2007年05月25日
「雪ノ下」
井戸辺などのしっとりした所で涼しげに揺れる、白い小鳥が舞い飛ぶ
姿のようなこの花は「雪ノ下」です。 葉の形から鴨足草と書いて
「ゆきのした」と読ませ、また虎耳草(こじそう)の名もあります。
この花の名前を持ったお菓子が鎌倉にありました。
鎌倉には「雪ノ下」という地名もあり、雪ノ下のよく似合う古都です。
「雪ノ下」 (相州・鎌倉 豊島屋)
白小豆の蜜漬を雪ノ下の花に、小豆餡の押物を鎌倉石に見立てたこの
お菓子は、姿と同じ様に素朴な小豆とお砂糖とお米それぞれの味がしっ
とりとけあって、ほろほろ優しい味わいです。
写真が下手で上に寄ってしまいましたが、包箱もとても素敵です。
先に飛翔さんが「お稽古日誌7」に下さったコメントのお返事に書き
ましたように、お茶の先生との忘れられない思い出の花ともなりました。
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拝見しました(胸が熱くなりました)
お茶の世界だけではないと思いますが、
人との出会いや思い出は優しさや思いやりの中で
さらに育ち 人の心を温かくしますね。
ん〜感動しました。
記念に雪ノ下のお菓子をお取り寄せします^^
ゆかりのお品、いつか味わってみたいものです。
先の日記のお返事、読ませて戴いて、表千家の門の前に佇まれた時の、
山桜さんの真っ直ぐなお気持ちが、痛いほど伝わってきて、私までつい、
胸がいっぱいになりました。後の先生のお計らいも、心に沁みます。
プロフィールの写真は、掛軸のように季節によって掛け替えたりしますが、
ベースになる「孔雀の飛翔」と5・6月の「雪ノ下」は去年から変わりません。
日記を読ませて頂き、つくづく山桜さんとの有難いご縁を感じています-☆
雪ノ下の葉の天麩羅はときどきいただきます
でもやっぱりお菓子が美味しそう…(やっぱそっちか…)
地図みてみます。
二階堂も好きです。
建長寺の側の第六天さまの御神体が盗まれて大分たちますが
早く戻るといいですね。
昔、お祭で見せてもらいました。
「この間のお菓子美味しかったわ〜!」
「ほら、戴いたお花も元気よ〜」
と他の皆さんの前で仰れば、要らぬ波も立つかもしれず、
そっと花に託して伝えて下さったのだと気付いた時の嬉しさ、
忘れられません。 まるで自分もいにしえの物語の中の人物
になったかのように思えました。
さかもっちゃんさん先生のお稽古のお菓子、お取り寄せなど
美味しいもの楽しいもの色々と目を配られていて、毎回とても
楽しみです♪
門を潜る時は毎回気が引き締まります。 特に入門や許状
の申請書を先生にお願いしたこの日は、いつも柔和で朗らかな
先生が静と居ずまいを正され、
「精進なさいませ」
と仰って下さいました。 他にも色々と言葉を掛けて下さった
のですが、この真っ直ぐなお一言が胸にずんと染みました。
華麗な孔雀と可憐な白い小鳥、どちらも飛翔さんですね!
雪ノ下は鶴岡八幡宮を中心にしたその東西辺りです。
雪ノ下の天婦羅は見た目に比べて、意外と味もクセもない
穏やかなものですよね〜
このお菓子も素朴でいて、後でじんわりと素材の持ち味が
伝わってくるようなものです。 戴いてしまった後で、あ、
あの味、懐かしい…と思うような。
幽黙さんへのお返事にも書いたけれど、鶴岡八幡宮の辺りよ。
二階堂の西かな。 二階堂には美味しいお蕎麦屋さんが…
って、ひらりんはお蕎麦ダメなんだった〜ゴメン!
神仏への畏れ敬い、ご先祖様への感謝の心を失ったら、
日本人はどこへ行ってしまうんだろう…
とてもしっとりしていて静かなよいところです。
そのお菓子のイメージに沿うような、感じ。
昔、立原正秋の小説には必ずそこに住まう人々が現れました。
なんとなく今でも静かな憧れがあります。
来週末には行きます。
豊島屋さんにも寄ろうと思いますが、ハトサブレの割れものを買いたいなーと野望(?)に燃えてます。
暮していた家の庭に雪ノ下がありました。
茗荷や大葉も自生していましたから
摘んで天ぷらにしたりしていましたっけ。
懐かしいなあ。
子供の頃から川の塀にあったの〜薬草?ですよね。
葉は毛がありますよね〜天麩羅にもしました。
怪我でもないし〜やけどかな〜
祖母が貼ってくれたように記憶しています。
血が出た時は違う葉だったけど!貼ってもらいました。
田舎では家の周りには薬草が色々ありました。
花!可愛いですね〜
子供の頃はあるのは知っていましたが・・・
チューリップやバラが目に留まりましたね。
大人になってから興味がでた花です。
お菓子も美味しそうですね〜
小さい頃にそう聞いた記憶が残っているのですが、
私は使ったことがないので・・・
やっぱり、天麩羅でしょうか。
畑の端の暗い方にあるので、つい忘れてしまいますが、使い方をよく調べて活用していきたいと思います。
今、「野草健康法」を開いたら、いろいろな薬効が紹介されていました。
調理法には、天ぷら・油炒め・花の塩漬け・酢味噌あえ・辛子あえ・ごまあえ・・・とありました。
真冬でも、一年中あるので便利に使えそうですね。
和菓子の世界も、何だかとても奥が深そうですね。
「鏑木清方記念美術館」は小町通の喧騒が嘘のような
落ち着ける素敵な空間ですね。 あぁ「清方の美人画」展は
今日まででしたね…来週の「市井の…」もいいなぁ!私も
ふらりと行ってみたいです。
鳩サブレは一口サイズにしてから、噛まずに口の中にふくみ
ジュンと溶け出すのを待つのが好きです♪
小さい頃は湿っぽい日陰に咲く花、ドクダミや雪ノ下、
水引、八手、紫陽花…そんなに好きではなかったけれど、
大人になるにつれ、その良さがしみじみ分かって来ました。
茗荷や蕗なんて蔓延って嫌だとさえ思っていたのに、今の
家ではカラッとしすぎてあまり育たず、なかなか恩恵に
与れません。自家生産の蕗の薹と茗荷に憧れてます。
雪ノ下は雪解け水で出来ているかのように瑞々しい草で、
ドクダミと共に湿布の常備薬ですね。 蚊に刺された時は
ドクダミ、怪我やヤケドは雪ノ下でした。 今はアロエが
人気ですけど、日本の身近な薬草も忘れたくないですよね^^
私も子供の頃はあんまり好きな草ではありませんでした。
花は神秘的な形できれい〜!とは思ったのですが、どこか
怖いイメージが…多分この葉の模様と色合いが毒々しかっ
たのと、赤い細いランナーを出して蔓延っていく様子が妖怪っ
ぽかったんだと思います。(((( ;゚Д゚)))ウワ〜ッとなった記憶、
確かにあります!
やはりN県でも薬草として伝わっていたのですね。
天婦羅にして、もう少し風味があったら嬉しいのに、意外と
淡白なんですよね〜ホント、そこが残念!
雪ノ下は環境が合えば、爆発的な繁殖力ですよね〜☆
でも、簡単に引き抜けてしまい増えても始末に困らないので、
ついつい油断していると、薔薇の栄養を吸い取って、蕗!?
と思う程巨大化することがあります。
私も抜いてばかりいないで、もう少し活用してやらねば!
鎌倉はうっかり入ると、バカ高いお値段のお店が多いので
要注意です。 リサーチしてからお出掛け下さいね^^
国際線の飛行機の中でも和菓子の紹介が流れることが
ありますが、日本の美意識が凝縮された世界に誇れる文化
の一つだと思います。 まるで素晴らしい香炉のようなお菓子
に黒もじを入れると…その切り口に現れるもう一つの美!
そして年月をかけて磨かれた美味しさ、たまりません…