2017年03月30日

一緒に見た桜と花芽の今

2月20日、明日は都心の病院までPETを撮りに行かねばならないので、17日から始めた体試しの散歩に出ました。 冬枯れだった森の木々の芽が膨らみ、ほんのり緑色に染まって来たようで、
「もう春の気配だね」
と、ゆっくりの歩みを留めては休み、気持ちよさそうに外の空気を味わっていました。
「今年は雨が少ないから桜の花は小さ目かなぁ」
そんなことを話しながら歩いていたら、早咲きの河津桜の咲き始めをみつけました。
「河津桜は寒緋桜の血を引いているから、赤味が強いんだよ」
などという私の話などは、いつも通り
「ふ〜ん」
でしたが、その隣の木の花芽を見て珍しく、

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「これは何?」
森林インストラクター等と言いながら、恥ずかしいことにその時、私は即答できず、
「あれ、ナンダロウ? キブシでもないし、先の芽に残っている芽鱗の形はリョウブのナポレオンハット(下の写真参照)に似ているけど幹の模様や他の様子は全然違うし・・・」
と、うろたえるばかり。 
「ああ、情けないなぁ これから毎日見に来て、何の木か突き止めるからね!」
けれども、その一緒の散歩が、あと僅か2日で終わろうとは・・・。

この日、病院に明日のPETキャンセルの電話をしました。 
この時、必要なことしか告げない主人の手から電話を奪い取り、主治医にもっと主人の病状の辛さを訴えていたら助かっていたのではないか・・・と幾度思い返しても、もう時は逆戻りできません。 ああ、本当にドラえもんがいてくれたら、どんなにいいかと。

3月30日、諸手続きの間にぽっかりと空いた1日、陽気に誘われ右手を他の人には見えない彼の腕に預けながら散歩に出ました。 あの日あの時、あのベンチに一緒に座ってアトリを眺めて・・・等と思うと、胸が押しつぶされそうになりますが、『そうだ、あの花芽はどうなっているかな?』の謎解きの好奇心の力で前に進むと、ぼうっと黄色の光に包まれて咲いていたのは、春に先駆け主人の故郷の北国の言葉で『まんず咲ぐ』が語源の「マンサク」の花でした。 

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黄色の細長いひらひらの花びらが実り豊かな稲穂のようで、「豊年満作」にも結び付いたのかもしれません。

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左:一つの花は、黄色で細長い4枚の花弁、赤い4裂萼片、雌蕊1本、雄蕊4本から成る
右:未だリョウブのナポレオンハットに似たお帽子(芽鱗)をかぶった芽

花言葉:「霊感」「ひらめき」「神秘の力」「幸福の再来」 

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カワヅザクラは、すっかり葉桜かと思いきや、まだ葉陰にお花が残り、その横では小さなさくらんぼが育っていました。 私がぐずぐず情けなく踏み留まっていても、季節は確実に移ろっていくのですね。

posted by 山桜 at 18:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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