の言葉を教わりました。
もうこれは、どうあっても、私に、
「自分の足元をよく見直しなさい」
と、神仏ご先祖様が教えて下さっているとしか思えません。
神様、仏様、ご先祖様、そしてお教えを賜りました皆さま、
ありがとうございました。 よくよく肝に銘じて、この新しい
一年を過ごしていきたいと思います。
そんなことを思いながら歩いている時、ふと足元を見て撮影
したのがこの上の写真です。
可愛い青い春の妖精が・・・ほら、笑って・・・いますよね?
青い春の妖精:オオイヌノフグリ、瑠璃唐草、天人唐草、星の瞳
その昔聞いた英名は、ベィビー・ブルー・アイズ・・・
でも、どこにも載っていないのです。
<<追記 2007-02-09>>
今朝、りんずさんのブログ「凛として」のお客様、
こなつめさんのコメントからまた一つ素晴らしい学びを
得ることができました。
りんずさん、こなつめさん、ありがとうございます。
「看」はただ「見る」にあらず、
「手」と「目」五感を使って見ることなり
なのだそうです。 看護師さんなどは正にそのようなお仕事と思います。
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この記事へのトラックバック
「看脚下」が取り持つ縁の深きを感じたるあかひとなり
予が武路愚記事を紹介賜り厚礼申し上げ候
いと可憐にしてちひさきオオイヌノフグリなり
予 この花に「青の恵み」なる別名を捧げたる
それが記事をトラバしたれば
了承賜れば幸甚なり
なんてったって、あの「青」
それにあの小ささ♪♪
ちいさな、ちいさな宝石だよね(*^^*)
ご縁が繋がる時って、どんどん繋がって面白い位ですね。
今日の星占いは、とっても当たっていたようです♪
あかひとさんの記事の引用をさせて戴きありがとうございました。
TBも嬉しいです。 是非、宜しくお願い申し上げます。
殿、「青の恵み」とは素敵な名前! お花も喜んでいるようです^^
ね〜っ可愛いよね〜! 実は私、わざわざあちこちから
オオイヌノフグリを庭へ移植したのよ♪ 草取りに苦労されて
いる人もいるのに物好き? だって、芝生より好きナンダモン^^
このお花、笑ってるでしょ? 長いこと見てるけど、
こんな風に見えたのは初めてで嬉しくて嬉しくてこれだけで
もうね*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(*´∀`)゚・*:.。..。.:*・゜゚・*な気分なのよ〜!
「看脚下」をご紹介して下さりありがとうございました。
一度に「足元」に纏わる事が起きていたのですね。
何と言う奇遇なんでしょうか。
忘れられない言葉のひとつになりそうですね♪
私も足元を見据えて頑張ります!
立春に今年一年のお題を戴くことができ、とても幸運でした!
先ず、りんずさんの所へあの日伺ったのが奇遇の始まりですもの。
不思議なご縁で呼び寄せて戴き、ありがとうございました。
りんずさんの先生にも(ブログのことをご存知でしたら)
どうぞ宜しくお伝え下さいませ。
「ふぐり」は普段使わない言葉なので、私は意味を聞いた後も
この名前を使うのにそう躊躇はないのですが、生物の授業で、
春蘭のことを「爺婆」と呼ぶ理由を聞いてからは、さすがに
そちらは口に出来なくなりました〜(*^^*)
そうですね。足元見て、気をひきしめなくては…。
りんずさんの新しいログで、凛とたたずむ女性は、りんずさんご本人でしょうか。
お着物の着こなしって、生き方が表れると思います。とても素敵ですね。見習いたいです。
>fairyの意味…
スラングで「女性っぽい男性」そんな意味もあるのですか!?
IDのfairytaleは、おとぎ話のような…という形容詞です。
濁りが消える気がしました。
あたり一面がその青色で染まったように思いました。
植物には相変わらず詳しくないわたしですが、心が嬉しくなる写真でした。
人間も自分の足で歩けなくなると終わりが近いと知れと
聞いたことがあります。じみちに歩き続けられる人生は凄いです。
私も心に命じています。時々浮き足だってしまいますけどー。
色々なご縁が繋がって嬉しいことですね。
普段花を見てもすぐに名前の出てこない私ですが、そういうものは今でも忘れないものです。
最近見てないな〜この花・・・
脚下注意してみてみようっと。
こんな風に、心に残った言葉を直ぐに掬い上げてご自分なりに昇華しようとなさる
山桜さん、素晴らしいです-☆ 見習わなければ♪
「看(み)よ脚下」を、胸深く沈めながら、今朝は、咲き始めた枝垂れ梅にときめき、
つい見上げてデジカメでパチリ-☆ 思わぬ空の高さを感じました^^;
太陽の塔みたいと思ったのは私だけ(笑)
青いお花の妖精さんでしょうか
“看”という文字に特別の“あたたかさ”があればと願っています。
勉強になりました。
このような場所にご紹介いただくほどのことでも
なく、、、赤面です。(-_-;)
禅とは、その根本には
「不立文字 教外別伝 直指人心 見性成仏」の意識がありますが
(茶道では 教外別伝 不立文字 の掛け物を見ます)、
禅宗ほど文字(禅語)を使って雄弁に語る宗派はありません。
しかし、悪いことだとは思いません。
一つひとつが意味深く、心に響くことばかりです。
「看(み)よ脚下」・・最近は 脚下からスカートの
中を看て、捕まるアホが多いのが末世末法の姿で
しょうか。妄想と雑念に苛まれます、、デス。(苦笑)
最近、カメラのズームやマクロで小さな世界を見るように
なって、多くのことに気がつかされました。
これから、たくさんの草花が芽を出してきます。
虫眼鏡も必携ですね。
ルーペより、大きな虫めがねの方が見やすいです。
\100で特大のを見つけてきました。
虫眼鏡とカメラを合わせても面白く撮れます。
足下を見たら黄色いクロッカスがひとつだけ花が開いていて、
チューリップも尖った頭を地面から突き出していました。
今日の雨も恵みの雨ですね。
あの凛として佇む麗人は、確かにりんずさんでしょう。
お友達に撮って戴いたと書いてありましたよ^^
拝見するこちらの背までシャキッと伸びる素敵なお姿ですね。
「fairy」についてはfairyさんのブログの方に少し書いて
参りました。 でも、私の英語知識はかなり古いので参考に
なるかどうか・・・^^;
この青色に魅入られると暫し動けなくなりますよね。
娘はこの笑い顔を私がいたずらして描いたと思ったそうな。
悪戯したのは春の気まぐれな光・゜゚・:.。*・゜なんて(笑)
これから庭は私の集めたこの花で、本当に一面青い野に
変わる予定です! 他の草に負けなければ・・・
「青い流れ星」もこの花にピッタリな名前ですね−☆
足元も足自身も大切ですね。 少し前まで足の裏を傷めて、
痛くて足をを引きずっていました。 足の裏には体中のツボ
がありますし、もっと大事にしなくてはいけませんね。
ちょっと連日調子に乗って歩き過ぎたようです^^;
本当に不思議にリンクする時って、どんどん繋がっていく
ものですね。 ご縁に感謝です。
m-tamagoさんのブログ、毎日拝見しているのですが、何故か
上手く書き込みが出来なくて、失礼が続いてしまい申し訳
ありません。 少し違う時間帯を狙ってみますね^^;
この名前って、何度も口に出して唱えて覚えましたよね!
そういう時、年配の方からたしなめられもしたのですが、
その仰る意味も良く分からなくって・・・(苦笑)
そろそろ陽だまりではポツポツを咲いていますよ。
是非、脚下を探して見つけてやって下さいね〜
これだけ続いて目の前に表れると、いかに鈍い私でも
気付かないわけには参りません^^; 逆に言えば、この位
言わなきゃ分からないだろうと、思われているんだなぁと…
これで本当に庭でも掘って、何か出てきたらビックリ!!
一躍大金持ちかも〜☆ あ、でも元の地主さんがすぐ目の前に
すんでいらっしゃるし・・・そういう場合、どうなるのかな??
(獲らぬ狸の皮算用! 昇華には程遠いです。)
冬の空、どこまでも青いですね〜
春の霞は今少し出番を待っていて欲しいです。
私もピカソか岡本太郎か〜!と思ったよ〜(^∇^)
(・⊥・)こういう単純な配置が顔に見えることって、よくあるけど、
反対に人間の顔もそういう単純な自然のパターンの一つの内なんだ
ってことにも、妙に感動しちゃうよ〜☆
父と主人と相次いで入院、手術、退院した後、口を揃えて
言ったことは、
「看護婦さんは、本当に天使だ」
という言葉。
「いくら感謝してもしたりない、どれだけ救われたか」
とも申しておりました。
私も、先ずその職業を選択されたという時点で既に「天使」
だ思います。 本当に尊いお仕事です。
軽味の中にも含蓄のあるお言葉が鎌倉とんぼさんの素敵な所です☆
私は若しかして、りんずさんの先生が節分にこのお軸を掛けられた
のも、豆蒔きの後の豆拾いもかけてらしたのかも…とさえ思いました。
以前は何故、お茶のお席では文字のお軸が多いのかしら…と少し
寂しく思いましたが、そこに込められた意味を知るにつれ、読み解く
器量が無ければ、折角のお席が本当に勿体無いことになってしまう…
もっともっと勉強しなければ!という気持が高まりました。
安直に「禅語集」などを読むのではなく、折々に身につけられる
ように「看脚下」、地道に見聞を積み重ねていきたいと思います。
ありがとうございました。
双眼鏡と虫眼鏡と小さなスケッチセットがあれは、野山歩きも
ぐんと楽しくなりますね♪ それらがあれば、不審者と疑われる
思われる確立もちょっとは減りますし…ね?
私も携帯カメラの前に虫眼鏡をつけてヌマエビの写真を撮り
このブログに載せたことがあります。 思ったよりちゃんと綺麗に
獲れるので驚きました。 でも動くものを撮るのは大変です^^;
ウチの庭でも早咲きのクロッカスが咲き出しました。
芽や根が動き出すと水の恵みがもっと欲しいですね。
これは「墨蹟」と言います。
書かれている文言もさることながら、その筆勢などの
筆の運びを見ます。それ故に書家さんの書は、茶席では
好みません。
外連味(けれんみ)のない筆遣いを尊びます。
私は「墨蹟」という言葉を今まで間違って使っておりました。
単に「毛筆・墨で書かれた筆跡」の意味に用いておりました。
床の間も元は仏様を拝する場で、仏像・仏画・「墨蹟」を掲げる
のが元々の姿なのですね。これからは床の間に向き合う時の心構えが
違ってまいります。 「茶禅一味」・・・ 奥深い遥かな道です。
いつも大切なことを教えて戴き、ありがとうございます。<( _ _ )>
ヨーロッパではハーブとして使われていたと教えてもらいました。
小さな道ばたの雑草でも、奥が深くて楽しいですね。
お写真はミクシイに載っているのでしょうか?
最近ご無沙汰してしまっているので、後で探してみますね。
洋名はネモフィラでしたでしょうか、花の大きな園芸種の
仲間も出回っていますね。