2016年01月08日

高尾山・初詣ハイキング


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   ケーブルカー駅も新春の装いでお出迎え

新年最初の森林インストラクター活動は、冬でも陽光たっぷり高尾山の南向き・稲荷山尾根を登りながら冬越し中の植物などの観察、薬王院(高尾山薬王院有喜寺)の歴史や文化を学びつつ、正月の高尾山の雰囲気を楽しむハイキング企画にアシスト参加。 

集合場所の小公園は日陰で寒さに凍えたが、稲荷山の尾根道はお日さまキラキラ、真っ青な空に伸びる冬木立を仰ぎながら登るにつれ、身も心も温まる。

ふわ毛をまとってぶら下がる藪紫式部の実があちこちで目を引き、『カワイイ!』と人気者に。 艶やかな青葉の中に赤く色づき始めたアオキの実は、ヒヨドリの口にピッタリの大きさ、人里から鳥が運んだか葉の下にぶら下がる万両の赤い実もあちらこちらで見られた。
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アオキ(青木・アオキ科)        マンリョウ(万両・ヤブコウジ科)

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リョウブ(令法・リョウブ科)の冬芽はナポレオンハット  テン?のフン
 
ゴンズイの割れた赤い実と中から顔を出した黒い種は、赤色で目を引きつつ、赤より黒がより熟して美味しそうに見えるという「2色効果」があるらしい。

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カンアオイ(寒葵)      イタビカズラ(イタビ蔓・クワ科イチジク属)

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クロミノウメモドキ(黒実梅擬・クロウメモドキ科) クロモジ(黒文字・クスノキ科)の冬芽・花芽

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ヤブコウジ(藪柑子・ヤブコウジ科)の群生

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キジョラン(鬼女蘭・ガガイモ科)の実鞘から飛び出す綿毛

頂上ではぼんやりながら富士山のシルエットを眺められ、早まって咲いた鶯神楽にも出会えた。 本来の春には、釣鐘上にぶら下がって咲くので何だか、早く咲きすぎて寒さに身を縮めているように見えた。 陽だまりの石碑の影にはこちらも季節を見誤ったクサイチゴの白い花
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ウグイスカグラ(鶯神楽・スイカズラ科)  クサイチゴ(草苺・バラ科)

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マルバノホロシ(丸葉保呂之・ナス科 ホロシ=ヒヨドリジョウゴの古名)

その他に観察できたもの
【実や種】赤い実(深山樒、莢蒾ガマズミ、深山冬苺、蔓竜胆、飯桐、山茱萸、真弓など)、青・黒い実(蛇の髭、姫(非)榊ヒサカキ、など)、その他(定家蔓の種、高野箒・長葉高野箒・柏葉白熊ハグマの比較など)

【冬芽】花筏(ゴムのような感触)、藤木(葉柄内芽)、白木(森の小人)、ガマズミ(王冠)、コバノガマズミ(バンザイ)、紫式部(裸芽)、油瀝青アブラチャン(グーの花芽が上)、檀香梅(花芽タマネギ・柄ナシ)など

【その他】 榊とヒサカキ、柊(葉のとげの有無)、青肌(短枝の発達)、柏・山香コウバシ(茶色の葉が残る)、上(占)溝桜ウワミズザクラ(ブツブツの落枝痕)、樅・榧・犬榧、杉・桧の見分け方など

昼食後、薬王院へ初参りです。

薬王院(高尾山薬王院有喜寺)
成田山新勝寺・金剛山金乗院平間寺(川崎大師)と共に関東三山の一つに数えられる。
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本尊:薬師如来(行基が祀り開山)
飯縄(いづな)大権現(俊源が祀る、以後修験場として繁栄)
(白狐に乗り不動明王他多様な仏が神として権現した姿)

奥の院・裏 浅間社(富士信仰、富士山の遥拝所)
奥の院・不動堂(末広がりの扇垂木・ここでのみ見られる)
飯縄権現堂本社(三殿一体の権現造り・鳥居あり・神仏混淆)

四天王門、浄心門、杉苗の寄進札、蛸杉、猿園前(一両〜万両の鉢植え)と見学し、ケーブルカー駅近くのベンチ広場で振り返り、無事解散。  新年を迎え初のハイキングは、青空と陽光、年初の山歩きに意欲溢れるお客様に恵まれ、初春に相応しい笑顔いっぱい朗らかで賑やかな集まりとなった。 気持の良いスタートを切れて、皆々さまに感謝の一日、ありがとうございました。
posted by 山桜 at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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