2017年05月15日

淀川河川敷探訪

 ケロの部屋から見える川は何だろう?と地図を見たら淀川らしい。 折角大阪に来たのだからと、先ずは淀川べりの自然観察に、関西のしかも河原の植生はきっと見慣れない植物がみられるのではないかと期待に胸を膨らませて繰り出しました。

 散歩やジョギングしている人のいる堤防の向こうがきっと淀川なのに、目の前の道路を渡れる場所が無くて延々と歩き続け、やっと橋の袂の交差点を渡って河川敷に降りられる階段をみつけました。 直ぐに目に入ったのは何やら黄色い花の群れ、近づいてみると菜の花ではなくて、見慣れない花…これは一体何でしょう?
(未だ名前の分からず調べていないものが何点かあります)

【セイヨウヒキヨモギ(西洋引蓬)】 ハマウツボ科(旧ゴマノハグサ科)
 西ヨーロッパ原産 半寄生植物 腺毛が密集し粘る 
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そしてビックリしたのは、関東では寺社等に植えられているのを見るくらいの栴檀がそこらじゅうにはえていること。 沢山の実をつけますから河原ならそれは増えますよね。 「夏は来ぬ」の中に出てくる

🎶 楝(おうち)散る 川辺の宿の
  門(かど)遠く 水鶏(くいな)声して
  夕月涼しき 夏は来ぬ

の「おうち」が栴檀のことなのですが、子供の頃には全く見たことが無くピンときませんでした。 関西では、これだけ身近に普通に生えていると知り、初夏の代表として歌に出ているのも納得でした。

【センダン(栴檀)】センダン科
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【ハマクマツヅラ(浜熊葛)?】クマツヅラ科クマツヅラ属 北米原産 茎に4つの稜有り
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ヤナギハナガサかアレチハナガサかと思いましたが、どうやら帰化植物のハマクマツヅラのように思えます。 ご存知の方がいらしたら、是非ご教示お願いします。

【テリハノイバラ(照葉野茨)】バラ科 別名:這い野茨
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何処か川の見える所に出られないかな? と降りていくと浅瀬で白鷺(遠くて何鷺か分からず)が魚を狙っていました。 浅瀬に描かれるさざ波の文様が美しくて暫し見惚れておりました。

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海が近いのでしょう。 川からの風には何となく磯の匂いが混じっています。

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【シロバナマンテマ】 ナデシコ科
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花の色は個体差なのかと思っていたら、「咲き始めはピンクがかっていて段々と白く抜けていく」という記述がありました。 残念ながら再訪しなかったので確かめることは出来ず、残念です。
 
【マメカミツレ】キク科 オーストラリア原産 カミツレ=カモミール
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【クサフジ(草藤)】マメ科
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淀川では分布が限られるとの記載があり、この辺りでは結構珍しいようなのですが、辺り一面に咲いていてちょっとゴージャスな雰囲気ですらありました。

【ネズミムギ】イネ科 イタリアン・ライグラス
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後から聞いた話では、鉄橋より向こうの河川敷公園はバーベキューが盛んな地域だそうですが、その下流地域は余り整備されていない原野のような河原が広がっていて、俄然探検心が湧き上がって来ました。 下の最初の写真のように地面がしっかりとしている林の中にはお住まいになっている方がいて、そっと踵を返して戻って来ました。 湿地のような明るい河原の方へ入っていくと、忽ち背丈を超える草木に囲まれちょっと不安に…

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開けた水辺に出ると、鳥見の方が三脚にカメラを構えていらっしゃったので、そぉ〜っと
「何が見られますか?」
と伺うと、
「待っているのはオオバンですが、今鳴いているのはケリですよ」

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そして、
「こんな所まで入って来ては危ない、早く道に戻った方がいいですよ。 野犬なんかもいるから。」 
「それに今は干潮だけど、満ち潮になればここも水が来るから」
と伺い、流石に野犬には会いたくないなと急ぎ足で元の道に戻ってまた道端の草などを見ていると、さっきの方が迷っていないかと心配されたのか自転車で追いかけて来てくれて、ちゃんと道に戻れたのを見届けて、
「気い付けて、大阪を楽しんでください」
と、帰って行かれました。 第一大阪の人、優しい方でした。 

【ヒメコバンソウ(姫小判草)】イネ科
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【コバンソウ(小判草)】イネ科     【ヤワラスゲ】カヤツリグサ科
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【   ?   】キク科?      【ツルマンネングサ】ベンケイソウ科
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【ノイバラ(野茨)】バラ科 上の照葉野茨と比べると葉に艶がない
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【キキョウソウ(桔梗草)】キキョウ科 北アメリカ原産
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堤防の上をキキョウソウを撮りながら進むと鉄橋にぶつかり、俄か撮り鉄に挑戦しましたがなかなか難しい・・・ 顔のすぐそばを電車が轟音を挙げて通り抜けて行き、すごい迫力でした。
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その鉄橋の下を潜り抜けて・・・

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広い芝生公園と運動場のあるエリアに出ると、足元の芝生の中に青い星型の花が点々と見えました。

【ヒナギキョウ(雛桔梗)】キキョウ科 関東以西
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日が陰って来て花が閉じかけてしまいましたが、開いている時はキキョウソウに良く似ていて、同じ植物かと思った程ですが、よく見れば、花の付き方が全く違っていて、キキョウソウが茎に段々になって花が付くのに対し、雛ギキョウは茎の先に一つだけ花を付けます。 刮ハもキキョウに良く似ています。 葉はスミレのように地際に生えていて芝生の中ではちょっと見づらいです。 

 汗ばむほどの陽気だったのが日が陰ると急に肌寒くなって来て、知らない土地で暗くなってはマズイことになると、今日の河川敷散策はこれで打ち切り、さて、無事にケロの部屋へ帰れるか・・・


posted by 山桜 at 00:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
遥々来てくれてありがとう!
随分色々な植物が生えているんだね、びっくり。
好奇心は良いけれど、怪我等ないよう気を付けてね。
Posted by ケロ at 2017年05月27日 15:34
◆ケロへ

 遥々〜という程遠くなかったし、また行くから
よろしくね〜^^♪ 美味しいお店も探しておいてね。

 動物的勘は未だあると思うので、危ない人や場所は
ちゃんと避けて行動したよ。 怪我は…いい加減、すぐ
余所見する癖をなくさないといけないね。

 今は頼りになる守護神がいてくれるから前より安心かも。
Posted by 山桜 at 2017年05月27日 19:20
ケロちゃん、こんにちわ。又お会いしましょうね。お母さん、猛然と好奇心がわいてきたようですね。もう寂しさはclearできそう。でも・・・又それはそれなりに心配でもありますね。おばさんの勇猛果敢なのはケッコウ・・・は・は・は・・・いろいろありますから。
Posted by 山口ももり at 2017年06月01日 09:20
ももりさん
先日は楽しい時間と美味しいご飯をありがとうございました!また、お会いできるのを楽しみにしております。
Posted by ケロ at 2017年06月10日 23:29
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