2007年04月06日

山桜

  「山桜」は日本の野山に自然に生えている桜の一種族です。 それに対して、人間が手を加えて品種改良をしたものを「里桜」と呼びますが、一般的には八重咲きの桜を「里桜」と呼ぶことが多いようです。 大阪造幣局の桜くぐりなどはこの「里桜」の展覧会のようです。(http://yugyofromhere.blog8.fc2.com/blog-entry-795.html
遊行七恵さんの日々是遊行「雨のお花見」より) 

  ? 1601.jpg    
     ? 1600.jpg

 雑木林の中で高く枝を伸ばしていることが多いので、このように見上げて眺めるばかり…なかなか花に近づいて綺麗な写真を撮ることが出来ませんが…

 ? 1614.jpg

  散歩道の橋の上から、丁度満開の山桜に近づくことが出来ました。 このように、紅色の葉と花が一緒に開くのが特徴です。 (緑葉のものもあります。花色も大きさも巾があります。) でも、風が強くて上手くピントが合いません…風よ止まれ!

  ? 1607.jpg
  ? 1608.jpg

  なんとか、今年は山桜近影の姿を留めることが出来ました。 咲き初めは白っぽい花びらですが、段々と淡い紅色に染まって白地に赤い★が浮き出で、虫に蜜のありかを教えます。

          ? 1618.jpg
       こちらは、鎌倉の由比ガ浜で拾った桜貝。

    海恋し 山を飛び立ち 山桜 
            浜に舞い降り この桜貝  (山桜)


banner_04.gif人気blogランキングへ
 ←ポチッと応援、感謝感激かわいい
posted by 山桜 at 00:00| Comment(33) | TrackBack(1) | さくら・桜・櫻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ご紹介ありがとうございます。

<山桜>の清楚な美しさにため息をつきました。

春風に 招ばれし桜 山を越え
  波打ち際に 住処 見いだす

遊行するおみなの指に桜貝
  くちびるよせて 春をあじわう   七恵
Posted by 遊行七恵 at 2007年04月10日 16:37
嗚呼なんと 気高き姿 山桜 (知居家多楽)
Posted by ネットの中のお父さん at 2007年04月10日 19:41
山桜さん こんばんは

素敵な写真ですね

山峰に 光る山桜(さくら)の美しき
姫君(きみ)の魂(こころ)を映したる園

お邪魔しました(^^ゞ

Posted by 仙人No.230 at 2007年04月10日 20:06
桜貝、綺麗な宝石のように何故か好きなのですね〜

 懐かしき 母の声聞く 桜貝

山奥で人知れず咲き乱れ、散り積もった花ジュータンを
踏みしめる楽しさ。

 山桜 踏む足裏が 軽やかに
Posted by 青い流れ星 at 2007年04月10日 20:39
このブログを拝読し、潮干狩りに行きたいと思うのは、私だけなのでしょうか?
Posted by 酒徒善人 at 2007年04月10日 20:51
紅色の葉と花が一緒に開くのが特徴

初めて知りました!
なんだかお花が紅葉の葉の
髪飾りをしているようだな〜♪
なんても感じました (*^‐^*)
清楚な美しいお花に
そっと寄り添う紅葉の葉。。
素敵ですね♪

由比ガ浜。。
学生の時 ふらりお散歩に行ったのを
思い出しました。懐かしいぃ☆
優しい美しさの桜貝ですね☆゚
Posted by yuki at 2007年04月10日 22:05
やはり日本人の心の山桜ですね
なんでしょうね
この心の揺さぶられ方は
美しく気高く清楚で
それでいて力強くて
荘厳でたくましい山桜
丹人さんのブログも山桜でした
今日は幸せな気分で寝られそう♪
Posted by 幽黙 at 2007年04月10日 22:13
 
 苦労して撮って下さった写真は、余計に美しさをまして迫ってきます。
山桜さんが、山桜と格闘していらっしゃるお姿、想像してしまいました^^;

 色々な表情を見せる山桜・・・ 剛健でいて華麗な姿。。。
きっとどこかで見上げて憧れていたのかも知れない桜貝-☆
ちょうど、山桜が桜貝を想うのと同じ様に、桜貝もまた。。。
 
 遥かなる旅路の果てや 桜貝  
    届かぬ想い 色に託して   作:大空翔代ーー;
Posted by 飛翔 at 2007年04月11日 01:25
 アッ、御免なさい^^;山桜が恋したのは海。桜貝じゃなかった@@;
そう、山桜が海を想うのと同じ様に、桜貝もまた山を想い・・と言いたかったのに、
ア〜、何と興ざめなコメント>。<; 失礼をば致しました。グスン’’;
Posted by 飛翔 at 2007年04月11日 01:35
山桜が咲いている新緑の山も萌えるようで美しいですね。

古の人は、この山桜を見て歌を詠んでいたのですか。
山桜の木の下で、短冊に毛筆で歌を書きつづることができたらいいなぁ。
今のところ、美しさに感動して言葉も出ません?!
Posted by YUKI at 2007年04月11日 05:10
◆遊行七恵さん、こんにちは。
 七恵さんの所で、タイムリーに里桜の群れをみつけて
嬉しくなって、早速貼ってしまいました。こちらでもポツポツ
花手毬のように咲き始めています。

 遊行さんの読まれるお歌には艶がありますね〜
私のはどうも、ますらおぶり?女性らしさが不足してます^^;
Posted by 山桜 at 2007年04月11日 17:10
◆ネットの中のお父さん、こんにちは。
「知居家多楽」さんとは、お父さんの俳号ですか?
何とお読みすれば良いのでしょうか?
雑木林の中にスラリと枝を伸ばしている山桜には孤高の美しさ
がありますね。 サラリと咲いて、やがて木々の中に溶け込ん
でしまうさり気無さが、またなんとも言えず好きなのです。
Posted by 山桜 at 2007年04月11日 17:22
◆仙人No.230さん、こんにちは。
 お忙しい中ご来遊戴きましてありがとうございます♪
また、優しいお気持の籠もったお歌まで賜り感激です。
仙人さん方のお里は、素敵なお友達が集い語らえて羨ましいです。
Posted by 山桜 at 2007年04月11日 17:27
◆青い流れ星さん、こんにちは。
 桜貝にお母様の思い出がおありなのですね。
どんなに素敵なお母様だったことでしょう…。
桜の花びらの絨毯は、ほんのひと時の贅沢ですね。
でも、私にはちょっと痛々しくて踏むことができません^^;
Posted by 山桜 at 2007年04月11日 17:32
◆酒徒善人さん、こんにちは。
 N県から潮干狩はどこの海へ行かれるのですか?

 由比ガ浜の地元の方のお話では、大きな地震の後には、とても
沢山の桜貝が拾えるのだそうです。 貝も驚いて気絶して
しまうのでしょうか?それとも地熱が上がるのかしらん? 

 この日は穏やかな海で、皆で探しても拾えた桜貝は私のこの
たった一枚だけでした。 地元の方はひょいひょいと散歩がてら
カジメの中からワカメを拾い集めていらっしゃいましたよ^^
Posted by 山桜 at 2007年04月11日 17:36
◆yukiさん、こんにちは。
 山桜の花と葉の寄り添った美しさに気付かない人は、
「なんだもう葉桜だな」
なんて言って通り過ぎてしまうので残念です。
 
 確かに公園などで染井吉野の中に混じってしまうと地味に
見えるかもしれませんね。 やはり山桜は山の中に咲いてこそ
一番輝いて見えるように思います。

 私も逗子〜鎌倉の海には青春の思い出がいっぱいです♪
Posted by 山桜 at 2007年04月11日 17:41
◆幽黙さん、こんにちは。
 そうなんです、他の桜を見て感じる単なる「綺麗だな〜」と
山桜の下に立ったときの心の揺さぶられるような感動は、
全然違うのです。 そういう気持の方がここには沢山集まって
下さって、私は本当に本当に嬉しいのです!!
ありがとうございます〜・゚・(つД`)・゚・わ〜ん
Posted by 山桜 at 2007年04月11日 17:46
◆飛翔さん、こんにちは。
 エエッどうして謝られるのですか!? 飛翔さんのお歌から
飛翔さんが感じられたとおりのお気持が伝わって参ります^^
それに私「山桜」も確かに桜貝に恋しておりまする〜

 桜貝も山桜に憧れて桜色に染まったのかもしれませんね♪
桜吹雪が浜まで届くと、花びらなのか桜貝なのか本当に
分からなくなってしまいますね。
Posted by 山桜 at 2007年04月11日 17:53
◆YUKIさん、こんにちは。
 まだ里に桜がなかった頃には、山桜の印象派もっと鮮烈
だったかもしれませんね。 緑の中にほうっと白く浮かび
上がる様子には、神さまが降り立たれたと思うのも道理です。

 桜の下で短冊に筆で歌を詠む…憧れますね〜 
桜の下で杯をかたむけるのは直ぐにでも出来るのですが…^^;
Posted by 山桜 at 2007年04月11日 17:57
桜貝がありましたか、、よかったですね。

昔 むかし(30年くらい前)は沢山ありました。
いつ頃から無くなったかは記憶がありませんが、
気がついたら無くなっていました。(苦笑) 
Posted by 鎌倉とんぼ at 2007年04月11日 19:18
 山桜さん こんばんは
今日、筑波山の方に所用で出かけ、所々に咲く山桜をみましたが、ゆっくり見ている時間が無く残念でした。
>サラリと咲いて、やがて木々の中に溶け込んでしまうさり気無さが、またなんとも言えず好きなのです。全く仰るとおりです!
『知居家多楽』の読みは本名に関係していますが、何と呼んでいただいても結構です。知恵を持ち居る家は楽しみ多い。そんな意味もこめました。
Posted by ネットの中のお父さん at 2007年04月11日 19:50
山桜さん
というそれはそれは
魅力的な
心揺さぶられる方の
ブログですから
だからみんな集うのです(^ ^)
Posted by 幽黙 at 2007年04月11日 21:04
山桜も綺麗ですね。
20代の頃にはソメイヨシノばかりが綺麗に思っていましたが、葉の一枚一枚まで紅く染まっている姿は美しく、いじらしいものですね。また山々のあちらこちらで存在感を示すように咲いている姿にも愛おしさを感じます。一年に一度、はるかかなたからでもその存在を知ることができる、貴重な時期です。
子供の頃の国語の教科書で、桜の天然染料を採取するのは花からでなく、樹の幹から採取するといったエッセイが載っていたのを今改めて思い出しました。樹の生命力は素晴らしいです。

葉桜になってくると、今まであれだけ桜に目を奪われていた人の波が去っていきますが、年齢をまた追うごとに微妙に濃さの違う緑色の美しさをまた知るようになりますね。
Posted by ゆき at 2007年04月11日 21:09
こんばんは。
いゃ〜イャ〜ひゃ〜
お誉めに預かり、有り難く、嬉しく存じます。
実話、さほど忙しくもないんですよ^^;
今日も、お父さんと一緒でした^^;
Posted by 仙人No.230 at 2007年04月11日 21:55
さくらにもいろいろあるのね〜o(⌒0⌒)o
桜貝。。。子供の頃拾ったな〜♪
とってもきれいだったよ(*^^*)

浜辺って不思議なものが一杯あったような
イメージなんだよね☆
Posted by やゆよ at 2007年04月12日 14:31
◆鎌倉とんぼさん、こんばんは。
 去年と今年と一枚ずつみつけましたが、喧嘩になっても
困りますので、誰にもあげずに嬉しく自分で持って帰りました。

 何地震の時かお聞きしたのに失念してしまいましたが、
最近の大きな地震の後に、浜に座りっぱなしになってしまう程
大量の桜貝が拾えたのだそうです。 ですから棲息してはいる
のに、浜に打ち上げられなくなっているということでしょうか?
日本の各地で浜の砂が減っていることと関係があるようにも
思えます。
Posted by 山桜 at 2007年04月12日 18:54
◆ネットの中のお父さん、こんばんは。
 あ〜〜っ、ナルホド〜わっかりました〜!! 
でも答を書いてはいけませんね、ふふふっ☆⌒(*^∇゜)v

>知恵を持ち居る家は楽しみ多い・・・
こめられている意味がまた素晴らしい、ご家族も集われる
お友達も幸せですね。
Posted by 山桜 at 2007年04月12日 19:02
◆幽黙さん、こんばんは。
 うおっと…これはまた褒め殺し攻撃。。。
 恐れ入りましてございまする…OTZ
Posted by 山桜 at 2007年04月12日 19:04
test中。。。
Posted by 山桜 at 2007年04月12日 19:20
◆ゆきさん、こんばんは。
 私は桜の名所で育ったので、染井吉野の下の賑やかなお花見
が終わった頃、数本混じって生えていた山桜が、あまり人に
振り返られもせず、楚々として咲いている姿に却って心惹かれ
たのかもしれません。 その頃の染井吉野はあまり美しい姿
ではなくなっているので、余計に…

 桜や梅の枝や樹皮からの染め物は、ちゃんとそれぞれの
花色の持ち味がでるから嬉しいですね。 つい先日、花が咲く
前の枝の方が良い色がとれるのだと聞いて、ちょっと罪つくり
な気も致しましたが、剪定枝なら許されますよね…^^;
Posted by 山桜 at 2007年04月12日 19:29
◆仙人No.230さん、こんばんは。
 そう言えば、仙人さまにお忙しいだなんて変でしたね〜^^;
そういうことを超越されて仙人さまになられたのですもの!
俗界?の友とのお酒は美味しいでしょうね〜(*´▽`*) 
Posted by 山桜 at 2007年04月12日 19:34
そうですね。
亡き母が生前中言っていましたのを思い出しました。
「ゆき、桜の花はこんなに華やかで美しくって、沢山の人を家からも連れ出してしまうほどの力があるけど、お母さんは山桜が好き。
そっと山の中に咲いていて、沢山の人からは可愛がられないけど、そんなことがね、きっと本当は綺麗なのよ。
誰も知らなくてもそっと時期がきたら一斉に咲いて、そしていつの間にか散ってるでしょ?人もね、そんな生き方のほうがきっと幸せなのよ」

花という人目につくところではなく、根っこから桃色になるらしいですね、それも花が咲く前に。
自然から学ぶことは沢山ありますね。
Posted by ゆき at 2007年04月13日 13:50
◆ゆきさん、おはようございます。
 お母様のお言葉、嬉しいです。 まるでお目にかかって
お話ができたように感じました。 人は亡くなっても生きて
いる人の中で生き続けているって本当ですね。 

 同じ樹の中でも、部分によって色の出が違うようですね。
私がTVで拝見した工房では小枝を用いていた記憶があります。そして
何か黄色の色素を取り除くのに大変手間がかかっていたような覚えが…
(若しかするとこれは紅花染めの方だったかも…うろ覚えです。^^;)
 最後に洗い上げ広げた時のほのかな桜色の美しさが忘れられません。
Posted by 山桜 at 2007年04月14日 08:37
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック

山桜
Excerpt: [画像]山桜 今日の事なり 我が胸に支えたる想い消えゆく  天地(あめつち)に遊ぶ (このブログの管理人 その名も麗しき山桜さん) の記事、 「桜川」縷々のコメントに 「サクラサク里」プロジェクト 代..
Weblog: E 日記 七
Tracked: 2007-04-18 23:10