
もう5月も半ばを過ぎたというのに、春の大きな楽しみである新タケノコを味わっていません。 いつもは生協のチラシに九州から順に産地が北上しつつ、皮付きの産直タケノコが掲載されるので漏れなく恩恵にあずかれるのですが、見落としてしまったのか、これまで一度も注文できていません。 八百屋さんやスーパーの店頭でも無人販売コーナーでも見かけず、デパートでやっと見つけたのは、皮つきの小さなものが2つで1000円近く…皮を剥いたらその半分以下の大きさになりますから、まるで松茸並みの値段! とても手にする気持ちになれませんでした。
不作の原因として考えられるのは、この春の異常低温と少雨の影響でしょうか? 2011年、東日本大震災に襲われた年も不作だったようで、果物と同じように豊作と不作が交互にくるそうで、今年はその不作年にあたるのかもしれません。 それにしても全国的に不作?なのか、これほどあの魅惑的な姿を目にできないというのは生まれて初めてです。

「地震が来たら竹林に逃げ込め」と子供の頃に言われましたけれど、張り巡らされてはいるものの根が浅い(上の写真参照:穴の上部に竹の根の先が見え、その下は空洞)竹は、此の所続いている地震の揺れで、少なからずダメージを受けているのかもしれません。 イノシシやシカの食害も増えていると聞きます。
先ほど、丁度竹林のお手入れをされている方がいらしたので、
「今年はタケノコが少ないようですが…」
と伺いましたら、
「いや、此処では沢山採れましたよ。」
と、意外なお答えをいただきました。 よく見れば、そこは北斜面で水脈があるのか余りカラカラに乾くことのない場所のようでした。 もう少し下って、水路沿いの竹林を見ると、

元気な若竹が沢山空に向かってグ〜ンと伸びあがっていました。 どうやら、多摩北部、水脈のある土地では不作とは無縁だったようです。 私が丁度タケノコの出ていた頃に地元にいなかっただけだったのでしょうか…?? 嗚呼、筍を思う存分食べたい! 北国から豊作の便りが届くのが待ち遠しいです。
ラベル:タケノコ
例年通り十分な手入れをされていた福岡や京都等の産地でも不作だったと伺いましたが、鎌倉では美味しく召し上がれましたでしょうか?
このまま新掘りの筍をいただかないで春が過ぎるかと思うと寂しいです。 せめて蕗やメバルを炊こうと思います。 山椒も出番のないまま新芽が伸びてしまい茂ってます。
地震に備えて筍にエネルギーを使わず、根張りを強化したとか…ではないことを願いつつ、やはり用心だけは…。
公邸にも官邸にも出るという噂は聞きますね…国会も含めて一度きれいさっぱりお祓いして戴けばよろしいかと。 鎌倉とんぼさんのお力で是非!
四角四面で心の通わない政治は面白くないですね。 大岡裁きで住民の方々も納得の智慧が絞れないものでしょうか。
今日、近所の八百屋さんに竹の子の出荷不足について尋ねた所、どうやら千葉以北の産地では放射能検査が間に合わず、出荷を見合わせてしまったとのこと。 孟宗竹の筍は一気にぐんぐん伸びてしまいますから、もたもた検査していたのでは出荷時期はすぐに過ぎてしまいますものね…。
あと入荷が期待できるのは、秋田では姫筍(チシマ笹=根曲がり竹の筍)と呼ばれるほっそりしたタケノコです。 癖が無いので焼いたり茹でたりしてアスパラガスのように食べられます。 秋田の人はこれが大好物なんですよ♪