2017年04月17日

ニオイタチツボスミレ 見つけた!

高尾山では、私は未だみつけたことのない「ニオイタチツボスミレ」を、昨日のガイドウォークの帰り道で見つけてビックリ!! 主人は目のいい(遠くは見える)人だったので、やはり二人力で能力アップしたのか強い味方になってくれているようだ。

ニオイタチツボスミレは、図鑑の写真でしか見たことが無かったので、恥ずかしながら単に色が濃い目のタチツボスミレの一種くらいにしか思っていなかったが、実際に観察してみると異なっている部分が多い。 また「匂い」は、微かに感じる程。 もっと群生するようになれば香って来るのだろうか。 踏みつけないように大事に見守っていきたい。

ニオイタチツボスミレ(匂立坪菫)
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・花弁はやや濃青紫色で中心が白く抜けて目立つ。
・花弁は5弁とも円みがある。 側弁基部無毛。
・ほのかな香りがする。
・花柄にビロード上の毛がある。 小包葉はない。
・距は太めで跳ね上がる。
・根生葉はハート形。 茎葉は長めの三角形も混じる

タチツボスミレ(立坪菫)
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・花弁は淡青紫色でヘラ状。
・花柄は無毛。 
・花柄上部に小包葉あり。
・距は花色とほぼ同じで細め。
・葉はハート形で櫛状の托葉が顕著な特徴
・地下茎も地上茎もあり、しばしば大群落をつくる

珍しいものは遠くまで行かないと見られないと思っていたけれど、考えてみればこの辺りは十分に山の中なのだった。 正に「看脚下」、自分のフィールドをもっとよく観察しようと改めて思う。
posted by 山桜 at 11:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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