2007年06月03日
「おとっつぁん」ー 朝の詩(うた) 産経新聞
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おとっつぁん
神戸市垂水区
田中 千代 さん 102歳
早うに逝ってしまった おとっつぁん
なんでやさしい言葉を かけなんだのやろ
なんでもっと親切に せんかったのやろ
親一人子一人で
淋しかった子供時代
私を守ってくれた おとっつぁん
今日も手を合わせて 拝んでいます
千代は元気でおります
おとっつぁん
2007年5月14日 産経新聞「朝の詩」より
(選者 新川 和江)
「母の日」の次の日の朝、この詩を読みました。
102歳になっても尚、早くに亡くなったおとっつあんを
思う娘心… 私は未だ幸いにして親孝行できる時間があると思って
いますけれど、それもいつどうなるかは分かりません。
「父の日」まであと3週間となりました。
父の喜ぶ顔をもっともっと沢山見たいと思います。
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さればとて石に布団はきせられず 瓢水
神戸の垂水には10年以上前にしばらく
暮らしていましたからなんか
響きが懐かしい…(^ ^)
近くに住んでいたのに、死に目にも会えませんでした。(病院から電話が来ました。)
自分でもこれから親孝行しなくちゃと思っていたところで何もしてやれなかった。
もっと、気遣ってあげればよかった。
旅行に行ってあげればよかった。
酒を一緒に飲んであげればよかった。
山桜さんは、お父様とたくさんの時間を一緒にすごしてあげて下さいね。
ご家族で旅行や温泉にもお出かけ下さい。
心の奥底に浸みきて
琴線震わせ 涙腺緩めたり
嗚呼
純粋なる美しきおもひ
伝はり来たるこの詩の
有難きかな
親が生きてきたという証しは
私がこの世に生きている限りは残るのだと。
それでも石にでもいいから布団をかけてあげたいという
気持になりますね。 お地蔵様に手作りの色々なものを着せて
あげている人達、大勢いらっしゃいますものね。
お国言葉がまたそのまま素直な気持で胸に迫ります。
その響きをご存知の幽黙さんなら、一層でしょうね…
お父様、そうでしたか…主人の父も定年を迎えて、さぁこれから
と揃えたゴルフセットも殆ど使わない内に天に召されてしまった
そうです。 義母は色々と手放してもそれだけはなかなか人様に
譲る気持にはなれなかったようです。
人より短い人生だとしても、YUKIさんのような素晴らしい方を
育ててこられたのですから、ご苦労はあっても楽しく幸せも沢山の
人生でしたでしょうね。
私も家族には、『たとえ今死んだとしても悔いはないの。皆のお蔭
でとても幸せに生きてこれたから』と言ってあります。
でも、『ずっと傍に居るからね』と娘に言ったら、
『怖いから、それだけは止めて!』と言われてしまいました^^;
齢100を越えども、娘は娘、父は父…
子供の頃、大人はずっと大人だったように思ってましたけど、
自分が大人になってみると、心は子供の頃のままの部分が
ずっとずっとあって、目を瞑れば若い日の父や母もそのまま
の姿で笑っているのですよね。
詩を読んで泣いて、こうしてお返事を書いてまた泣いて、
この詩のお蔭で心の洗濯を繰り返しています。
爽子さんの日記を拝見していると、本当にそう思います。
爽子さんにさえ、実際にはお会いしたことがないのに、
爽子さんの日常の行いや思いを通して、私は爽子さんの
お父様にもお母様にも親しくさせて戴いたような気持に
なっています。 そして他人の私まで沢山の教えを賜りました。
爽子さん、ご両親さま、本当にありがとうございます。
なんとなく“母の日”の方が立派に見えてしまうのですが・・・
父を亡くして四十年、父より十六も大きくなり、
思い出すのは釣りに行った事、筑波山に行ったこと、
私の少し器用な手は父に貰った大事なものです。
目頭が熱くなってきます。駄歌ですが〜
おとっつぁん 南の島の 土と化す
我が子も見ずに 微笑む父が
童心還りをしている父は、6/1で86歳を迎えました。父の日も
控えていますが、離れて住んでいるので、特別な日でなくても
行ける時に行こうと思っているのに、家庭を持ってると思うようには・・・。
昨日、映画「眉山」を見てきました。クライマックスの感情を抑えたシーンは、
よけい胸に迫りました。これは母娘の微妙な結びつきを描いていますが、
「もし今だったら・・・」とか、「もし、生きてくれていたら」って、色々な場面で
取り戻せない時間を恨んでしまう事は、この世に沢山ありますね。
与えられた時間に気付かせてくれる素敵な詩が、又一つ増えました。謝謝。
小生が中学に上がった年の冬に
他界しましたので
親孝行なんて思いも考えもしない
そんな状態でした
親父と暮らした時間より
親父と死に別れてからの時間の方が
遥かに長くなってしまいましたが
良くも悪くも親父の背中の呪縛からは
未だ逃れられずにいるのも不思議です
「母の日」には「カーネーション」なんていう決まり物が
あるので、何がいいのかな〜って考えなくても、とりあえず
プレゼントがしやすいってことも大きいのではと思います。
「父の日」は「黄色い薔薇」と覚えているのですが、あまり
一般的に知られていないし、男性は黄色い薔薇の花を貰って
嬉しいのでしょうか? 酒徒善人さんはやっぱりお酒の方が
良いですよね〜??
「とうとう親父の歳を越えてしまった…」父がそう呟いた
時のことを覚えています。 その瞬間、祖父が父に重なった
ような気がしました。 それから先は、祖父は父と一緒に
生きられなかった時をもう一度生きているような…
ネットの中のお父さんが人生を楽しんでいらっしゃるのを
お父上も、きっととても喜んでおいででしょうね^^
お父上は南の島に今もなお眠ってらっしゃるのですか?
去年観た「硫黄島からの手紙」を思い出し、泣けてきます。
太平洋 遥かに越えて 父よりと
息子へ届く 無限の波よ (山桜)
友人の父上は粋でお洒落で多趣味な素敵なロマンスグレー
でしたのに、一夜で(脳梗塞により?)別人格になって
しまわれたそうです。 ああ、こうしている間にでも電話
して話せば良かったなどという時が訪れるのかもしれません。
でも、自分が親になって思うことは、子供が自分の人生を
精一杯生きていること、そして親のことを忘れずにいてくれ
さえすれば、ただそれだけで嬉しいものですね。
きっと今年も「お父さん大好き!」とは面と向って言えない
でしょうけれど、好きだよ〜光線だけは飛ばしたいと思います。
嗚呼、幽黙さんの父上様もお若いうちに…
残された男の子は、人より早く大人になろうシッカリして
母上様を支えようと務める所為か、凛々しく健気な子が
多いように思います。 幽黙さんが神仏に惹かれるのも
自然なご供養の気持からなのでしょうか…
長年の疑問、私は何故青色が好きなのか?
青い空・青い川・青い星・青い海・青い花・青い波
特に青い波、しかも荒れた大きな青い波が大好きでした。
人智を超えた天地=自然の理に神様の思し召しを感じて
おられる 山桜さん。大和心を大切にしたいとの 山桜さん。
さすがでございます。
何時も今頃、好きなお酒を飲みながらMIX巡りを楽しんで
おりますが、大変不謹慎かも分かりませんが、私には
ピカリとダイヤモンドの様に光るものに出会うことがあるのです。
ありがとう御座いました。先日、拝見出来ました写真のように
眼下に雲があり、多くの山があり、目の前がパーと後光が射した様に
明るく感じるものがありました。不思議と心安らぐ何かがありました。
何だか、無欲無心で平生を楽しく過ごせる気が致します。
何時もお酒を飲むとこうなので聞き流して下さいませ〜。(笑)
思えば、今歩んでいる道への扉が開いたのは、間違いなく父が他界してからです。
それ程に大きな出来事でした。
できれば、孫の顔を見せてあげたかった。
病院から病院へ移す時に自宅に寄り、お茶を飲ませてあげたかった。
畳の上で死なせてあげたかった。
看取ってあげたかった。
結局、最後まで親不孝ものでした。
青い流れ星さんのコメントを読んですぐ、溢れる涙の中から
波の音と一緒にこの歌が浮かんで来ました。 喜んで戴けて
嬉しいです。 その後で友部丹人さんの所でこんな可愛い
お写真を拝見しました。 http://blog.goo.ne.jp/tan230/e/afe7ae1a489a01edb446d747e705773d
海辺の少年が幼い頃の青い流れ星さんのように思えました。
天狗さんは一生懸命身近な方々の為にお務めに励んでいて
下さって、立派に父上様のご遺志を継がれていると思います。
天狗さんが今もお父様を思うお気持は、きっと伝わって
いますから、もうそれだけで充分ではないでしょうか…
自分亡き後、子供がこのように思っていてくれたら嬉しい、
でも、もういいんだよ、今生きている人にその分優しくして
あげて…と私は思うでしょう。 親不孝者などとご自分を
責められいてはお父様も哀しまれるのではないでしょうか。
孝行したい時に親は無し、さりとて遅すぎるということも
無し、親もご先祖様も自分の中に生きているのですもの、今を
大切に生きることが親孝行になるのではと思います。
生意気を申し上げました。 お許し下さい。m(_ _)m
写真家で在られるともに俳人でも有られるのですね〜
見せて頂きました。ありがとうございます。
写真を見入っていて駄歌ですが浮かびました。
海鳴りが「おーい」と叫ぶ日の岬
「は〜い」とさけぶ幼き自分
山桜姫には予が武路愚の紹介賜りしことを心より御礼申し上げ候
青い流れ星様には御来駕を賜りしこと洵に嬉しく御礼申し上げ候
予が武路愚記事の「青−阿字ヶ浦海岸」に寄せられし御両人様の御歌のいとつきづきしければ心にしみじみと沁みいくもあはれなり
ケン
しばらくの間、公開しています。
友部丹人さんは、書家であり歌人であり、風流人であり、
言葉の魔術師であり…しかしてその実体は??(笑)
今、ふと思いました。青い流れ星さんのお父様もきっと
俳句を楽しまれていたのではないかと…そしてこうして
ずっと父子の心の交流をされて来たのではないかと…。
あまりにもピタリなタイミングで波打ち際の麦藁帽子の
幼子のお写真を拝見し、波音と可愛いさざめきを耳にして
暫し佇んでしまいました。 ネット上では時としてこのような
不思議なリンクが結ばれますね。 とても感慨深い出来事
でした。 ありがとうございます。
私は皆さまと逆で土日の務めが多いので、折角のお知らせ
拝見するのが遅れて、申し訳ありませんでした!
未だ、公開されていらっしゃって間に合うと良いのですが…