先輩方が増えすぎたニセアカシアなどの伐採に取り組んでおいでの中、作業の邪魔にならない範囲で新人の私たち2名は「パウロの森」の中を案内して戴きました。
いきなりの急登にあえぎながら斜面を登ったり、見晴らしの良い尾根を歩いたり・・・先輩方が代々、大切に育んで来られた豊かな森に抱かれて幸せな時を過ごしました。
足元にはカンスゲ、シュンラン(花)、ナガバノスミレサイシン(花)、コンテリクラマゴケ、トリカブト(葉のみ)、フデリンドウ(蕾)、ウグイスカグラ(花)・・・
こちらは腹菌類のきのこ「ツチグリ」
ムササビの食痕がある葉(折ってかじるので左右対称の歯形が残る)
(間隙で思わず手が震え…ピンボケすみません!)
キジョランの丸い食痕の裏にはアサギマダラの幼虫が…
指先と比べるとその小ささが分かります。
模様などが見られるように少し拡大してみました。
頭上には、キブシ(花)、フサザクラ(芽吹き)、ウワミズザクラ(蕾)、ダンコウバイ…
お昼の後には、かいた汗の分を補うお塩の効いたぜんざいと焼き餅を戴き、元気をつけて午後は笹刈りのお手伝いに。
午前も昼休みも午後も、次々と繰り出される容赦ない?先輩方の質問に答えようとするのに精いっぱいで、写真を撮る余裕など殆どありませんでした〜 何でもそれらは、パウロの森くらぶへの入会資格試験?だったと後で伺って、またビックリ! 何とか「合格!」と言って戴けてホッとしました。
帰り道、フクロウの声の手笛を教えて戴きましたが、酸欠になりそうな位吹いて、やっと微かな音が出るくらい・・・もっと練習していい音、そしてメロディも奏でられるようになりたいです。 藤かアケビ?のツルであっという間にカゴを編まれる先輩、どんな葉っぱでも唇に当てて笛にしてしまわれる先輩、森の事なら隅から隅までご存知の大先輩、この森には、多種多彩な技や知恵を持たれた先輩方が目白押しで、学びたいことが山ほど溢れています。
お土産に、ほだ木で立派に育った椎茸を戴きました〜香りよく肉厚でとっても美味しかったです^^
これからも森の恵みの豊かさを支えるお手伝いをし、またその恵みに抱かれて学んでいきたいと思います。
*「パウロの森」とは、高尾山の北部にある聖パウロ学園高等学校の学校林で、23ha(東京ドーム5個分)の広大な面積を持ち、2004年からFIT会員による森林整備活動と森林環境教育活動が始まりました。(2007年には国土緑化推進機構のモデル学校林に認定)FITの中の「パウロの森くらぶ」ではは2004年以来延べ5000人を超える学園の生徒や近隣の小学校の生徒の森林環境教育に携わって来ています。
【森林保全活動の最新記事】
シュンランは懐かしいです。 実家の傍の土手で、春先(3〜4月)によく花を摘んで、椀だねや酢のものにして食べました。 欄の形が可愛らしく生食も出来るので、サラダに乗せたり。。。
アサギマダラの幼虫は始めて見たかも知れません。 栗の実を探しに秋の山を歩いていると、藤袴や頭に巻いた白いタオルによく飛んできて、ずっと纏わりつくように舞っている姿は、愛らしくて仕方ありませんでした。
私までいい空気を吸った気分で、懐かしい時間を過ごさせて頂き 有難うございました。
>う〜ん、何処の遊園地よりも楽しそう-☆^▽^♪
そうなのですよ〜もっと近くだったらいいのに、通うのがちょっと大変なのです^^;
近くには近くの森の良さもあり、其々の森の個性を楽しみたいです♪
あぁ、子供の頃には、シュンランの酢の物ってありましたね! それぐらい身近な植物で沢山咲いていたのに、今や見つけるとカメラマンが押し寄せるような希少価値になりつつあります。 元々丈夫な植物なので、里山の手入れが続けばきっと復活してくれると期待しています。 ただ盗掘者が一番の敵かもしれません。
アサギマダラは旅をする蝶なので、こちらで生まれた子がメダカの目さんの所まで飛んで行ってるかもしれませんね〜♪ 私も一緒に行けたらいいのになぁ・・・
膝の傷は小さいのが2つなのですが、曲げるとパックリ開いてしまう場所なので、なかなか塞がらず難儀しています。 縫ってしまえば良かったのかもしれませんが、何せやってしまったのが5連休の初日で、救急病院にでも行かねば無理でした。
お習字は、相棒の留守を狙っているのですが…留守中には掃除や洗い物(音が出る)も済ませねばならないので、なかなか思うようにならず忸怩たる思い…でも、全く諦めてはいません! コツコツ、ずう〜っと続けていきたいので、どうか見捨てずにいてくださいませ〜