2017年06月03日

渋谷区ふれあい植物センター

 学校の土曜講座の下見で「渋谷区ふれあいセンター」に行ってきました。 ゴミの焼却炉で出る熱を利用しがプールや温泉施設はよくありますが、こちらではそれを温室の運営に利用しています。 熱帯雨林の動植物には興味があっても、高温多湿で虫やら何やらがいっぱいいるイメージの現地にはなかなか行く勇気が出ませんが、日本に居ながら観察できる環境は有難いです。

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【アフリカナガバノモウセンゴケ】モウセンゴケ科
(在来種ナガバノモウセンゴケは亜高山の湿地に生える絶滅危惧種)
【アシナガムシトリスミレ?】タヌキモ科 
(在来種ムシトリスミレは亜高山〜高山の湿った草地や岸壁に生える)

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【ウツボカズラ】ウツボカズラ科
「ウツボカズラ」は多数の種の代表名で、高温多湿を好む、高温乾燥を好む、冷涼多湿を好む など生えている場所により性質の異なる多数の種がある。 日本で栽培されているものは、冬越しが容易な冷涼多湿を好むグループの中の、ヒョウタンウツボカズラ(ネペンテス・アラータ)等が多い。

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【リュウケツジュ(竜血樹)】
 キジカクシ科スズラン亜科(旧リュウゼツラン科)ドラセナ属
 真っ赤な樹脂は薬(止血・鎮痛)染料として利用され「赤い金」と重用
 「竜血樹」も多くの種の代表名として使われる。
【アンスリウム・キュバンセ】サトイモ科
 水芭蕉やカラーやコンニャク等の仲間ですが、特徴的な仏炎苞がありません。

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【メディニア・マグニフィカ】ノボタン科 フィリピン原産
 和名:大葉宿(オオバヤドリ)野牡丹
【テイキンザクラ】トウダイグサ科 西インド諸島原産
 
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【ハオルシ(チ)ア・オブツーサ】
 ユリ科の多肉植物 南アフリカ・東ケープ州原産 近年人気爆発の多肉植物の仲間で、貴重種は高額で取引され、盗難事件まで起きています。 オブツーサは葉先の透明部分(窓と呼ばれる)がキラキラ輝き、ぷくぷくした容姿と相まって人気もの。 原産地では砂から出た葉先から光をとり込んでいるといるとのこと。
【三尺バナナ】バショウ科

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【セイロンベンケイ】ベンケイソウ科カランコエ属
 別名:ハカラメ(葉から芽)、マザーリーフ、ミラクルリーフ など
 ベンケイソウの仲間は、乾燥に強く日本でも「ミセバヤ」等と呼ばれ古くから栽培されています。 葉っぱ一枚落ちただけでもそこから芽吹いて育つほど強い性質ですが、このマザーリーフ(ハカラメ)は、より母性が強いのか母体となる大きな葉から直接小さな子供達が芽生え根も伸ばします。

 私が幼稚園の頃に父はインドネシアに赴任しており、現地の食べ物でお腹を壊すのが嫌で最初の頃はフルーツばかり食べていた為、帰国してからも現在に至るまで大の南国フルーツファンです。 
 「果物の王様はドリアン、女王様はマンゴスチン」
と言って、その頃未だ珍しかった、パパイヤ、マンゴー、マンゴスチン、パイナップル等を時折懐かしがって買って来てくれ、また井の頭公園の温室でそれらがなっている所を見せて説明してくれもしました。 流石にドリアンだけは、美味しいけれど物凄く酷いあの臭いがするという話だけでしたけど・・・。 今、日本で売ってるドリアンは匂いませんね。 未熟なのか、それとも品種改良が進んだのでしょうか?
 
 スカルノ大統領(今はデビ夫人の方が有名ですね)へのクーデターが勃発した時で、こめかみにライフルの銃口を当てられた時は、これで終わりだと思ったそうですが、一度そういう目にあうと長生きするもので、今も実家に行けば、メイドさん?に教わったと言うパイナップルのトゲトゲを綺麗に螺旋に取り除き丸く(缶詰状態)切り分ける技を、主にケロの喜ぶ顔を見る為にサービスしてくれます。 
posted by 山桜 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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