
まるでピンポン玉のような蕾からは、アジサイの花が想像できませんが・・・


その玉が弾けると、中から上品な薄紫色の両性花の蕾と白い装飾花が現れ、ハッとします。



小さな固まりの花序が幾つもふわりと解けて広がっていき、やがて両性花の蕾が開くと細いしべがぽわぽわと伸び出して、まるで線香花火のようです。

広がりきってしまうと、普通のガクアジサイと同じようになってしまい、写真を撮る意欲が失せるのか、探してもあまり美しい姿が無くて申し訳ないです。 また、ファイルから良いものが見つかったら、こっそり差し替えますね。

装飾花は3〜5弁、アジサイの仲間の同定にこの数は参考になります。 それについては、また追々。
【タマアジサイ/玉紫陽花】アジサイ科(前ユキノシタ科)アジサイ属
花期はアジサイの仲間の中で一番遅く、8~9月。
(今年は未だ蕾もみられ、一段と花期が長いようです。)
淡紫色の多数の小さな両性花の周りに、萼片が花弁状に変化した白い装飾花を付ける。
装飾花は両性花が熟すとともに下を向いて垂れ下がる。
山地の沢沿いなど半日陰の湿った場所に生える。
葉は長楕円形で先が尖るので、かなり細長い印象のものが多い。
葉は両面多毛でざらつく。

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花季も夏から秋にかけてですので、本来の紫陽花のイメージとは少し離れますが、名残を楽しむ”よひら”として、また別の風情がありますね。
お恥ずかし乍、初めて知りました。色々と教えて頂き有難うございます。
先ほど、「梶の葉」の日記にお邪魔し、茗荷がどこにアップされているのか分からずマゴマゴして居る内に母からの電話で長話…そのままになってしまい申し訳ありません(。。;)
玉紫陽花は、確か中部地方までの分布だったと思うので、ご存じなくて当然です。 私も西日本の植物は見たことも聞いたこともないものがいっぱいです。 こうして離れていても、お互いの地方の情報が交換できる世の中、素晴らしいですよね♪
私は初めて見ました(笑)
紀州には分布していないので、ご覧になったことはないのではと思いますが、若し咲いていても、つぼみの時の姿を知らないと、ただのガクアジサイだと思って通り過ぎてしまいがちです。
私は熊野古道でヒカゲノカズラを初めて見て感動しました。 淀川沿いにセンダンとアキニレの木が多いのにも驚きました。