今年は大粒の実が沢山鈴なりで、思わず「きゃ〜っ」と歓びの声を上げて…えっと、実を収穫する前に写真を撮るべきでした…(。。;)
山桜桃梅…で「ゆすらうめ」と読むらしいのですけれど、一瞬、どこで意味が切れるのか混乱しそうですね。 恐らくは、「山桜」+「桃梅」ではなくて、「山」+「桜桃(さくらんぼ)」+「梅」で、「山になってるサクランボみたいな味の梅」というところでしょうか(笑)?
調べてみますと、生薬としての名前が「山桜桃(サンオウトウ)」でおまけにサクランボにしては柄が無いので「梅」までつけてみたのかしら。 お花は白に近い薄紅色で柄のない桜といった控えめな風情ですし、この真っ赤な実の印象からの命名ですね。 それでも感じは春の花揃い踏みでまるで「三春」です。
いっぽう和名の「ゆすら」というのもまた、ゆかしい響きで心惹かれます。 お花が揺れる風情から…などの記載も見られますが、食いしん坊の山桜的にはやはり鈴なりに実った赤い実を枝ごとゆすって収穫する図が浮かびます^^
2013年05月23日
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その昔、庭に「流し台」に水を入れた小さな池があり、金魚も泳いでいましたが・・その傍に一本のユスラウメの木がありました。毎年白い小さな花が咲き、赤い実がなると近所の子供達と皆で食べていたのを思い出します。
山桜桃梅〜!!と書くのですね。今初めて知り感激です。
優しくて懐かしい想いを呼び起こす、何とも不思議な名前の響きですね。
と、とても艶やかとは参りませんが、すっかり桃体型には
なってしまったかもです…(@^0^@)
う〜ん、何と嬉しい記載のあるご蔵書でしょう。
ずっと内密にお蔵の奥底にしまっておいてくださいませね〜〜☆
昔の子(私を含む・笑)は、どこに美味しく食べられる木の実がなるか、よ〜く知っていましたよね! 桑の実、ミカン色の梶イチゴ、ザクロ、イチジク、ビワ、柿…塀の上を忍者のように伝っていったり垣根に手を伸ばしたり、川の上を渡って行ったり…スリルもあって楽しかったぁ♪
ゆすらうめと聞くと、紀ノ国屋という和菓子やさんの「ゆすら」と「ふらここ」という名のお菓子を思い浮かべます。 ふらここ=ブランコとゆすら梅が一緒に頭の中でゆらゆらするような…やっぱり食いしん坊ですね(苦笑)
ふらここって、よく俳句や短歌で馴染み深い言葉ですが、最近すっかり
離れていて、懐かしく感じました。
おてんば?^^の山桜さん同様に、私も塀の上を渡るのが得意でした^^¥
いえ、一度足を滑らせ隣の葡萄の蔓を這わせる針金に首が引っ掛かり怖い
思いをしたので、得意ではなく、ただの外遊び大好き人間でした^^
触るとぽろっと落ちるくらいに熟している実が甘くて美味しいけれど、一歩手前の熟し加減だと酸っぱくて、一粒一粒ロシアンルーレット宜しくドキドキします^^;
俳句や短歌の世界には、それこそ宝物のような素敵な言葉が葉陰の実のように隠れてますね。 消えてしまわないように大切にしたいです。
塀から足を滑らせて針金に首がですか! 想像するだにゾッと…よくぞご無事で…お目にかかれて良かった〜 お転婆な私たちが今ご縁がある奇跡に感謝です☆