2017年01月23日

アトリのアタリ年

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 家人と散歩に出て、陽だまりの広場のベンチから冬景色を眺めていたら、ザザ〜ッと羽音と共にものすごい数の小鳥が舞い降りました。 初めは雀の大群?思いつつ、どうも色合いも様子も違うのでそ〜っとギリギリまで近づき手持ちの携帯で撮影、図鑑で調べて「アトリ」と分かりました。 今年はアトリのアタリ年ということで、その後各地からも沢山の飛来情報が聞こえてきました。

 シベリア方面から最初の渡来地(東北の日本海側など)へ舞い降りる時は、なんと数万羽の大群のこともあるそうです。 そこから各地へ分団となって飛んで行きます。 当地でもざっと100羽程はいたでしょうか、カウンター等も持っておらず、適当な記憶ですみません。

 カスミ網猟が禁止される以前は、ツグミと共に冬の食用鳥として捕獲されていたので、「獦子鳥=猟子鳥」また、枯れ木に大群でとまった様子が花が咲いたようだからか、はたまた桜の花を啄むことからか、「花鶏」とも書いて「アトリ」と読ませています。

 アトリの名は、蘇我稲目の女の第三子が日本書紀では「朧嘴鳥皇子(あとりのみこ)」・古事記「足鳥王(あとりのみこ)」とあるのが初出の表記の記録とのことで、古い時代からの呼び名ですね。 

 大群をなして飛来することから「集鳥(あつとり)」が語源で、漢字は朧月の頃に飛来し、地面に降りて(足で歩いて)良く餌を啄むという意味や音を当て嵌めたものでしょう。 古くは「アットリ」とも呼ばれていたそうですが、今は「アトリ」で統一されています。

 次はいつ飛来するか分かりませんので、今年の内によ〜く観察しておきたいです。
posted by 山桜 at 16:41| Comment(4) | TrackBack(0) | 自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
アトリ・・・・蘇我稲目の女の第三子が日本書紀では「朧嘴鳥皇子(あとりのみこ)」・古事記「足鳥王(あとりのみこ)・・・ですか。いいなあ!!よくご存じですねえ。京都へいらした時、行きたい所は上賀茂神社と聞いて、ちょっと不思議な気がしたものですが、古事記とか風土記とかをよく知ってらしたからなんですね。私がこのあたりにたどり着いたのはやっと最近。惜しいことをしました。どちらかと言うとフランス革命やイタリアの中世の方が好きだったのです。この気の多さが、結局一つのことに集中できないまま、もう、はや、人生が終わるという結果になったようです。ご主人様、あなたご自身、ケロちゃんのご多幸を祈っています。
Posted by 山口ももり at 2017年02月20日 09:31
「アトリ」初めて知りました
Posted by 玉井人ひろた at 2017年02月20日 18:59
◆ももりさんへ

 今日も寒風の中、アトリの群れを見ましたが、
50羽程に減っていました。
カタカナで書けば語源もボケますが、集鳥だと思えば
合点がゆきます。 何より古代からの名前というのが
嬉しくなります。

 今、何故だか「橘」に心が向かっています。
不思議なことに全ての流れが、その方向へ向かっていて、
ももりさんのブログにまで、橘諸兄が登場していて驚きました。
暫く流れに逆らわず、心を傾けて行きたいと思います。
Posted by 山桜 at 2017年02月21日 18:25
◆玉井人ひろたさんへ

 きっと今年は、御地へも飛来しているのでは?と思います。
小鳥の大群を見かけたら、是非、目を凝らしてみてください。

 スズメと同じ位の大きさなので、遠目にはスズメに見えますが、
スズメよりも赤茶色と黒のコントラスト等がハッキリしており、
羽の白い部分が目立ちます。
また羽にツヤがあり、飛んだ時にきらりと光る感じがします。
スズメよりも飛行中の方向転換がシャープなので、
スズメを見慣れた目には違和感があって、目につきます。
この写真のように、地面をつついて餌を探していることも多いです。 
Posted by 山桜 at 2017年02月21日 18:34
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