2007年04月13日

「桜川」縷々

     ? 1638.jpg

 昼間は穏やな春の陽気でしたのに、宵の頃より春雨とは呼べぬ
激しい雷雨があり、明くる朝、起伏の多い私の散歩道には、桜の
花びらが描き残した美しい「桜川」が残っておりました。

 「桜川」と言えば、先日、友部丹人さんのブログで常陸國(現茨城県)
「桜川」「サクラサク里プロジェクト」の存在を知りました。

友部丹人旅日記『名勝「桜川」−國指定天然記念物』
http://blog.goo.ne.jp/tan230/e/44babbb0d3a69ce4a90deef285f6a969

 そしてまた、それに応じてssp代表のUGさんのブログにも…
サクラサク里プロジェクト『「友部丹人旅日記」の感動』
http://blog.livedoor.jp/sakurasakusato/archives/50924351.html?1176701724

 山桜を介しての交流が嬉しく、私も仲間に入れて戴きたくて、
未だ朦朧とした頭で、桜が散る前にとこの振り返り日記を書いて
います。(13日にあったことを16日に書いて…φ(。。;))

「山桜」と聞けば「吉野」を思い浮かべる方が多いと思いますが、
嘗ては「西の吉野、東の桜川」と呼ばれる程有名な山桜の里だった
のだそうです。 不肖私、山桜を名乗りながらそんなことも
知らず、ただ恥じ入るばかりでございました。

 私の故郷「小金井」の桜も、江戸時代には「小金井千本桜」
呼ばれる程見事な山桜の里だったそうですが、今は玉川上水堤の
山桜並木も五日市街道の排気ガスなどにやられてしまい、29種類
もあった桜も次々と枯れてしまい現存は1種のみ(最近新聞の何処
かで読んだ記事のうろ覚えです、スミマセン)となっていた処、
かつて小金井より桜の苗木を移植して桜の里を作ったという岩手県
「北上」市が、桜苗木の里帰りという助け舟を出して下さることとなり、
目下、復元プロジェクトが進行中です。

 今回「桜川」と「吉野」のことを調べみて初めて、なんと我が
小金井桜の親元は、吉野と桜川の山桜だったことを知りました。

  「吉野」・「桜川」→「小金井」→「北上」


の 桜の川の流れがあったのです。 
やはりご縁は偶然ではないのですね…。

 その「三世代・桜の川の流れ」の詳しくはこちらへ 
http://homepage2.nifty.com/zatsugaku/zatugaku/020524/020524.htm

<<追記 2007-04-17>>
 一、朦朧頭で書いた日記は、タイトルからして宙ぶらりん…
  『「桜川」流るる』 と書く積りが 『「桜川」流れるる』
  になっておりました。 赤面(〃。。〃)
  しこうして考えるに、折角のプロジェクトに「流るる」は不味い
  だろうと…これも神さまからのお知らせと思い直しまして、
  縷々と流れ続けるように『「桜川」縷々』と改題致しました。

 二、山桜の種は一種となりましたが、その後には地元の方々の
  ご尽力により、染井吉野などを随時植え替えられてきています
  ので、桜並木には今も桜は咲き続けています。誤解無きよう
  宜しくお願い致します。


posted by 山桜 at 00:00| Comment(31) | TrackBack(0) | さくら・桜・櫻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今日の雨で、こちらのサクラ色も流れて消えてしまいそうです。
残るのは吉野の奥千本、西行庵の付近でしょうか。
桜の季節はあっという間に過ぎてしまいますね。
季節の変り目、御身体を大切に。
Posted by 酒徒善人 at 2007年04月16日 18:45
嗚呼
いと嬉し
有難し

山桜の名をもつ姫のこの花をおもふ心のあらまほしくも
Posted by Akahito〜友部丹人 at 2007年04月16日 19:15
私、近辺の花見しかしておらず、まだ本格的な花見はしておりません。
本流「吉野」・「桜川」→「小金井」→「北上」の花見の楽しみが出来ました。
「桜川」美しいですね〜桜の花の散る美学は綺麗です。
Posted by 青い流れ星 at 2007年04月16日 20:08
こちらではソメイヨシノがやっと満開になりましたが、山桜は葉っぱもまだなので咲くのは例年並ですね
Posted by 玉井人 at 2007年04月16日 20:19
本当に花びらが描いた川の流れ
素敵です
小生の訪ねた桜の里では
花びらを散りばめた
絨毯でした
Posted by 幽黙 at 2007年04月16日 22:20
桜の花びらで埋まる水の流れを見ると、福田平八郎の絵を思い出します。

小金井は昭和初期頃まで芸術家たちが「日本のバルビゾン」と称んでいたようです。
叔母がいるので子供の頃しばしば逗留しましたが、武蔵野の緑の濃い地だと思いました。
Posted by 遊行七恵 at 2007年04月17日 09:52
◆酒徒善人さん、こんにちは。
 ありがとうございます。 今年はあんまり桜の花を沢山見すぎ
た所為か桜疲れが出たようです^^;

 006さんの所で桜井の権現桜の記事を拝見し、酒徒善人さんを
思い出しました。 ここの桜の記事は書かれていたでしょうか?
…って、それでも尚、桜を追い続けるのか…(−−;)
Posted by 山桜 at 2007年04月17日 11:07
◆友部丹人さん、こんにちは。
 遅々とした追随記事になってしまい大変恐縮です。
気持は逸るも体がついて行かず、忸怩たる思いでおりました。

 このリンク先の記事を見て、染井吉野は挿木でしか増やせない
いわば、クローンだということを知りました。 私も染井吉野は
確かに美しいと思いますが、いかんせん数が多すぎではないかと…
天狗巣病で一斉に衰えてしまうのも遺伝子が同じクローン故。
種の中の多様性が無ければ自然な世代交代が出来なくなりますね。
Posted by 山桜 at 2007年04月17日 11:17
◆青い流れ星さん、こんにちは。
 私は未だ、吉野も桜川も北上も桜を見に訪ねたことが
ないのです。 本物の山桜が辿った道のりをきっと訪ね歩いて
みようと思います。

 この写真を撮った時は、「桜川」のことを知らなかった
のですから、これまた不思議な巡り合せに思えました^^
Posted by 山桜 at 2007年04月17日 11:22
◆玉井人さん、こんにちは。
 下旬に、義母と一緒にまた家族で福島の温泉に行きます。
今年は桜が早いので、散ってしまうかな…と思っていたのですが、
山の方なので若しかしたら間に合うかもしれませんね♪
耳寄りな情報をありがとうございました^^
Posted by 山桜 at 2007年04月17日 11:26
◆幽黙さん、こんにちは。
 桜の花びらを一面に敷き詰めた桜色の絨毯は、風が強い
こちらでは、なかなかお目にかかれず羨ましいです。
ここは本当に「風の谷」で、昨晩は寝付けずに風の音ばかり
聞いて過ごしておりました。 猫バスはさぞかしご機嫌で走り
回っていたことでしょう。 トトロの独楽もブンビュ〜ンと鳴って…
Posted by 山桜 at 2007年04月17日 11:32
◆遊行七恵さん、こんにちは。
 おお、朝からありがとうございます! 
あやうく折角のコメントを見逃す処でした!(冷汗;)

>桜の花びらで埋まる水の流れを見ると、福田平八郎の絵を思い出します。 

 ああ、その絵が思い浮かばないボンクラ頭よ…
いつかその絵に巡り合えた時、七恵さんの言葉を思い出しましょう。

 今週末から山種で開館40周年の展覧会が始まりますね♪
未だ七恵さんのスケジュールを拝見してないのですが、きっと
お越しになるのでしょう? 私もモタモタしてないで早く
元気に出掛けて行きたいです。

小金井が「日本のバルビゾン」と呼ばれていた…知りませんでした。
茨城の岡倉点心の六角堂がある五浦あたりが「東洋のバルビゾン」と
呼ばれていたというのは良く聞きますが、小金井は宣伝下手ですね。
Posted by 山桜 at 2007年04月17日 11:47
こんにちは。

玉川上水の桜はかわいそうですね。

そういえば桜は虫がつきやすい木ですから、ガスなど公害にも弱いのかもしれません。

かくいう私も、自動車の排ガスは大嫌い。
毎日、街を歩いていますが、何度、息を止めることがあるか…。

車やバイクの排ガスはタバコやアスベストに劣らず毒性の強いものだという認識を、皆さんに持ってもらいたいものです。

少々、脱線しましたが、予定では明日、吉野に行く予定です。

様子は、私の日記で報告しますね。

Posted by 普賢のゾウ at 2007年04月17日 12:59
初めまして「ふるきよき・うつくしきもの」を手作りしてブログSAKURAを開いております。

今日は桜川につられて参りました。

お香の方にも「桜川」と言う名香がございます。
数奇な運命をたどったお香で「采女」と言う別名も持っています。
この時期にはよく焚くお香なのですが先日宇和島の「伊達博物館」へお香のお道具の展示を見に参りましたら図録にその「桜川」が出ていてあらためて名香だと分かりました。その当時のものがまだ充分聞けるって香木ってとても不思議なものですね。
Posted by 弥々 at 2007年04月17日 13:58
さくらん、もう風邪は大分いいのかな〜?
桜の季節は気分も春霞・・・

吉野はよく聞くけれど、桜川は知らなかったよ〜
やっぱりさくらはいいよね〜(^^)
山桜の里。。。故郷でもないのに
帰りたくなるわ〜♪o(⌒▽⌒)o
Posted by やゆよ at 2007年04月17日 16:21

ご無沙汰しております。
その西の吉野へ
日曜日に行ってきました。
残念ながら下中は散り始めで
上からの眺望は今ひとつでした。
奥の西行庵あたりの桜は
またひとつ風情がありましたよ。
Posted by 松風 at 2007年04月17日 22:05
山桜さん、こんにちは。

この度は、桜川、そしてサクラサク里プロジェクトのご紹介誠にありが
とうございます。
また、我々にお気遣いいただいての「桜川縷々」の表現、重ね
てお礼申し上げます。

桜川市民ですら知らないであろう、吉野や桜川、小金井、北上
の流れをよくぞお調べになられたと感心しております。
私も当初、「名勝!小金井桜に親しむ会」の石田さんの講演を
ネット上で見つけて勉強させていただきました。
実は昨年石、田さんにも桜川市にお越しいただき、山桜さんが
「一種だけ」と言われている「三吉野桜」の後継樹の植樹をして
いただいたりしております。

さて、その「一種」について、ちょっと補足させていただきます。
実は自然種である山桜は、ソメイヨシノに代表される園芸品種の
ように接ぎ木で増やしたもの(いわゆるクローン)でないため、人間
同様100本の山桜があれば、(花の大きさ・色・形、芽の色など)
100種類の個性があります。

山桜さんの言われる「一種」というのは、そんな個性豊かな山桜
の中でも、特に稀有な特徴を持つものに、当時の“桜博士”三好
学氏が名前を付けたもの…ということです。
また、別な言い方をすると、江戸時代に初めて植えられた山桜
で現存する唯一の桜を差しているとも言えます。
っても、わかりづらいですね。説明が下手でゴメンなさい。

長々とスイマセンでした。
今後ともよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
Posted by サクラサク里プロジェクト代表UG at 2007年04月18日 12:52
◆皆さま、こんばんは。
 今日はなんとか体調を整え、朝からお茶のお稽古に出掛ける
ことが出来たのですが、皆さまへのお返事が大変遅くなりまして、
申し訳ありません。<( _ _ )>

 それにしても寒い日ですね…ブルブル(((++)))
皆さまもお風邪を召しませんよう、お気をつけ下さいませ〜
Posted by 山桜 at 2007年04月18日 18:47
◆普賢のゾウさん、こんばんは。
 小金井の辺りは、丁度、玉川上水が五日市街道沿いなので、
いつも酷い渋滞の中、車窓から見上げる桜は本当に苦しそう
に見えますね。 また気付かないで散歩している人も多いと
思いますが、根元を人が大勢歩いて踏み固めるのも桜の根の
呼吸を妨げてしまっていると思います。 またリンク先の
レポを拝見すると、周りのケヤキなどが育って日照が不足
していることも、桜を弱らせている原因なのだ言うことです。

 私は今、殆ど車には乗りません。 片道30分以内なら大抵
徒歩で行き来しています。 勿論木々の樹冠の下はなるだけ
踏まないようにして−☆
 
 今日の吉野はさぞかし冷えたことでしょうね…若しかして
雪が降ったのでは? お体大切に…。
Posted by 山桜 at 2007年04月18日 18:56
◆弥々さん、こんばんは。 ようこそお越し下さいました!
 今、弥々さんのブログ「SAKURA」を拝見して参りました。
私の好奇心を鷲掴みにしてくれるものが目白押しで、ついつい
夢中になってしまいました〜♪♪

 それに、なんと本日四月十八日は「お香の日」なのですね!
そんな素敵な日にご縁を戴けたなんて本当に嬉しいです。

 日本(淡路島)に初めて香木が流れ着いた四月のうちの
「十八=ノ十八日=香」なんて、いかにも日本らしい決め方で、
何だかニコニコホクホクしてしまいます^^

 名香「桜川」の数奇な運命についても教えて戴けると大変
嬉しく存じます。 これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。
Posted by 山桜 at 2007年04月18日 19:12
 山桜さん お邪魔します
サクラサク里プロジェクト代表UGさんのコメントを読んで、同じ山の桜なのにどうして色が違うのか?葉の出具合が違うのか?そんな疑問が解決しました。山桜は個性豊かなんですね!
山桜さんにこの場をお借りして、サクラサク里プロジェクト代表UGさんにお礼申し上げます。ありがとうございました。山桜さん、申し訳有りません!m(_ _)m
Posted by ネットの中のお父さん at 2007年04月18日 19:14
◆やゆよん、こんばんは〜
 風邪薬が効いてくれて、今日は何とかお稽古に行けたよ〜
すごく緊張していたのに、炉の釣釜の湯気やほのかな揺れを
見ていたら、ふっと眠くなって(薬の所為かな〜?)冷汗
かいちゃった! 気分は春霞〜♪ってお稽古中はダメだよね…
(。。;)

 ここもネットの中の「山桜の里」よ〜いつでも帰って来てね^^
さっきニュース見たら、熊本の阿蘇に雪が降ってたよ!そちらも
寒いんだろうね。 あったかにして風邪ひかないようにね〜( ^ 0 ^ )/
Posted by 山桜 at 2007年04月18日 19:21
◆松風さん、こんばんは。
 去年の吉野の山桜のお写真、本当に素晴らしかったです!
今年はタイミングが合わなかったのでしょうか…その代わり
西行庵あたりの良いものが撮れたのですね^^ 拝見するの
楽しみです。 今年は関西の方が桜が遅いようですね。
Posted by 山桜 at 2007年04月18日 19:27
◆サクラサク里プロジェクト代表UGさん、こんばんは。
 山桜の種についての分かりやすいご説明、ありがとうございます!
それが証拠に、ネットの中のお父さんから早速お礼のコメントが
届いています^^ 
「あれもこれも山桜って言うけど、山桜って一体どんな桜?」
と思われている方は結構多いと思います。

 山桜は千差万別(と言っても共通の特徴はありますが)なのに、
特別に、桜川匂、樺匂、初重桜、初見桜、大和桜、源氏桜、白雲桜、
薄毛桜、青桜、青毛桜、梅鉢桜…などと品種名が付けられている
ものがあると言う事は、それらは品種改良・保護されて、やはり
挿木や取り木で増やされているのですよね?

 山桜の品種保持の為に必要と思いますが、その土地土地に応じ、
そこにあった形で世代交代してこその山桜なので、アチコチから
珍しい株を集めてくるのは、どうなのかな?と生意気にも思って
しまいます。 メダカの例(人為的交配が進んでしまい土地固有種
が絶滅の危機)もありますので、その辺りへの配慮はどうされて
いるのかが少し気に係ります。 取り越し苦労だと良いのですが…。

 すみません、そちらへ伺って質問すべきことかもしれませんが、
遠いこちらでそっと教えて戴いた方がいいことかも…とも思い
書いてしまいました。 いつかお時間の出来た時で構いませんので
教えて戴けると幸いに存知ます。 
 これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。<( _ _ )>
Posted by 山桜 at 2007年04月18日 19:51
◆ネットの中のお父さん、こんばんは。
 どうぞどうぞ、どんどんこの場を使って交流の和を広げて
行って下さいませ! 専門家の説明はやはり痒い所に手が
届く!という感じで、ありがたいですね^^
Posted by 山桜 at 2007年04月18日 19:54
そうなんですか〜岩手県北上市展勝地ですよね。
桜といえば秋田の角館の桧木内川の桜が好きです。
福島の三春の滝桜も素晴らしいですよね〜
Posted by あやめ at 2007年04月19日 13:02
 山桜さんも、お風邪を召していたとは・・・。私も、例の盃を持って里帰りした後、
どこかで貰ったのか、風邪でダウン。丸一日布団に臥せっておりました^^;

 もうすっかりよろしいのいですか?木の芽立ちの頃は、体調を崩し易いです。
周りも、季節はずれの風邪やインフルエンザでマスク姿の方をよく見かけます。
お互いに気をつけましょう。

 桜川、本当に美しいですね。こんな映像は初めてです。桜の絨毯はよく見ますが、
まるで本当に水がサラサラ流れているようですね。桜の花びらで、この世の醜いもの
を全て洗い流してもらえたら、どんなに幸せでしょう。
 今日は、自然のこんなお姿が、殊更胸に染み渡ります。
Posted by 飛翔 at 2007年04月19日 18:31
◆あやめさん、おはようございます。
 最近殆どNHKの朝の連続ドラマを見なくなっていたのですが、
鈍行で旅した岩手が懐かしくて「どんど晴れ」は見始めました♪
自分で計画した「旅」としては、岩手への再訪が一番多いと
思います。 肌が合うのでしょうか?思えば不思議です。

 角館の桧木内川の桜、三春の瀧桜…東北の桜には、春を待ち
焦がれた思いが溢れているようで、雪の化身か春の女神かと
と見まごうばかりですね。 来週は福島に行きます♪♪
Posted by 山桜 at 2007年04月20日 09:00
◆飛翔さん、おはようございます。
 飛翔さんも臥せっておいででしたか…此の所、気候の変化が
激しすぎて、繊細な私達には酷でしたね、オホホ(*^o^*)-☆
私は花粉症の薬を飲み続けた反動かな〜?とも思っています。
あれって鈍感になる薬?抵抗力も落ちそうな気が…。

 花びらの散った量と降水量と土地の勾配などとが絶妙に
織り成した「桜川」を見た時は、美しさに立ちすくみました。
私もこのように綺麗な波紋を描いたものを見たは初めてかも
しれません。 春の野山では、一期一会に感謝の連続です。
Posted by 山桜 at 2007年04月20日 09:19
山桜さん、こんにちは。

回答が遅くなり、大変申し訳ございません。

>それらは品種改良・保護されて、やはり挿木や取り木で増やさ
れているのですよね?

天然記念物指定種11種の名前を全て挙げていただきありが
とうございます(笑
これらは、大正時代に三好学博士が当地の調査に入り、自生
する「山桜の中でも特に珍しい特徴を持つものに学術名を付け
た」ものであり、品種改良等を行ったものではありません。
いわゆる染井吉野など園芸品種に付けられた名前とは違うと
いうことです。
接ぎ木等で保存しているのは、「桜川のサクラ」は三春の滝桜や
山高の神代桜などと違い、一本の樹を指定したものでなく、「種」
(特徴)の指定であるため、指定を受けたものについては絶滅さ
せないように…という目的です。

>アチコチから珍しい株を集めてくるのは、どうなのかな?

現代の「桜の名所」といわれるところは、ほぼ全てと言って良い
でしょう「アチコチから」というか、(財)日本花の会や(財)日本さくら
の会などから苗木の提供を受けて植樹しています。
どういう特徴が出るかわからない野生の桜など植えるはずもな
く、まず間違いなく園芸品種です。
苗木を育てるという習慣がなかった時代は、評判の良い桜の
自生する地域から、幼木を抜いてきて植えたそうです。
玉川上水堤の場合、それが吉野山と桜川だったということです
ね。
染井吉野の登場以来、どうしても「群桜」という、言ってみれば
自然でない景色を「桜の名所」としているため、現在自生する桜
を名所にしているところの方が稀なんです。
また、ご指摘通りアチコチから珍しい株を集めてくると、実生(種か
ら育ったもの)は、交配して様々な特徴を受け継いでしまいます。
(染井吉野は種すら出来ません)
しかし、これまた上記の理由により、実生を育てるようなことは
殆どないでしょう。
我々は実生を育てたり、実生から育った苗木を山から抜いてき
たりしていますが、(メダカのように土地固有種という概念がない
こともありますが)山桜の特徴がなくなるというようなことはあり
ません。

依然説明下手で、果たしてご理解いただけたかどうか不安です
が、桜についての話は大好きですので、いつでもご質問下さい。

ありがとうございました。
Posted by サクラサク里プロジェクト代表UG at 2007年04月20日 14:39
◆サクラサク里プロジェクト代表UGさん、おはようございます。
 丁寧にお回答戴きまして、ありがとうございます。
ご多忙の中、お時間を割いて戴き恐縮しております。

 こちらこそ、何だか病み上がりの頭のままで書いた文章を
読み直すと、論旨がぼやけていて一体何を聞きたいのやらと
いう恥ずかしいものでしたのに、このようにお答え下さって
本当にありがとうございます。

 これから出かけなくてはなりませんので、帰宅後、よく拝読し
お返事を書きたいと思います。 ありがとうございました。
Posted by 山桜 at 2007年04月21日 08:13
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