2007年03月27日

利休梅

 表千家での利休忌の3月27日*、庭の利休梅が咲きました。
       (バラ科ヤナギサクラ属 別名ウメザキウツギ)    
      ? 1540.jpg

 この花が中国から日本へ伝わったのは明治時代で、利休さんは
この花を愛でてはいらっしゃらないのですが、利休さんお好みの
黒棗の仕服に使われた利休緞子の梅文様に花の形が似ていること
から、この名が付けられたようです。

 利休緞子に用いられている利休梅文様。似てますでしょうか?
            rikyudonsu.jpg
 「武者小路千家HP 官休庵」
 『茶道用語』利休梅
 『茶の湯の裂地』利休緞子 よりhttp://www17.ocn.ne.jp/~verdure/yogo/yogo_ri.html#rikyubai
http://www17.ocn.ne.jp/~verdure/kireji/ra.html#rikyudonsu


 千利休(宗易)の命日は天正十九年(1591)旧暦の二月二十八日
ですが、現在はひと月遅れで表千家では3月27日、裏千家では
3月28日を利休忌としています。 両家の差はひと月遅れの
考え方?の違いとか…


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posted by 山桜 at 00:00| Comment(8) | TrackBack(0) | 園芸・庭仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今年は桜に気持ちがついていけないのが
辛いところで、少々疲れているのかなと
感じています。

そんなときに
利休梅。
先日もお稽古の花材で戴きましたが
桜の華々しさについていけないときには
ホッとします。
Posted by 爽子 at 2007年04月02日 23:17
不審庵・今日庵・官休庵と本当は
同じはずなのにちょっとずつ
違いがないと三つある意味が無い…
と何時の時代か考えた人たちが
いたのでしょうね…
利休さんが自分の死後茶道は
栄えるけれど茶道の心が失われると
考えていたということを
考え直すべきなのかも…
Posted by 幽黙 at 2007年04月03日 07:29
◆爽子さん、おはようございます。
 桜や桜に浮かれる人々が疎ましく、自分だけ違う空間にいる
ような気分のこと、私にもありました。 その時は、桜を見て
いると、さ〜っと魂も一緒にあちらの世界に持って行かれそうで
怖かったのかもしれません。 桜は心を不安定にさせますから、
そんな時は触らぬ神に…。

 真っ白な利休梅でホッとされて、本当に良かったです。
Posted by 山桜 at 2007年04月03日 10:02
◆幽黙さん、おはようございます。
 私は未だほんの入り口に腰掛けたばかりのヒヨコなので
難しいことは分かりませんが、三つの力でそれぞれに支え合い
切磋琢磨して来たからこそ、これまで色々な困難を乗り越えて、
それぞれの形で利休さんの教えを伝え続けることが出来たの
かもしれません。 

 流派が三千家以外にも沢山あるということは、それだけ
人の心の有りようが豊かな証拠でもあるのではとも思います。

 利休忌が一日違うのも、お互いの家の追善茶事に出席するのに
都合も良く、上手く出来ているなぁなんて思ってしまいました^^
Posted by 山桜 at 2007年04月03日 10:10
実はわたしはお仕覆が大好きで、色々見て回るのも楽しいです。
この利休緞子も可愛くていいですね。

いろいろ流派がある分、微妙な動作の違いも見られますが、自分の心にかなうものがあればそれでいいや、と安易なわたしです。
Posted by 遊行七恵 at 2007年04月03日 11:13
◆遊行七恵さん、こんにちは。
 きっとお好きだと思っていました^^ 名物裂や古代裂など、
なかなか本物には触れられませんが、図書館で図録を見ている
だけでもうっとりです。 布ものには特に織り手作り手、そして
持ち主の方々の思いなどを感じてじ〜んとしてしまいます。
Posted by 山桜 at 2007年04月03日 12:21
利休梅、先日の茶花に活けてありましたが、この角度から見ていなかったので気づきませんでした!
確かに利休緞子の文様に似ています〜
今度見かけたらよく観察してみます。
何とも清々しい白さですね。
Posted by みかん at 2007年04月04日 00:40
◆みかんさん、こんにちは。
 生けてある茶花って蕾状態が多いので、満開の姿とイメージが
一致しないことがありますよね。 私も植えてみて初めて近くで
まじまじと花の姿を観察し「利休梅」の名に納得しました^^; 
種の形も面白いらしいので、楽しみにしています♪
Posted by 山桜 at 2007年04月04日 10:23
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