2017年03月27日

君逝きて花の春

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私が恋焦がれ愛し続けた最愛の人が、「一緒に桜を見に行こうね」の約束も果たせぬまま、16年の病との闘いの末にとうとう浄土へ旅立って逝ってしまいました。

北国生まれの性格からか余り言葉や態度に表さない人で、追っても追っても心の奥底の読めないもどかしさに悩まされましたが、最後の半年程は一日中傍を離れず生活し、すっかり優しく朗らかに良く話す人となり、結婚してもうすぐ30年もの間、一度でいいから言ってくれたら・・・と願っていた言葉もようやくかけてくれるようになって、本当に心から幸せな日々でした。 

2月の末に入院後、少しずつ快方に向かっていたのに、容赦ない病の手が忍び込み急変し、お彼岸の最中に向こうの世界へと渡っていってしまいました。

今はもう、思うままにならないことの多かった身体を抜け出て、元通りの颯爽とした姿で自由に飛び回れていいると思うと、寂しさの中にも救われる思いがいたします。 実に安らかな微笑みをたたえたお顔でのお別れでした。

主人が旅立って数日後の3月22日(水)は朝から雨模様、何日も葬儀の日を待つ主人の枕辺で一人、後から後から湧き出てくる思いを携帯からこのブログのコメント欄に打ちこんでおりました。 そちらにコメントを下さった方々、ありがとうございます。 ずっとお返事も出来ずにいて、すみませんでした。

さきがけの河津桜を愛でし日は花より先に旅立つを知らず
    Posted by 山桜 at 2017年03月22日 14:02

ちちははの手をとり歩む幼子に遠き幸せ偲びて祈る
    Posted by 山桜 at 2017年03月22日 14:17

枕辺の桃花一つほころびて君の笑ふる気配ぞ嬉し
    Posted by 山桜 at 2017年03月22日 14:22

亀のごと歩む一歩の意志つよく治るものと信じたものを
    Posted by 山桜 at 2017年03月22日 14:29

久方の家に戻れば何一つ変わらぬままに君はもどらず
    Posted by 山桜 at 2017年03月22日 14:34

突然に半身をもがれし我が心むすめの愛の雫が満たす
    Posted by 山桜 at 2017年03月22日 14:40

父亡くし母くずれるを健気にも支える亜子に君の面影
    Posted by 山桜 at 2017年03月22日 14:43

白絹の下で変わらぬ微笑みに夢なら醒めよと幾度呼び掛け
    Posted by 山桜 at 2017年03月22日 14:52


今日もまた、朝から優しい雨が降り、何か歌えと囁かれているようです。 ああ、少し、薄日が差して参りました。

君去りし庭の花々次々とここにいるよと吾(あ)を呼び笑ふ 山桜

これからも、いつもいつも一緒に生きていくよと言ってくれているようです。 いつか私を迎えに来てくれる日その時まで。 合掌


花より君の心を読み取れればと願いつつ・・・
雪割草の花言葉:
「あなたを信じます」「信頼」「期待」「和解」「自信」「優雅」「内緒」「はにかみや」「悲痛」「少年時代の希望」

すももの花言葉: 
「誠意」「誠実」「幸福な日々」「甘い生活」「誤解」「困難」

posted by 山桜 at 18:06| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なああんと・・・・言葉もありません。大きな花の香りがつらかった夜を思い出しました。ケロちゃん・・・やっぱり若い人って本当にしっかりしていてたくましく、この際、頼ってくださいませ。
Posted by 山口ももり at 2017年03月29日 11:48
◆ももりさん

 ももりさんが、寄せられた花の香りも辛いと仰っていたこと、よく覚えています。 どんな言葉も品物も、ももりさんの余りにも深い哀しみを癒すこと等できないのだと、私はその時思い込んでしまいました。

 でも今回、我が身にこのようなことが起きて、皆さまが寄せて下さる言葉や思いにどれだけ心が救われるかを知りました。

 これからは、少しでも助けになるのなら、何も躊躇せず思いを伝えて行きたいと思っております。 「人は深い哀しみにあって初めて人の深い哀しみを知る」というのは本当ですね。

 ケロは主人に顔も心の持ちようも良く似ているようです。 まさに忘れ形見、幸せな人生を歩んで行ってほしいです。
Posted by 山桜 at 2017年03月29日 20:09
なにかうまい言葉をいうような力量は私にはありませんので、ただ文章を読むだけにしておきます
Posted by 玉井人ひろた at 2017年03月30日 17:38
◆玉井人ひろたさんへ

 こうして拙ブログにいらして泣き言を読んで下さり、コメントまで寄せて戴き、ありがとうございます。 そのお優しさが胸に沁みます。 合掌
Posted by 山桜 at 2017年03月30日 19:33
落ち着いたら旅に出ませんか?
久々の奈良・大和路もいいかもしれませんよ。
Posted by 酒徒善人 at 2017年03月31日 19:07
◆酒徒善人さんへ

 ありがとうございます。
いつか落ち着くことが出来たなら、心の中に主人を
感じながらのんびりと大和路も歩いてみたいです。 
Posted by 山桜 at 2017年03月31日 21:13
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