2017年04月06日

BOB DYLANと共に

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片付け中に目に留まったBOB DYLANのパンフレットを手に取ると、中に封筒に入ったSS席のチケットが2枚、大切そうに挟まれていた。 初めて見て、こんなに高いチケットだったことに驚き、それを2枚予約して私を連れて行ってくれた気持ちが嬉しくて、また心の底からこみ上げる気持ちが止まらない。 一足早い結婚30周年のお祝いの気持だったのかもしれない。

去年の4月6日、まだ少し肌寒さを感じるも気持ちのよい春の宵、二人で出掛けたBob Dylanのコンサート。 それは開演前、本当に久しぶりの二人だけの夜の外出に舞い上がっていた私の記憶は余り定かでないけれど、2人きりでちょっとおしゃれしてイタリアン・レストランでワインも飲んで・・・のデートらしいデートの最後となってしまった・・・。

彼は相変わらずさりげなくお洒落でカッコよかった。 私はどんな格好で出掛けたか記憶がない。 釣り合う程に少しキレイ目にして出かけた気がするけれど、彼の目にはどんな風に映っていただろう。 連れて歩いて自慢できるような女性でありたかったのに、こんな私でごめんなさい。 

ディランは「風」のように、変幻自在で同じところに留まらない。 古き良き時代を懐かしみ、当時の演奏を期待しても叶えてはくれない。 今、自分がやりたいことを好きなように自由やってみせる。 長年のファンが聞いても、一瞬なんの曲か分からないくらいのアレンジで、今の気分で歌ってみせる。 極め付けにシャンソン「枯葉」を歌い出した時は、「えっ、まさか?」と思ったけれど、今はこういう曲を歌いたくて、歌ってしまうディランなのだった。

そんなことやディランの相変わらずのセンスの服装だとか、水ばっかり飲んでるなぁとか、腰が痛そうだなぁとか、こんなに近くで表情まで見えてすごいわぁとか、私の興味はそんなでSS席が勿体ないようだけれど、「最高だ! すごい演奏だ!」と夢中になって嬉しそうな彼の隣で一緒にディランを聞いているのは、夢のような幸せだった。 笑顔が何より素敵な人だったから。

Bob, Thank you so much for giving us a lot of memories with you.
He has been your very big fan from his school days, and forever.

     *          *          *

一貫した姿勢を貫き通すとかこだわりを崩さないとか、そんな偶像化や神格化したい向きの期待とは異なって、自分の気持ちに素直で他の誰がどう思うかなど、ディランには関係ないことなのだろう。 私には、ノーベル賞に纏わる一連の行動も、そんなディランの心持が感じられるように思える。

ディランの日本公演には必ず駆け付け、ディラン関係のものはひとつ残らず揃えているようなこのコレクションに浸れば、私の中の彼は一層生き生きといてくれるだろう。
posted by 山桜 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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