そのまさかの、ギンリョウソウでした! もうここに住んで20年以上経ちますがみつけたのは初めてです。 今年は、哀しいことも嬉しいことも、初めてのことがなんて多い年でしょう。
【ギンリョウソウ(銀龍草)】
ツツジ科シャクジョウソウ亜科(旧イチヤクソウ科)


未だ、頭を出したばかりなので、あの神秘的な青い瞳はわずかにしか覗けませんでした。 どういう訳か、キノコ類(ギンリョウソウはキノコでは無く半寄生植物です)を見れば蹴飛ばして歩く輩がいるので心配ですが、無事に育ったらさぞ見事でしょう。 観察に通う楽しみが増えました。
ギンリョウソウは葉緑素を持たず、ベニタケ属の菌類とモノトロポイド菌根を形成し、そこから栄養を得て生活しています。(ベニタケ属菌類に寄生ーベニタケ属菌類と共生する樹木が光合成により作り出す有機物を菌経由で得る)
もっと育てば更に神秘的な姿を見せてくれるのですが、今年は雨が少なくて低温が続いてしまい、この群落は、残念なことに成長しないまま茶色く変色してしまいました。