2017年07月20日

父転ぶ

 大岳山のからの下山中、普段なら歩き途中でメールなど見ないのだが、受信音に胸騒ぎがして確認すると母からで、散歩に出た父が自宅すぐ横で転倒し大腿骨を骨折、救急車で運ばれ明日手術を受けると言う。 一瞬動揺したが、既に安全な病院に運ばれて頭も打っておらず意識もはっきりしているとのことで、焦っても仕方ない、予定通りの下見を続けて帰宅。 情報を得て、翌日の手術の時間前に病院へ行き、父に会うことが出来た。 病院への無料のシャトルバスが丁度ない時間帯で、地図を見ながら歩くと20分程だった。

 普段から毎日一時間は歩き、健康オタクを自認するほど食生活から運動まで健康管理に努めている父であるが、近道をしようとして段差を超えられず足を引っ掛けて転倒したようだ。 平地を歩いているだけだと、どうしても腿が思うように上がらなくなる。 良く歩いている人でも、躓き転倒は要注意だ。

 父が私に、
「お前に頼みたいことがある」
等と言うので、すわ遺言?何事か?と思いきや、
「お母さん一人だけになると野菜を食べないから、きちんと食べるようにしてね」
だって・・・。 こんな状況でも母の食生活を心配しているなんて、泣けてくる。

 傍に居た母に、
 「幸せだね、羨ましいよ」と言うと、
 「そうやっていい人ぶって、ズルいんだから」

 亡き主人とは違い、煩いくらいに母に声を掛け構う父なので、母にはこの幸せが分からないようだ。 無ければ無いで欲しくなり、有れば有ったでうっとおしい。 無い物ねだりは人の常なのだろう。



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ラベル:骨折
posted by 山桜 at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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