この辺りの山裾は入り組んでいて、そこに谷戸と呼ばれる谷あい
の低地帯があります。 今は立柳や湿地の植物が生い茂るこの谷戸
の草刈り整備をしたら、その下から田んぼの畦の跡が出てきたのだ
そうです。 かつて里の人々はその湿地を利用して稲を育てる田
んぼを作っていたのです。
そして今そこには、人が山や谷戸と共に生活し絶妙のバランスを
保ってきた「里山」を取り戻そうと、その風景に癒され楽しみながら
力を注いで下さるボランティアの方々がいらっしゃいます。
雑木林を適宜伐採更新し下草を刈るなど手入れが行き届くと、
それまで日の光の当たらなかった暗い林が明るくなり、眠っていた
草花の種が目覚めます。
春の森の妖精カタクリ
複雑な模様の葉の下に不思議な花を咲かせる寒葵(関東葵)
萌え出す若葉たち
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ラベル:里山
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よく、琵琶湖周辺の里山が紹介されていますよね。
我が家の近くでは、殆どが植林されて杉や檜の山になってしまっています。
昔はワラビ採りをよくしたものです。
潮干狩りへは高見峠を越えて三重・松阪の海に行きます。
心が洗われますね〜(^-^)
カタクリの花がまた
良い色であ〜〜〜行きたい♪
山桜さん、ありがとうございます♪
なかなか見つけるのが難しいのに
花は小石とか落ちた木の実みたいにも
見えたりします
里山いいですねぇ
小生のでかけたかたくりの里も
くぬぎの林を守るところから
始まっています
わらびもいっぱい生えていたのですが
帰りがけにみたら
ロープを張った内側のわらびが
なくなっていて
下のカタクリが何本か折れていました
ああいうことをする人がいるのが
とても悲しいと一緒にいた人たちと
しばらく話し込みました
嗚呼
初めの写真にしばし見とれ入りたる・・・
嗚呼
里山の色の見事さよ・・・
野に出でよ酔はんばかりの春いくつ 奮太
山桜さんの日記は本当に楽しみです。
カタクリはやはり山の方で育つのが1番でしょうか・・
買ってきても翌年は咲きません><
好きなお花ですが残念ですわ〜
今はほとんど消えてしまったようですけれど、ホタルのHPで、残っているいくつかの谷戸を、紹介していたような気がします。
日本の農業の歴史は草刈の繰り返しだと何かの本でよみました。
琵琶湖周辺の里山情報は関東では聞かないようです^^;
ワラビも割りに日当たりのいいススキ野原のような所が無く
なるとなかなか育たなくなりますね。 そういう所でゴソゴソ
していると、一緒にワラビ取りをして居る人まで本当に熊に
見えてビックリしたことがありました。 あれは怖かった…
松阪っていうと和牛ばっかりのイメージです。潮干狩りが
できるんですね〜 知りませんでした…(恥;;)
もうね〜たまらなく、い〜い所なんですよ〜!
本当は秘密にしておきたい位の地元の宝物なんです♪
カタクリの花、他の花たちを踏まないようにすごく変な格好で
撮ったんですけれど、綺麗に撮れていて感激でした−☆
寒葵は関東葵と言われるぐらいですから、関西ではあまり
みかけないのではないでしょうか? 今回、寒葵は氷河期の
終わり頃から、殆ど生えている場所を移動していない植物だ
というお話を伺い、生えているその場所が物語るストーリーに
思いを馳せ、感動のひとときでした。
ワラビに目が眩んで、足元の花を平気で踏むような人には
なりたくないですね…写真を撮って夢中になると同じ様な
ことをする虞がありますから、自戒したいです。
こちらでは、カタクリが咲き終わって山桜、楓の順です。
同時に見られるなんてすごいですね
里山の春に・・・
山萌ゆる 笑う山桜の 魂根は
すがし青田の ひびく声
つたな詠^^;
でも実際には手間もお金もかかるし放置されているところも多いです。
田舎のほうで野放しにされている山を見ると悲しくなりますね〜
カタクリ、とても可憐ですね。
調べていたらもともとカタクリの鱗茎から抽出したデンプンが片栗粉なんですね!
今はほとんどばれいしょデンプンですけど。
へぇ〜〜〜〜〜勉強になりました。
ここの写真を見ていたらどうにも我慢できず
山桜を求めて北へ行ってきました
幾千の山桜に会ってきました
私も谷戸を山へ向って遡り一番奥でこの風景を目にした時、
あまりの素晴らしさに暫し動けませんでした。
携帯カメラでは、絶対にこの美しさは写せないだろうと思いつつ、
シャッターを切りましたが、思いが通じたのか望外、目で見た
風景に近いものが撮れていて感激でした。
春の野は にほひに酔ふた 魂あふれ (山桜)
私は今の場所の環境が気に入って住み着きましたが、その
さらに奥に、このような楽園があるとは嬉しい驚きでした。
東京もなかなか捨てたものじゃないでしょう?
カタクリは未だかつて庭で育てようと思ったことがないので
詳しく分かりませんが、どんな植物でも自生地の環境に近づける
ことが栽培の秘訣だと思います。 一度自生地をご覧になられると
参考になると思います。 まばらな雑木林の下で春は日当たり良く
夏は木陰で涼しく適度な保湿性のある場所というところでしょうか。
よく斜面に広がっているのは、種がこぼれて広がりやすいのと日当たり
そして適湿度が保たれるからかと思われます。
また、カタクリの球根は乾燥を嫌って(かといって高温過湿では
腐ってしまう)「地中深く潜る」性質がありますので、鉢植えには
向かないのではないかなぁと思います。
葉っぱは出るのに蕾が出ないのなら、冬季に乾燥させてしまって
いる所為かもしれません。 どちらにしても別株と交配して種を
残さなければ、球根はやがて衰えていきますので、やはり野に置け…
なのでしょうね〜^^;
東京は平べったい土地と思われがちですが、それは干拓した
部分であって、本来の海岸線より内側は結構起伏があって
面白い町ですよね。 渋谷、鶯谷なんて文字通り谷ですし、
世田谷には等々力渓谷もありますし…^^
>日本の農業の歴史は草刈の繰り返し・・・
草刈作業はしんどいですが、それは日本は放っておいても
タチマチ草木が生い茂る地上の楽園ということでもありますね〜♪
今年は特別です。何もかも一度に咲き開いてしまうようで、
とうとういつもならGW頃に咲くような、藤や牡丹までも
咲き出しそうな勢いです。
なんだか急き立てられるようでちょっと忙しい春ですねぇ。。。
わはは! どうしましょう「魂根」を「塊根」と読んで
しまいました〜 カラスウリ病なのでスミマセン(^▽^;)>
そうですね〜私の笑い声は青田に響いてセキレイやヒバリが
驚いて飛んでいってしまいそうな勢いかもしれませ〜ん!
人間や小動物に居心地がいいような里山には、やはり人間の
手入れが必要なんですね。 大きな自然からすれば、余計な
お世話なのかもしれませんが、人間もその自然の一部ですから
隅っこの方で上手く共存させて貰えるとありがたいです。
本物の片栗粉は私も見たことも味わったこともありませんが、
カタクリやアマナの球根はデンプン質に富み、ちょっと甘みが
あって美味しいのですよ。 里山の手入れが良くどこにでも
山ほど生えていた頃には、美味しい山菜として戴くことが
できたのですが、今は高級食材でしょうか…?
嗚呼、西山荘、袋田の滝…いいですねぇ、今すぐ飛んで
行きたいです! 水戸黄門の声って今でも流れてましたか?
紀行の続きを楽しみに待っております♪
コメントありがとうございました。
里山に自生する山桜が美しいのは、人間が手を加えて植えた
“桜しかない景色”と違って、それを引き立てる他の木々がある
からではないでしょうか。
「桜」の語源にはいくつか説があるようですが、穀物の霊を表す
「さ」と、神霊が鎮座する場所「くら」から来たというものも有力な
説と聞きます。
昔から、桜の開花が農作業の目安の一つになっていたと言い
ますし、いにしえの人々が桜に実りの神が宿ると考えたとしても
不思議ではないのかもしれません。
事実私の住む桜川市では、明治時代の書籍にも農耕作業の
初めには桜の木に「鍬入れ」する習慣があったと書かれていま
す。
谷戸と山桜の景色にそんなことを考えてしまいました。
遥々と拙ブログまでお越し下さいまして恐縮しております。
ブログ友の友部丹人さんのご紹介により、素晴らしいご縁を
戴くことが出来ましたこと、本当に嬉しく有り難く、心より
御礼申し上げます。
山桜の種をその場に蒔かれたのは、大自然の神さまですから、
その配色も絶妙ですね。 一つとして同じ景色は無いと申しても
過言ではないと思われます。 そしてそれでこそ田の神も山から
降りていらして宿ろうというものです^^
桜川の桜守りの皆さまに、改めて感謝申し上げます。
私の故郷のひとつである常陸の國で、山桜が大切に守られて
いることをとても誇りに思います。 本当にありがとうございます。
これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます<( _ _ )>