2017年04月08日

ほら、カイドウ!

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 北国の春は「三春」とも言われ、梅・桜・桃の花がみんな同じ頃に一度に咲く。 出会った頃の主人は、それでその三つの花の区別が出来ないと言う。 それから毎年根気強く、花の付き方や特徴を教えて段々と区別が出来るようになると自慢げに、
「春一番先に咲いて良い匂いの、これは梅だろ」
「あれは柄が長いし、さくらんぼがなる桜」
「これは桃色の花だから桃だな」
「りんごの花は分かるんだけど、あれは何?」
「桜みたいに花の柄は長いけど、りんごに似てるけど色が濃いし・・・」
「なんか綺麗だな・・・これいいじゃない。 家にある?」

 それは「カイドウ(海棠)」の花でした。 どこか好みにあったのか、他と違って分かり易かったのか、それとも名前の響きが気に入ったのか、それから海棠は主人のお気に入り=絶対に名前の分かる花となり、毎年得意げに、
「カイドウ!!」
と指さして笑い、教えてくれたものだった。
 
「何年前だったかな、あなたを見舞った病院の帰り道、私を元気づけようとしてケロが買ってくれたのよ。 家にあるって、知ってた? 今年も咲いたの、『あ、カイドウ!』ってみつけてね。」
タグ:カイドウ
posted by 山桜 at 16:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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