2007年03月26日

一人静(吉野静)

 「一人静(ヒトリシズカ)」、別名「吉野静」とも。

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            翳(かざ)したる両袖下の白烏帽子
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              朝日を受けて伸びやかに        
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              多勢で舞うても一人かな


<<付記>>

 「静御前の歌」
    吉野山 峰の白雪 踏み分けて 

             入りにし人の あとぞ 恋しき


    しずやしず しずのおだまき 繰り返し 

             むかしを今に なすよしもがな


 「新古今集」藤原家衡
    吉野山 花やさかりに 匂ふらむ 

              古里たえぬ 峯の白雪

 
 「伊勢物語」より
    いにしへの しずのおだまき 繰り返し

              むかしを今に なすよしもがな 

 「古今集」より
    いにしへの しずのおだまき いやしきも
 
              よきも さかえは ありしものなり


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posted by 山桜 at 00:00| Comment(14) | TrackBack(0) | 園芸・庭仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
一人静が
一輪咲いていると密やかに舞う
静御前のようですが
群生していると
群舞の日舞かなんかのようですね…(^ ^;
譬えが悪いか…(T_T)
Posted by 幽黙 at 2007年04月01日 19:58
一人静かの咲いている姿、おみごとですね。
自宅のは、ほとんど ナメちゃんに 食べられてしまいます。
一人静かという名前にあこがれ、買ったのですが、やはり主が違うと こんなにも綺麗に咲いてくれるのですね。
Posted by チャチャ at 2007年04月01日 21:18
◆幽黙さん、おはようございます。
 白拍子の群舞のようにも見えますね。
かかっている音楽によっては、フレンチカンカンのようにも…
二人静も植えたら更に賑やかになりそうですね^^
Posted by 山桜 at 2007年04月02日 08:34
◆チャチャさん、おはようございます。
 ナメちゃんとダンゴムシは油断ならない奴等ですね!
ここは夏椿の下なのですが7年位前、最初に植えた場所から勝手に
大分移動して来ています。 野草は同じ場所から動けないと段々
弱っていくように思われます。 スミレの仲間なんて直ぐに鉢から
逃げ出しちゃって好き放題していますよね^^

 この写真では分からないのですが、根元から少し離れた所に
実生が芽吹いています。 この群落が衰えた頃にはその芽が
育って花開いているのでしょうね〜
Posted by 山桜 at 2007年04月02日 08:45
 群生して咲いていても、一人静かとはこれ如何に?。^;ゞ
お茶の先輩から頂いたのに、根づきませんでした。難しいんでしょう?
 やはり山桜さんのように、静かに佇んでいらっしゃる方のお庭でないと、
栄えないのでしょうか^^;(ほんの冗談ですけれど・・・^^v)
Posted by 飛翔 at 2007年04月02日 17:46
“一人静”ですか・・・
昨年夏の吉野・“菜摘の里”での不思議な体験が蘇ってきそうです。
Posted by 酒徒善人 at 2007年04月02日 17:50
◆飛翔さん、おはようございます。
 ホント、名前と違って群生しているので賑やかな舞い姿です。
一本一本は確かに一人静なんですけどね〜

 チャチャさんへのお返事にも書きましたが、山野草の多くは
数年で親株は衰えて消えてしまい、その間に飛んだ種から
芽生えた子株が充実して花を咲かせるので、それを大事にして
おかないと途絶えてしまいます。

 実をつけないように花柄を摘んだり、草むしりに励んだり、
土をいつも掘り返したりしているような几帳面な方のお庭で、
意外にも山野草が増えずに消えてしまうことがあるようです。

 「自生地の再現」これが私の庭の方針です。つまり…
適材適所に植えて、後はホッタラカシ〜楽ですよ−☆
Posted by 山桜 at 2007年04月03日 09:35
◆酒徒善人さん、おはようございます。
 私も一人静を見る度、酒徒善人さんのお話を思い出すように
なりました。 義経伝説と同じ様に静御前伝説もあちらこちらに
残っているのでしょうね。

 雑草メロンの種、ありがとうございました!
種を見ると、カラスウリとも西瓜とも違って、やっぱり雑草と
言えどもメロンの形ですね。 これは地面を這わせていいの
ですか? それとも支柱が必要? 先ずは雑草らしく自由放任で
育ててみましょうか^^ 夏の楽しみが増えました♪♪
Posted by 山桜 at 2007年04月03日 09:42
一人静の咲いている姿、綺麗ですね

 吉野山雪に埋もれし一人静
 可憐な姿なみだ流るる

文面の情景からみえる世界で詠みましたので
雪に埋もれて一人静が咲くかどうかは定かではありません。どうかお許しを。
Posted by 青い流れ星 at 2007年04月03日 20:30
◆青い流れ星さん、こんにちは。
 たとえ本当に雪がなくても、一人静が咲くのを見ていると、
青い流れ星さんと同じように白い雪の中から咲き出したように
思えてきます。 

 吉野山の峯の白雪と白拍子の静御前と、両方から
「吉野静」の名前が生まれたのでしょうか。
Posted by 山桜 at 2007年04月04日 10:10
華やかな色合いも素晴らしいけれど
この何とも言えない
さびた色?あいもいいよねo(⌒▽⌒)o

一人静・・・よく人は
それに合う名前を考えるものだな♪感心♪
感性って凄い。。。
Posted by やゆよ at 2007年04月04日 19:06
◆やゆよん、おはよう。
 去年、酒徒善人さんに教えて戴いたんだけど、お能の「二人静」
から名付けられた、フタリシズカというお花が先で、その花に
似た風情で花穂が一本なので、こちらは一人静になったみたい。

二人静の方が花穂は多いけれどもっと地味で、どこか哀しげに見える
のは、静御前がのりうつった菜摘乙女と静の亡霊が一緒に舞ったと
いうその伝説のせいなのかな…
Posted by 山桜 at 2007年04月05日 08:54
日当たりがいいからでしょう。
我が家の1人静は、ようやく、光ったつぼみを家を出しはじめたばかりです。
Posted by ゆずまんじゅう at 2007年04月05日 09:48
◆ゆずまんじゅうさん、おはようございます。
 そうですか〜では、アチコチに植えてあれば、少しずつ
開花時期がずれて長く楽しめるかもしれませんね♪
ウチの大勢静さん達は、もう花は終わり緑色の棍棒のような
実をつけています。 良く見ると、去年飛んだ種から芽生えた
赤ちゃん静さん達が少し離れた所に小さな葉を広げていました^^
Posted by 山桜 at 2007年04月05日 10:03
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